第四十話『女の子と言う生き物』が始まるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
040【女の子と言う生き物】
……無理。
……もぉ限界だ。
大体にして、こんなもん、一体、どうすりゃ良いんだよ?
これは余りにも、当初の目的とは予定が違い過ぎるってもんだ。
そぉ……こんな事に成る前は、俺には俺なりに予定ってもんがあった。
その予定通りに行けば、こんな有り得ない様な状況に陥る筈ではなかった。
事の始まりである当初は、奈緒さんと『2人』で、海に行くだけの予定だった。
残りの4日間を、2人で有意義で楽しい時間を過ごす為だけの計画でしかなかった。
なのに……水着を買いに横浜行った彼女を迎えに約束の場所である横浜相鉄口に行ったら、何故か奈緒さんに誘われて、素直と、ステラが、その場に姿を現した。
此処の時点からして、当初の目的は破綻してしまったんだが。
奈緒さんが『バンドの仲間とも最後の時間を過ごしたいんだな』っと俺は解釈して、この2人を受け入れ、この『4人』で海に行く事に相成った。
……っで、4人を乗せた車で相鉄口を発進した俺達は、高速を使い、次の目的地である『湘南の浜辺』に直ぐに到着。
到着後、直ぐ様、俺はエッサホッサとパラソルを浜辺に運び。
水着に着替えてる奈緒さん、素直、ステラの3人娘を、ドキドキしながら浜辺で待ち構えていた。
だが、此処で、またイレギュラーな事が起こる。
絶対に出逢う筈の無い椿さんと、何故か、此処で出逢う羽目に成った。
しかも、彼女に話を聞いたところ。
『彼女は無謀にも、ナンパの有名スポットである湘南海岸に1人でやって来た』と言うじゃありませんか。
コレは、普通に考えても、危険極まりない。
だって『体は大人、思考は子供』の椿さんを、狼達が行きかう、こんな危険なエリアに1人放って置く訳にもいかないからな。
故に、嶋田さんが来るまで、俺が彼女を保護する事にした。
此処で人数が『5人』となった。
『少し人数が多くなってきたな』とか思いながらも、椿さんの参入を切欠に、俺は荷物番を立候補して、女子達に海で遊ぶ事を提案。
これを受け入れて、彼女達は海で遊び始める。
此処で、少し、ゆったりする時間が出来て、テント内で、俺はボケ~~~ッとしていたんだが。
そこに……塚本美樹さん率いる4人組が登場。
聞けば、彼女達は退屈を持て余し、暇潰しの為に海に遊びに来たと言う。
まぁそんな感じで、なんとなく彼女達と話をしていたんだが……此処で遊び疲れたのか、満が悪い事にステラが帰還してくる。
そんな帰還したステラが、イキナリ余計な事を長谷川元香さんに言い放ち。
此処で必要の無い1悶着が起こるが……これは、なんとか事無きを得て和解。
女の子同士で話が弾み始めて、結局、美樹さん達4人娘とも合流する事を余儀なくされる。
……っでだ、既に、この時点でも人数は、男女比率が明らかにおかしいまま『9人』まで一気に膨れ上がる。
でも俺は、なんとなく、その場の雰囲気が和み始めていたので、彼女達の親交を深める為に飲み物を買って来る事を提案した。
すると、彼女達も喉が渇いていたのか、コレを即了承。
俺は急ぎ、海の家に飲み物を買いに走る。
だが、そこでも意外な人物と再会する事に成る。
清水咲さんだ。
本来なら彼女とは、此処で逢う筈はなかったんだが。
運が悪い事に彼女は、30過ぎのしつこいオッサンにナンパされており。
かなり困り果てている様だったので、お節介だとは思ったが、そのチャラいナンパ男から咲さんを救出。
これにより、彼女が『10人』の人間になる訳だ。
……っで、もぉこれ以上、人の数が増える事は有り得ないと思いながらも。
その場で少し咲さんと話し込んでいたら、話している内に、世にも恐ろしい事実が判明する。
咲さんは、なんと……アホの樫田と一緒に居る事が判明したんだよ。
それを聞いた俺は、慌てて、その場から逃げ様としたんだが。
タイミング悪くアホの樫田が現れて、その場で俺は確保されてしまう。
それでも必至に逃げ様とすると、奴は……ヤクザの組長の息子である俺を『一緒に遊ばなかったら、奈緒さんに、俺の恥ずかしい秘密をバラす』と『脅迫』紛いの行為をしてきやがった。
俺は、この時点で『樫田の死』を強く望んだが、それは叶えられる事は無く。
アホの樫田を『11人目』として迎えるしか選択肢は残されて無かった。
・・・・・・
だから要は、もぉ無理なんッスわ。
だってよぉ、明らかに、こんな男女の比率はおかしいだろ。
女10人、男1人……こんなもん俺に、一体、どうしろって言うんだよ?
エジプトの王様でも、こんな美人集団連れてないぞ!!
『どこの性質の悪いエロゲーメーカーが作ったシナリオだよ……責任者呼べ!!』って、言いたい所なんだが、実際は、俺だって『悪い』とは思ってる訳だ。
結局のところ、出来もしない事を神様に願って、ツマラナイ『優越感に浸たろうとした』調子に乗った俺が一番悪いんだからな。
これだけは紛れもない事実だろう。
けどよぉ……幾らなんでも、コリャねぇんじゃねぇか?
明らかに無茶し過ぎだぞ神様。
まぁ……こうやって、いつまでも文句をタラタラ言ってても仕方が無いから、取り敢えず、咲さんと、アホの樫田をテントに連れて行こう。
それしかもぉ、方法は残されてない訳だしな……(;´д`)トホホ
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>
男女比1:10。
倉津君が浜辺で美女を侍らせて優越感に浸りたいなどと思ってしまったので、起こった現象なのですが。
何度見ても笑ってしまいますね( ´,_ゝ`)プッ
まぁそうは言っても、登場人物の都合上、これ以上は女子が増える事は無いので安心して下さい。
ですが倉津君は、この状況を一体どうするつもりなんでしょうね?
そこは次回のお楽しみと言う事で……
また良かったら遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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