最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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935 今日も女難でしたが、その分ゴチでした

公開日時: 2023年8月29日(火) 00:21
文字数:2,288

●前回のおさらい●


 ほぼ全員が缶チューハイ一本でヘベレケ状態に成っていた。

しかも倉津君への想いがダダ漏れに成って、絡み酒。

それを必死に止め様としたら『拒絶されたと思い込んで』泣き出してしまう始末。


さてさて、どうする?(笑)

 ……っで、この後だな。

このまま永遠に泣き続けられるんじゃないのか?っと思う様な地獄を味あわさせれるのかと思ったら。

酒で酔いが回ってるのと、ガン泣きしてしまって血液の循環が良くなってしまったのが原因になったのか。


10分程泣き続けたとかと思ったら、急に電池が切れたみたいにパタッと一斉に寝やがんのな。


なんなんだコイツ等は?……

現役アイドル……っと言うより、日本国民の半分は知ってる様なアイドルが、ヤクザの家に来て、酒飲んで、散々泣き続けたかと思ったら、突然無防備な格好でグースカ寝てんじゃネェつぅのな。


こんな風に酔い潰れて寝ちまったらよぉ。

帰りに変な奴に絡まれたり、ゴシップ誌にブチ抜かれる様な写真を撮られたら洒落にも成んねぇから、もぉ帰宅を促す事も出来ねぇじゃねぇかよ!!



まったくもぉ……困った奴等だよ。



……けどよぉ。

こうやって、俺は文句ばっかり言ってる訳なんだがな。

本心を言えば、みんなが、こうやってウチみたいなヤクザの家なんかに怖がりながらも遊びに来てくれたのは、マジで嬉しかった。

しかもよぉ、こんな俺みたいな屑なんかの為に目一杯おめかしまでして来てくれてんだよな。

ドイツもコイツも綺麗に着飾って、俺の歓迎会をしてくれ様としてたんだな。

待ってる間に全員酔っちまってグダグダな感じになっちまったが、ナンダカンダ言っても、これは本当に嬉しいもんだな。


まぁ……今はスカートがずり上がって、パンツ丸出しの状態なんで、これは違う意味でも俺が嬉しい事になってるんだけどな(笑)


あぁ、因みになんだがな。

素直は、白。

由佳は、黄。

伊藤は、緑。

そして木根が、紫。

とまぁ、まさに色とりどりなパンツを履いとる訳なんだが。


木根……オマエさん、中学生にしては、中々シックな色をチョイスして履いてやがんだな。

オィちゃんは、ちょっとビックリしたぞ。


流石「水割りを飲む大人」だけの事はあるな(笑)


……っとまぁ、そんな風に、偶然にも目に入ってしまったパンツの鑑賞会を終えた後。

俺は、そんな愛すべき馬鹿共を、このままの放置して風邪でも引いかれちゃあ堪ったもんじゃないと思い。

まずは全員分の捲れ上がったスカートを下げ、モロに見えてた下着を見えなくしてから、今現在使われていない隣の部屋に、他所の部屋から持って来た4組の布団を、その部屋に布団を引いてやった。


ほんで後は、一人一人起きない様にソッと抱き抱えて、全員を布団で寝かし付けた。


はぁ……しかしまぁ、ドイツもコイツも可愛い顔して、ヤクザの家で堂々と寝てんじゃねぇつぅのな。


この……バカタレ共が。


***


 ……っとまぁ、そんな感じで、可愛いアホ共を他の部屋にキッチリ寝かし付けたので。

自室に戻ってからはホッと一息つきながら、同時に煙草に火を着けて一服を入れる。


そこで、天井に上がる紫煙を見詰ていてフッと思ったんだけどな。


……今日も今日とて、中々の女難の日だったなぁ。


学校では、イキナリ素直に抱き付かれて窒息死しそうになるしよ。

奈緒さん家に行ったら、イキナリ真っ裸の眞子が俺に向って突っ込んで来るしよ。

家に帰ってみりゃ、素直・由佳・伊藤・木根の4人組が遊びに来てて『こんな所に来ちゃダメだろ』って注意しようと思ったのに、奴等はベロベロに酔ってた上に、俺が忠告する間もなく泣き出して、最後にはパンツ丸出しで寝てしまう始末。


ホント、全体的に見ても『なんだこれ?』って感じだよな。


……まぁつぅってもだ。

その女難のお陰で、脳内には一杯『夜のオカズ』をセーブした訳だから、これら全てが全て悪かったって訳じゃない。


だって考えても見てみ。

確かに学校じゃあ、素直には窒息死させられかけたが、その分、あの巨大なポニョポニョオッパイの感触を久しぶりに味わうと言うご褒美があった訳だし。

眞子が突っ込んで来た事にしたって、あんな美少女の裸を拝めた上に、その柔肌まで体感する事が出来たんだから、これも寧ろご褒美と言えるんじゃねぇか?

んで、最後に隣の部屋で寝てる4人組。

ヘベレケに酔っぱらっていたとは言え、奴等は現役アイドル。

そんな4人組の下着を一杯見れて、目の保養が出来た訳だから、ファンからしたら、俺を袋叩きにしたくなる様な幸運に見舞われてるって言っても過言じゃない訳だからな。


だから悪い事ばかりと言う訳ではない訳だ。


そんで此処に、最高の調味料である奈緒さんを加えてオナニーすりゃ、どうなるよ?


そんな贅沢な真似をしたら、今日の疲れも吹き飛んで……明日への活力にも成ろうってもんじゃね?


……って事なんで。

今日の所は、その張本人である奈緒さんがアメリカに行って居ないので、取り敢えず俺も早速チンコ弄って、さっさと寝よぉっと。


布団の横にティッシュオン!!

今の俺の上下運動を止めれる奴は、この世には誰も居ねぇ~~~ぜぇ!!


はっはははははは!!

(↑ハイパーゲスな事しか考えない俺)



……なんてアホな事を思いながら、ズボンをずらして、パンツに手を掛けた瞬間。


何故か『ス~~』っと、静かに障子が開く。


うん?こんな時間に誰だ?

今、俺の上下運動を邪魔しようとするなんて、ふてぇ野郎だな。


オマエは死を恐れぬ勇者志望か、なんかか?


そう思いながらも、そちらの方を睨みつけてみると……



「クラ。……まだ起きてる?」


……っと言う、とてつもなく可愛らしい声が聞こえたと思ったら。

開いた障子から、少しだけ、その人物の顔が見えて来たんだが……


……えっ?


えっ?えっ?ちょ……


いや、あの、えぇぇえぇぇ~~~!!


ヤバイ……嘘だろ。

本来なら、この誰にも止められる筈のない俺の上下運動をピタッと止めれる人間が、この世にも1人だけ居たんだった。

 最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


素直ちゃん達、酔って、泣き疲れて寝てしまいましたね。

しかもパンツ丸出しで(笑)


でも、そんな彼女達を見て、幻滅する処か。

『ヤクザの家なのに遊びに来てくれた事の方を嬉しく思い』

1人1人丁寧にお姫様抱っこして、寝かし付けてあげたのは、実に倉津君らしいですね。


まぁその後、それをネタにして抜こうとしてるのも、また下衆の倉津君らしいですが……


っとまぁ、そんな下衆な真似をしようとする中。


お待たせしましたぁ♪

此処で、とうとう、あのお方の登場なのです!!


まぁ、誰かは言うまでもないんですがね(笑)

次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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