第一章・第二十七話【心身の助け人】が始まるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
027【心身の助け人】
『いたい!!イタイ!!痛い!!……痛すぎるぅ~~~!!なんだよこりゃあ?肉体的虐めか!!』
ハイ、どぉもぉ~~!!
『このTrance・Chenge編』に入ってからと言うもの。
毎回毎回、回を重ねる事に、男として大切ななにかをドンドン失くしていってる。
間抜けな、おぃちゃんですよぉ~。
さてさて今回のお話は。
そんなオィちゃんが一番始って欲しくなかった物が始っちゃうお話なんですよ。
前回も『コスプレライブ』させられたり。
年始を『コスプレ』のまま迎えさせられたり。
奈緒さんには『コスプレ衣装』からオッパイ放り出されて揉まれたり。
っと言った様な、大概、散々な目に遭ったんだけどな。
今回のおぃちゃんも、相当、酷い目に遭ってるんでゲスよ。
もぉ、泣きたくなる様な話なんですぜ。
えぇ~~~……因みに、今日はですな。
あのコミケ&ライブから、5日間経った1998年1月の5日。
天気は、比較的、晴れ。
冬だと言うのに、少し暖かい感じのする日中を1人で迎えておる訳なんですがね。
また例によって、今まででもNo1なぐらいトンデモナイ事が起こってるんでヤスよねぇ~~。
もぉな、このなんとも言い難い苦痛から開放されないなら、いっその事、殺してくれって感じなんですよ。
……ってな訳でッスな。
まずは、今日1月5日までに至るまでの色々な出来事を、ダイジェストでお送りしたいと思いヤス。
んじゃま、精々笑いたければ、笑って下さいな。
でわでわ、気を取り直して『倉津眞子の不幸な4日間』を、どうぞ♪
始り始まり~~~!!
もぉ、好きにして……
***
―――1998年1月1日(元旦)
俺は、昨晩の除夜の鐘を聞いた『格好』のまま。
可愛い誰かさんに、一晩中飽きるまで酷い事オッパイを揉み解され。
不覚にも精魂尽き果ててしまい、そのまま深い眠りについてしまった。
故に俺は、新しい年を清々しい気持ちで朝を迎える事無く。
間抜けにも『不知火さんのコスプレ』をしたままの状態で、眼を覚ます羽目になった。
最悪だよ。
ホンで当然、新年早々、オッパイを放り出したままの、あまりにも酷く情けない自分の姿に、朝一からドップリどん底まで凹む。
だが、これは、ある意味、俺の人生に於ける『定番』
漫画みたいな人生を送っている俺としては、イチイチこの程度の事を深く気にしてたのでは身が持たない。
故に、心の中では心底情けなくなりながらも、オッパイを衣装の中に直し、此処でまずは気持ちにリセットをかける。
人間は強く生きなきゃいけねぇからな。
……っとは言え、今日は元旦。
流石に悪い事ばかりが続く訳じゃなく!!
そんな心のリセットをかけなきゃやってられない様な悲しい心理状況を、アッサリ打破してくれる人が居た。
その名は、向井奈緒さん。
別名『奈緒おねぇ様』だ。
彼女は、今、目覚めた俺なんかよりも、ズ~~~と早くに目を覚ましており。
俺の為に、ある準備をしてくれていたんだ。
そぉ……俺が目覚めた時には『豪華なおせち料理』が、コタツの上に用意されていたんだよな。
一瞬、この光景を見た時、感謝と感激で心が弾んだんだが……そうは上手くいかないのも、俺の人生。
目覚めた俺に気付いた奈緒さんは、なんの前触れもなく、俺を洗面所に連れて行き。
イキナリ、なにも言わずに、着ていたコスプレ衣装を剥ぎ取り。
俺を真っ裸にして、風呂場に押し込むんだよな。
一瞬、何事が起こったのか解らなかったが。
奈緒さんの目は明らかに真剣そのもので、少しの抵抗も許してくれそうにない感じが漂っていたので……俺は、成すがまま、徹底的に、奈緒さんに体の細部に至るまでゴシゴシと洗われた。
更には、浴槽に放り込まれ。
数を数えた後に、無理矢理引き上げられ。
最後には、洗面所で、綺麗に体を拭いて貰った。
(↑悪戯は無かったけどな)
俺は、その時、まさに、なにがなんだか良く解らなかったんだが……体を真っ赤にして、バスタオルを巻いた状態で部屋に戻って来た時。
漸く、この奈緒さんの暴挙の理由がわかった。
明らかに、昨日の約束を守る為の『ブツ』が、壁に掛けられて用意されてたんだよ。
その名は『振袖』
一瞬、現実逃避をかまして『奈緒さんだけが着るもの』だと、思おうとはしたんだが……
その瞬間、奈緒さん……
『はい、それじゃあ約束通り、振袖着てみようかぁ~~。此処で懲りずに反抗したら、また泣かすからね』
