最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
殴り書き書店

601 2日から現在まで出来事

公開日時: 2022年9月30日(金) 00:21
更新日時: 2023年1月15日(日) 12:51
文字数:4,249

●前回のおさらい●


 突然襲い来る『腹痛にも似た謎の痛み』

この正体を探るべく、お正月から現在までの出来事を洗い直す事にしてみたが……


答えは見つかるのか?

 ―――1月2日。


この日は奈緒さんが、正月早々TV収録がある為に早朝から不在。

なので既に、この状態じゃあ、家の中で一人ぼっちで留守番してるだけしか出来ないので、この時点でなにもかもがツマラナイ。


かと言って、無駄に時間を過ごすのもなんなんで。

大晦日に手に入れた『Music-man 1979 Sting -ray bass』を弄りながら、お昼まで退屈な時間を過ごす事にした。


その際に、部屋に何気に置かれていた、奈緒さんが作曲したであろう新曲のノートを発見。


暇なので、その新曲らしきものを練習してみる。


だが、昼を過ぎても、相変わらず、それ以外なにもする事も無く。

ベースを弄って、ズッ~~~~と奈緒さんの新曲を練習をしてたんだが……14時位に、綺麗な振袖を着た美樹さんが訪ねて来た。


当然、今の自分は良い子の眞子ちゃんなので、そんな美樹さんに対し丁寧な新年の挨拶を交わす。


すると美樹さんも、如何にも女の子っぽい可愛らしい挨拶を交わしてくれた。


此処には『エロ話ばかりする悪名高いチョモランマねぇさん』のイメージは無い。


挨拶を終えると、家に上がって貰い。

早速コタツで『日本酒』や『ビール』を軽く飲みながら、普通(エロなし)に歓談をする。


その後、少しの間、楽しく2人で飲んでたんだけどな。

美樹さんが、元旦早々に仕事が入ってしまい、初詣に、まだ行ってない事が判明。


此処は美樹さんの為に、今度は『明治神宮』を参拝する事になった。


まぁまぁ、この参拝は、これと言ってなにも無かったんだが……ヤッパリ此処でも『痴漢』に4人程遭遇してしまい。


またしても、折りたくもない指をバキバキと折る羽目になった。


そんで帰宅後は、仕事から帰って来た奈緒さんと合流して、美樹さんとの3人で、夜遅くまで『酒盛りTIME』


その際に、奈緒さんと、美樹さんから『酒の肴を作って』って言われたのは、少しは料理の腕を認めて貰えた様で凄く嬉しかった♪


そして、2日目の夜も更けていく。


2日目終了……



―――1月3日。


奈緒さん、美樹さん共に早朝から仕事に行ってしまい……またしても暇。

だからまた例に拠って、早朝からMusic-man 1979 Sting -ray bassを弄くって、相も変わらず、昨日発見した奈緒さんの新曲を黙々と練習をしていた。


