●前回のおさらい●
「むにゅ」……って、なんの音?
奈緒さん達の悪戯のせいで、被害を受ける2人が困った事になる音(笑)
『むにゅ』
「ぶっ!!うぐうぐぐぐうぐぐぐうぐぐぐ……」
一瞬、俺の眼前に、大きな肌色の物体が飛び込んできて。
それ以降は、その物体が、俺の口と鼻を完全に覆い付くし……支配する。
明らかに、この柔らかさは【女性の胸】……いや、もっと正確に言うのであれば、間違いなく【素直のおっぱい】だな。
それに、さっき誰かが言ってたが、素直の肌は肌理が細かいから、肌が俺の鼻と口にくっついて息が出来無いねぇ。
死ぬ!!死ぬ!!
オッパイで窒息するのは、男として本望なんだろうが……ヤッパ、こんな死に方、嫌だぁ~~!!
「いやぁぁああぁぁぁ~~~~!!見ないで真琴君!!」
『ぎゅ!!』
その擬音と共に素直は、俺の頭を思い切り抱えて、更に肌を密接させてくる。
これにより、より強固な窒息パターンに入る。
ってか……こんな漫画みたいな事バッカリ、日常的に起こってんじゃねぇよ!!
俺りゃあなぁ、エロゲーの主人公じゃねぇんだぞ!!
エロ漫画の主人公でもねぇだからな、コンチクショウめ!!
「むぅうぅうぅぅぅうぅぅううぅぅうぅ~~~」
「いやぁ~~~!!もぉ息しないで真琴君!!お願いだからヤメテ」
息をするなと言う事は、俺に死ね……と、おっしゃるのですか素直さん?
つぅか、それ以前の問題として、マジで息が出来無いんだって!!
死ぬって……
死ぬって……
『ペロッ』
「ひゃあ!!やだやだぁ、真琴君!!舐めないで!!」
「むぐぐぅむぐうぅぅ」
俺は最後の抵抗と言わんばかりに、俺の口の中に入っている素直の乳首を舐めた。
素直には非常に申し訳ないとは思うんだが、これをしないと、素直の力が抜けないと思っての行動だ。
許せ素直。
悪気も糞も無い以前に……死ぬ。
マジで死ぬ。
けど、素直の俺を押さえ付ける力は一向に緩まる気配はなかった。
寧ろ、今の行動により、より強固に俺の頭をロックされる羽目に成ってしまった。
って事は……このまま死んだな俺。
「ふぅ~~~、皆さん、少し悪ふざけが過ぎますよ。それと素直、そのポンコツに、自分の胸を見られるのは嫌ですか?」
「はっ、はい……助けてぇ、ステラさん。お願いです」
「仕方有りませんね……では、そのまま、決して動かないで下さい」
オイ……
コラ……
なにやらステラが、素直に助け船を出す様な雰囲気ではあるんだがな。
ステラ……オマエ、何するつもりだよ?
やな、予……『ガスッ!!』
「グハッ!!」
素直が一瞬、力を緩めたと思ったら。
サイドから思いっきり誰かさんの良いパンチが、俺の顎にクリーンヒットした。
素直の力が緩まっていた分、少し胸と俺の口の間に隙間が出来ていたので、俺の頭はグルッと回転する。
これにより、見事に意識を刈り取られる羽目に成った。
けど、ちょっと待ってくれよ。
なんで俺が、こんな目に遭わなきゃいけねぇんだ……俺、なんか悪い事したか?
……だが、理不尽にもこうなっってしまったのなら、俺だって、ただじゃ死なねぇぞ。
俺は薄れていく意識の中、必死に素直の方に首を向け、素直の手ブラ姿を拝んだ。
ある意味、生き残った上での、これは……本望だ。
さようなら……
(↑馬鹿)
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>
( ´,_ゝ`)プッ
どうやら三流エロ漫画の主人公の様なハプニングが起こったみたいですね(笑)
しかしまぁ、倉津君。
巨乳で窒息するのは、男のロマンかも知れませんが。
これで、本当に死んでしまったら【三代先までの大恥になる】所でしたので、ステラさんには感謝しなさい(笑)
ステラさん、ナイスパンチです♪
(↑ステラさん贔屓をする作者(笑))
……っとまぁ、そんな感じで。
ステラさんに良いのを顎に貰った倉津君は気絶してしまった訳なのですが。
この後、どうなるかは……次回の講釈。
『回復話』の方に繋がって行きます。
なので良かったら、また遊びに来て下さいね~~~(*'ω'*)ノ
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