そんな奈緒さんの無慈悲な言葉と同時に、俺の仄かな期待は瞬時にして消滅。
期待を膨らます間もなく……終了の合図が鳴らされた。
そして当然『嫌な意味で泣かされる』のが嫌な俺は、反抗すら出来無い。
完全に、お先真っ暗な、夢も希望もない世界に再び叩き込まれた。
なのでこの後は、無抵抗主義の人・ガンジーと化した俺は、凄く手際良く、奈緒さんによって着せ替え人形の如く『振袖』を着せられ。
あれよあれよと言う間に、髪型すらも振袖用にセットされていく。
付け加えれば、薄化粧までされてしまった。
しかもこの間、約15分程だったと思う。
そんで、俺の着替え終わらさせた奈緒さんは、これまた手際良く、1人でサッサと自分も振袖に着替えた始めた。
勿論、髪のセットも、薄化粧も忘れてはいない。
それを傍で見ていた俺は『この人、本当に自分でなんでもやるなぁ』っと、ボケ~~っと見蕩れてた……&感心。
そうやってる間に、Wで振袖に着替えたのでコタツの前で向かい合い、丁寧な新年の挨拶を交わし。
そんで、お待ちかねの、奈緒さんが朝一から作ってくれた『特製奈緒おせち』を、ご相伴に預かる。
勿論、言うまでもないが、奈緒さんの作った『特製奈緒おせち料理』は美味しくない筈もなく、無茶苦茶美味しくて、超絶品だった♪
っと言うか、これはもぉ既に神の領域に達した食べ物ですよ!!
……ってな訳で、この後、食事をソコソコに終え。
その片付けを、台所で2人並びながらして『昨晩の例の約束』を果たす為に、川崎に在る『川崎大社』に初詣をしに楽しく出向く。
まぁそんな訳で、何事もなく、川崎の駅に到着はするんだが、当然、今日は、元旦。
川崎大社は、うんざりする様な『人ゴミ』になっており、酷い人の波に揉まれる羽目になったんだけどな。
でも此処は、奈緒さんが一緒ってだけで、なにも苦にならなかった。
それにな、彼女は家を出た時から、ズッと俺の手を握ってくれていたんだよな。
もぉ、これだけでも十分幸せですよ♪
……けどな。
永遠に幸せが続かないのも俺だろ。
川崎大社で、思いも拠らない、スゲェ、気分の悪い目に遭うんだよ。
なんてたってな。
神社を参拝するまでに……なんと!!『5人もの痴漢』に遭うんだもんな。
腹の立つ事に、無駄にエロイ手つきで、人の体をベタベタ触り腐りやがって……
『眞子の体は、奈緒おねぇ様のものだけなんだからね!!』
……ってな感じに、まぁ、ムカついたもんだから。
此処は大人気なく、痴漢に満面の笑みを向けてから、痴漢全員の指を、笑顔のままで丁寧にバッキバキに折ってやったのさ。
そしたら、この指を折られた瞬間に、痴漢の泣き叫ぶ悲鳴が神社に響き渡ってな。
痴漢をした奴が、その場を転げまわってやんの。
これを見て、少しだけ『ゾクッ』っとしたサディスティックな快感に陥ったんだが。
なんだか、これに関しては、あまり得てはいけない感覚だった様な気がする。
だって……『眞子、クセになりそうだもん♪』
……そんで、メインイベントである初詣を終え。
少しだけ、2人で川崎の街を散策しながら、デート気分を味わい。
奈緒さん家に帰宅。
この後は、特別面白い様なイベントもなく。
奈緒さんとコタツに入りながら、特に面白くもない正月番組を見ながら、元旦の夜は更けていく。
1月1日終了(笑)
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
またこうして第一章・第二十七話【心身の助け人】が始まった訳なのですが……
年始早々、倉津君は、相も変わらず奈緒さんに、やられっ放しですね(笑)
まぁ、そうは言いましても。
これも2人とってはコミュニケーションの一環なので、そこまで気にする事ではないのかもしれませんね。
倉津君自身も、奈緒さんの事が本気で好きだからこそ、こうやって奈緒さんの我儘に付き合ってくれてるのでしょうしね(笑)
そして、この奈緒さんの行動自体も。
『倉津君と言う人格』と『眞子と言う容姿』を自身の中で飲み込もうとしての行動なので、やっぱり2人は相思相愛である事は間違いないと思います。
さてさて、そんな中。
次回も、お正月から4日までの経過をお話したいと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
後、今、倉津君の味わってる『鈍痛の正体』は、なんなんでしょうね?
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