第一章・第九十一話【Busy day②reform plan(リフォーム計画)】が始まるよぉ~~~♪
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091【Busy day②reform plan(リフォーム計画)】
『さぁさぁ!!やるでやるで!!橘家が早期入居出来る様に、オィちゃんは頑張るでぇ!!』
……なんて。
またしても冒頭から、スゲェ気合の入った様な調子の良い事を言っとる訳なんでござんすがね。
そうやって粋がってる癖に、今現在、必至にリフォーム作業を頑張って活躍してくれてるのは、そんな俺ではなく、山中のアホンダラァ1人だったりするんだよな。
いやまぁ、勿論、俺だって頑張ってない訳じゃないんだぞ。
でもな。
このアホンダラァだけは土建屋の息子にして、リフォームの申し子の様な男。
壁を塗るスピードの速い事、速い事。
さっきの昼食を終えた後、早速2人で、店舗(工房)部分の壁塗りに取り掛かったんだがな。
俺がノタクタ・ノタクタやってる間に、ササッと自分のノルマの壁を塗って行き、俺のダメな部分まで綺麗に修正してしまう始末。
そんで俺が、まだ自分のノルマである壁を、チンタラチンタラ塗ってる間に。
自分に時間の余裕が有ると判断したのか、軽く柱の歪みまで、簡単に修正して行きやがんのな。
ホント参っちまうよ。
どれをとっても、呆れた手際の良さだ。
まぁ、それにも増して感心させられたのは、コイツの異常なまでの力強さなんだよな。
なんつぅか、その力強さの部分を分かり易く言えばだな。
今現在、壁を塗っているモルタル(コンクリート)なんだが。
その元と成っているコンクリの袋を担ぐにしても、3つ~4つを軽く『ひょい』って感じで平然と持ち上げやがるし、そのまま歩き始めてもフラフラする仕草さえない。
その上、苦悶の表情すら1つ浮かべずに、ベラベラベラベラ喋りながら運んじまうんだから、どうしようにもない。
このマッスル野郎だけは、一体、こんな細い体の何所に、これだけの力が秘められてのか謎だよ謎。
どういう体の構造をしてやがるのか、まったくもって理解出来ねぇ。
ほんでまぁ、これを見て思った事は。
コイツの力強いドラムの演奏の基本は、この力仕事に在ったって事だな。
こう言う、インナーマッスルの下積み的な物が存在してるからこそ、あの力強い演奏が再現出来るんだろうなぁっと思わされた。
それに、後もう一点気付いた事があるとすれば。
軽快なリズムで壁を塗ってる、あれ。
あれこそが、あの正確無比なリズム感が生まれてくる原動力になってるのかも知れないな。
兎に角、山中は壁を塗る際に、一度たりともリズムを崩す気配がなかったからなぁ。
歌を唄ったら、鼓膜を破壊するぐらいジャイアン級の音痴なのに……
……っでまぁ、俺が此処で思った事はだな。
そう言ったリフォームの匠さ自体は、音楽とは一切関係ない部分だと思い込んでいたんだが。
こうやって見ていると、意外と、こう言った部分も、音楽とも密接に関係してるもんなんだなぁ、っと更に感心させられた。
此処は、本当に驚愕の事実だったわ。
***
……っとまぁ、そんな感じ2時間程。
俺が『役に立ってるのか?』『役に立ってないのか?』は、まったく不明瞭なまま。
そんな山中の大活躍により、なんとか店舗部分の壁の補修も終わりを迎える事になった。
後は、またコンクリートが渇かなきゃ次の作業には移れない状態だから、此処からは、少しの間、休憩TIME~~~!!
まぁ基本的な話をすれば。
大体、こういった土建関係の仕事って言うのは、普通、2時間に一回位は30分程休憩するのが定石だからな。
そんで訳なんで。
休憩大好きな俺は、素早く、恒例のタバコを噴かす為に休憩タイムに突入する訳なんだが。
今回は敢えて、外が冬の寒空と解りつつも部屋の中での休憩はせずに、外で休憩を取る事にした。
何故なら、家の中は、壁を塗りたててでコンクリ臭いからだ。
(↑さっき昼飯を、そこで喰ってたって噂もあるがな……それは気のせいだ(笑))
まぁまぁ、それにだな。
家のリフォームしてる筈なのに、その家の中にタバコの匂いが残ってるのも、あまり良い印象とは思えないから外に出とる訳でもある。
特に沙那ちゃんが、そう言う匂いが気になる子だったら、余計ま嫌な思いをさせる事にも成りかねないからな。
……そんな理由もござんして。
寒いと解りながらも、外で、のんびりと休憩する事になった訳でござんすな。
んで、俺は外に出た瞬間。
休憩の定番であるセッタに、未成年のくせに堂々と火を着けてタバコを吸い始める。
勿論、体力回復コンボの定番である、リアルゴールドの購入も忘れちゃいないぞ(笑)
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>
こうして始まった第一章・第九十一話【Busy day②reform plan(リフォーム計画)】なのですが。
山中君の力強い演奏や、リズム感の良さの根源については。
こういった下積みがあればこそ、実は成り立っていたものだったんですね♪
まぁ勿論、これが出来てるからと言って。
全員が全員、リズム良く、上手く演奏に繋げる事が出来ると言う訳ではありませんがね(笑)
そこに対しても、弛まぬ努力があるからこそ、この下地が生きてきているという事でもあります。
さてさて、そんな中。
家全体的な壁塗りも一段落着いたので、休憩をとる倉津君と山中君なのですが。
今度は、この休憩中、一体、どの様な内容の会話をするのでしょうか?
次回は、その辺を書いていこうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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