●前回のおさらい●
10日限定のバンド『GUREED-LUMP』は絶好調!!
それ故に、眞子の機嫌も非常に良く。
ご機嫌なままベースを抱えてライブ会場に向かっていたら……
えっ?嘘!!(;゚Д゚)
……そんで、今日は、とうとうアメリカ45箇所ツアー最終目的地。
『ニューヨーク州ニューヨーク』にやってまいりました♪
思えば此処までの道のり。
長かった様な……
長かった様な……
長かった様な……本当にもぉ、50日間も長が過ぎだよ!!
危うく、日本語を忘れるぐらい長かったよ!!
……っとか言いながらも。
『でも……どこへ行っても、ホント楽しかったなぁ♪この時間が永遠に続けば良いのになぁ』
なんて再び思ってみてたりもする。
そんな感じで、ちょっとボケッとしながら、ニューヨークの街並みを1人で眺め。
道端で突っ立てると……
「オイ。こんな所で、なに浸ってんだよオマエ?」
「へっ?……嘘!!」
「よッ。元気してたか?」
「たっ、たっ、たっ、崇秀!!なっ、なに、なに?こんな所で、なにやってんの?」
……嘘!!
崇秀だぁ!!崇秀だぁ!!
でも、なんで、此処に居るんだろう?
なんか突然、ニューヨークに用事でも出来て渡米して来たのかなぁ?
まぁそんな事、どうでも良いか♪
「なにってオマエ?オマエのツアーの最終日だから、見に来てやったんじゃねぇかよ」
ははっ……マジで?
これって、私の為だけに渡米してくれたりしてる?
アカンね……顔がニヤけ捲くりだわ♪
「嘘!!……まさか、その為だけに、わざわざニューヨークまで来てくれたの?」
「んなっ訳ねぇだろ。俺は、オマエみたいな暇人じゃねぇの。……物の序だ、序」
ちぇ……
思い切り期待させといて……それ?
普通さぁ、例えそうじゃなくても『あぁオマエの為だけに来てやったぞ』とか言ってくれても良くない?
変な所でデリカシーが無いんだね……この人だけは。
……もぉ!!
少しは女を喜ばす嘘ぐらい付きなさいっての!!
「じゃあ、なに?私のライブ以外にも。なにか他にも用事でもあるの?」
「まぁな。ボブや、その他諸々の奴等と、今後の日程調整や打ち合わせ。それにオマエの作ったバンドの完成度。……それと向井さんの全米10箇所ツアー日程。付け加えるなら、大学の単位の相談だ」
ヤッパ……マジで忙しいかぁ。
まぁ普段通りと言えば、普段通りなんだけどね。
ははっ……所詮は、世の中そんなもんかぁ。
(´Д`)ハァ~~~……
「あれ?それはそうと崇秀って、今、大学行ってたんだ。……いつの間に進級したの?」
「アホか?飛び級を重ねりゃ、大学なんぞ、直ぐにでも行けるわ。馬鹿じゃねぇのか?」
「そんなに馬鹿じゃないよ」
「あっそ。そりゃあ良かったな」
この無関心大王め!!
ちょっとぐらい、私に興味を持ちないさいよね。
これでもアメリカに来てからは、殆ど不摂生な生活をせずに、生活リズムも出来るだけ狂わさない様に頑張ってるんだからね。
ちょっとぐらい認めろい!!
「ふぅ……ところで、今回の渡米理由は、それだけ?『忙しい崇秀』にしては、なんか、思ったより少ないね」
「いや。一応な。オマエの研究の成果。……いや、まぁ、成果と言うよりは、現状報告も兼ねてな」
あぁ……そっか。
約2ヵ月半もあれば。
崇秀なら、なんらかの成果を出して来ても、おかしくはないか。
けど、この言い方って……
「なに?その言い分だと上手く行ってないの?」
「いいや。色々と問題が山積みには成ってるのは否めないが、研究自体は上手く行ってなくもねぇぞ」
「あぁじゃあさぁ……結構、早くに、元に戻れちゃうんだぁ」
……そっか。
とうとう戻れちゃうんだ……
そっか……
「まぁ、それは流石に、こんな道端で話す話じゃねぇだろ。取り敢えず、静かな所で、飯でも喰いながら、ゆっくり話そうぜ」
「あぁ、うん。……そうだね」
……あれ?
なんだろうね、これ?
元に戻れるのは、凄く嬉しい筈なのに。
私……なんか納得出来無い様な、モヤモヤした気分だなぁ。
本当に、なんだろうこれ?
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
とうとう念願だった『男性に戻れる日が』近づいて来たのですが。
なのにも拘らず、眞子はイマイチ喜び切れていない様子。
それは……まぁ例のあれですよね。
さてさて、そんな中。
ゆっくり話す為に訪れた寿司屋さん。
ここでは、どんな話が飛び出して来るのか?
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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