因みにだがな、この練習をする時は、座り方の習慣をつける為に、必ず『とんび座り』してんだよな。


それを鏡で見てみたんだが、これがまた自画自賛ではあるんだが、スゲェ可愛いんだけど。

この座り方ってな、スゲェ~~~疲れんだよな。


まぁ、この辺に関しては、可愛いってメリットが有れば、辛いってリスク有りって感じですな。


まぁそんな感じで、早朝からベースの練習してたんだけどな。

丁度、昼前ぐらい成った時に、なんの連絡も成しに、素直が訪れて来たんだよ。


しかもな、何故か、おかしな事に、一緒に『木根琴美』を連れ来てんだよな。


この時点で、非常にイヤな予感しかしてなかったんだが……


木根の奴、俺を見るなり開口一番。

『あぁ~~~~!!ヤッパリ!!不知火眞子ちゃんなのぉ~~~~!!』

……っと、年末にやったライブで一番触れて欲しくない事を、素直が居るにも拘らず、大声で言い出しやがったんだよ。


まぁまぁ、此処までバレちまったもんは、今更隠し様がない。

諦めと同時に、写真が存在しない筈なのに、何故、自分だとバレたのかと、木根に聞いたところ……


この馬鹿……あの会場に居やがったんだとよ。

ホンで今日、素直の家に遊びに行った時に、不用意に飾られた『眞子の写真』を見てピンッと来たらしいんだ。


それでまぁ『逢いたい』って話になって、素直に、此処に連れてきて貰ったんだとさ。


この衝撃の事実に落胆すると同時に、素直には、ベースの話を込みで、ちゃんと言い訳をして置いた。


変に『コスプレ好き』だと思われちゃ困るからな。


……っで、この後は。

お子ちゃま達が相手なのでジュースで乾杯しながら、正月を祝っていると……何故か、さっきの話の続きが再燃。

ちゃんと綺麗に洗濯してから封印して置いた『噂になったコスプレ衣装』を引っ張り出してくる羽目になる。


そんで、持って来た後、この衣装を触りながら、話のネタにしている間までは良かったんだが……


……此処に来て、木根の奴が突然、なんの前触れもなく。

『眞子様。もう1度、私に、あの凛々しいお姿を見せて欲しいの。お願いなの』

とか、予測も付かない様な余計な事を言い出したと思ったら……


素直のアホタンが……

『あぁ、僕も見たいです!!眞子ちゃん着てみて!!着てみて!!是非、僕にも見せて!!』

等と、せんでも良いのに、賛成の意を表明する始末。


折角、忘れ様と思ってた封印した記憶なのに……


……っで、そうやって散々懇願されるんだが、俺は『嫌ですよ』の一点張りを敢行。

何度頼まれても、嫌なものは嫌。

頑なに拒否を繰り返したんだが……何故か食い下がってくれず。

30分にも及ぶ、無駄に長い説得をされ、最後には面倒臭くなった俺が根負け。


洗濯して、箪笥の奥に封印まで施したのにも係わらず。

結局は2日だけしか封印はもたず……またしても『不知火さん』を着る羽目になった。


此処で、無理矢理メイド服を着させられた真上さんの気持ちを知る。


……でもな、今年の俺は、ただでは死なない。

此処で逆襲をかけて『木根琴美』『有野素直』の順番で、この衣装を着せてやったんだ!!


まぁまぁ、木根は、こう言うアニメ・ゲーム関係が矢鱈と好きだから、なんの抵抗も無く着た上に『決めポーズ』までして1人で遊んでいた様なんだが……


素直は、そうはいかない。


こんな『半ケツ』『ハミ乳』の露出の多い衣装なんか、恐らく、コイツの人生の中では、一度も袖を通した事がない衣装の筈だからな。


なので木根が1人で遊んでいる間にも、自分にも順番が廻って来るのではないかと言う恐怖感に苛まれ、素直の顔からはドンドンと血の気が失せ、顔が蒼褪めていく。


でも、最近の俺は、基本的に意地が悪いから、木根がコスプレを満喫した後、素直に……


『はい。次は、素直ちゃんだね。私、凄く楽しみですよ♪』

等と、無慈悲な一撃を放った上に、目の前に衣装を差し出してやったんだよ。


……すると素直、さっきよりも真っ青な顔になって。

『あっ、あの、ごめんなさい、眞子ちゃん。僕は無理ですよ。……こんな大胆に露出した衣装着れませんよ』

なんて、予想通り、完全に拒否してくるもんだから。


俺は……

『酷い。……酷いよ、素直ちゃん。私だって、あれ程、嫌だって言ったのに……結局、私が、嫌がる姿を見たかっただけなの?』

なんて、涙をポロポロ流しながら言ってやった。


ホント、女の涙腺は緩いから、直ぐに泣けるもんだな。


そんで結局……素直は、泣く泣く衣装を着て、その巨乳を惜しみなく揺らしながら『決めポーズ』までさせられる羽目になったんだが。


やっぱ、素直の乳揺れは半端ねぇな。

木根や俺なんかでは、到底真似の出来ねぇ様な揺れだな。

いや寧ろ、本家の不知火さんよりも揺れてんじゃねぇか?


……なんて下衆な事を思いながら。

木根と2人で、それを見ていたら、満の悪い事に、素直が『決めポーズ』を決めた直後に奈緒さんが帰って来て……当然、大笑いする。


でも、そんな奈緒さんも、素直の乳揺れを呆気に取られてたのは、ちょっと面白かった。


まぁ、これが一連の1月3日の話なんだが……


この後、4人で、横浜までカラオケをしに行ったんだが。

その横浜に向う電車内でも俺は……またしても痴漢に遭遇した。


しかも、行きと帰りを合わせて、昨日同様4人。



当然……『また、ツマラナイ物を折ってしまった……』



―――1月4日。


この日は早朝から千尋が『買い物に行こう』って誘いの電話を入れてきたので、昼過ぎから奈緒さんと、千尋とで年始のバーゲンに出かける。


まぁこの日は……ショッピングをして、お茶して、食事して、途中でナンパなんかもされたりはしたんだが、比較的、普通に楽しく時間を満喫していたんだがな。


……ヤッパリ、俺って、どこに行っても痴漢に遭うんだよなぁ。


電車の行き・帰りで3人。

混雑した百貨店のエレベーターの中で2人。

合計5人もの痴漢に合う羽目に成った。


……っで、此処で、どうしても一言だけ言って置きたいんだがな。


あのさぁ。

そりゃまぁ、俺も元々は男だからな。

オマエ等の女性の体に触れたい、って気持ちは解らなくもないんだぞ。

だからと言ってよぉ。

触れたいからと言って、女性の体を気軽に触れて良いもんじゃねぇんだぞ。


それともなにか?

この4日間で、俺、18人にも痴漢の指を折ってる所を考察したら……俺って、そんな隙だらけに見えんのか?

若しくは、あまりにも俺が可愛過ぎるから、本能や衝動が抑えられなくなって、触れずにはいられなくなっちまってるのか?


まぁどちらにしてもだな……ホント『痴漢はアカンよ』


そんなに溜まってるなら、五反田の『風俗街』にでも行って、タップリとSMでも体験して来い。

こんな、女の子の嫌がる様な卑劣な行為を続けてたら、本当の意味で、人生終わっちまうぞ!!


『前科一犯・痴漢』とか、あまりにも情け無いぞ。


……ってな感じで、俺の訳の解らん説教を締めに、4日間が過ぎて行った訳だな。


***


 ……っで今現在5日。

今日も奈緒さんは仕事に行って、家には不在なんだが……


ホントなんですかね?

このお腹の辺りがギシギシとする、異常なまでの痛い痛みは……


お腹の中から、なんかベリベリ捲られてる行く様な痛みが、朝起きた時から、突然起こり始めて、全然、止まってくれる様子がないんッスけど……


……ってか!!痛ったぁ~~~!!

痛い!!痛い!!痛い!!マジで痛いって!!

ホント、なんなんだよ、これ?

昨日、なんか変な物なんか喰った覚えがないのにも拘らず、この地獄の様な激痛。


それに、此処数日も、沢山の痴漢にあったとは言え、特にこれと言った揉め事も無く。

奈緒さんとも仲良くやってたから『喰い合せの刑』に成る筈もないしな。


だったら、本当になんなんだよ、これは?

明らかに、今までに体験した事のない様な嫌な痛みだぞ!!


・・・・・・


いや、待てよ。

今まで男だった俺が、これまでに体験した事の無い痛みって事は……


……って、オイ!!


まさか、これって……


俺は、一番あって欲しくない現象が脳裏をよぎり。

『ある事』を確認しようと思い『それ』じゃない事を懸命に願いながら、ダッシュでトイレに駆け込んだ。


まぁどう考えても、今の体の構造じゃ、それしか考えられねぇんだけどな。


もし本当にそうなら……


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


現状を見たら『女性のそれ』でしかないのですが。

以前倉津君は、奈緒さんに、鰻と梅干を食べさせられると言う『食い合わせの刑』でお腹を壊した事があるので、まずは、そこを懸念していたようですね。

若しくは、ある程度予想は出来た物の『深層心理では、それを否定したい』からこそ、誤魔化していただけかもしれませんね。


さてさて、その結果は如何なるものか?


次回は、その辺りを書いて行きたいと思いますので。

もし良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート