ちょっと人間関係がゴチャゴチャしてきましたので。
この辺りで一度、倉津君と女性陣の好感度について整理していきたいと思いますです(笑)
ですので、此処は『あまり気にしなくても良い章』に成りますです(*'ω'*)
046【崇秀・真琴の現状解説】
照り付ける、無駄に糞暑いだけの真夏の日差し……
飲み物の数が減ったとはいえ、肩に食い込むほど、糞重たいクーラーバック……
それに付け加えて、体力温存の為に、眼前に広がる海にすら入れない現状。
昨日の楽しかった(?)女子だらけのハーレム状態からは打って変わって、無駄なまでに労力の消費。
それらの考えられない様な最悪な組み合わせが、今現実となって、俺の身に襲い掛かってきている。
まさに最悪だ。
けど……そう考えれば、考えるほど。
先程、この末期的な状況を、我が最愛の奈緒さんに平気で飲み物の配布を押し付けた自分にも嫌気も刺す。
男の俺でも、こんなに嫌な気分になるんだったら、女性の奈緒さんにとっては、どれほど嫌なものだっただろうか?
それこそ、女の子にとって、夏の紫外線は肌の大敵。
あまり日焼けしたくない女子にとっては、拷問に等しい行為だっただろう。
―――ごめんよ、奈緒さん。
俺が悪魔(理子さん)と取引しちまったバッカリに、しなくて良い迷惑掛けちまって……
此処に来て、欲望に従順なのは良くないと反省する。
この借りは、必ず、どっかで返しますから許して下さいね。
あぁそれと……全然関係ない話ッスけど『語尾にゃあ』可愛かったッスよ。
そんな反省とも取れる様な、取れない様な反省をしながら俺は、崇秀が居る筈の海の家まで、糞重たいクーラーバックを抱えてトボトボと戻って行く。
……にしても糞暑いな。
太陽死ね!!
少しは雲に隠されて、涼しさを提供してみろってちゅう~の!!
暑ぃ~~~~~!!
曇れ~~~~~!!
「おっ。漸く帰って来たな、マネージャー。女の子達の調子と、売り上げの方は、どうだったよ?」
この糞暑い中、理子さんが言うから、わざわざアホンダラァの元まで戻って来てやったって言うのに、この物の言い様……
コイツ、太陽の日差しで、干からびて死ねば良いのに。
&誰がマネージャーだ!!
人の気も知らねぇで、よくもまぁ、そんなお気楽な事が言えたもんだな。
オマエも、太陽と共に死ね!!
若しくは、オマエの人生に陰りとか見えれば良いんだ!!
……っとまぁ本来なら、このアホンダラァに文句の1つも言ってやりたい所なんだが。
今回の企画を頼んだ言い出しっぺは俺なので、とてもとても、奴に、そんな事を言えた立場じゃない。
なので、此処は我慢してやるのが、大人の対応ってもんだな。
ジェントリィーにな、ジェントリィーに。
まぁそれに、この馬鹿。
今、俺が帰って来た瞬間も、ズッと忙しそうにスタッフに指示を出してるしな。
どこかでサボって居た俺とは大違いだ。
この現状じゃあ、とても俺が、奴に何か文句を言えた義理じゃねぇな。
此処は、我慢だな我慢。
(↑結局、自分がなにもしていない事に気付く俺)
「あぁ、全ブース売り上げは順調みたいだな。けど、その分、女の子達の方の疲労も溜まってるみたいで、結構へばってたぞ」
「へばってたか……そっか、そっか、そいつは好都合な展開だ。完璧だな」
まるで女の子達が、こうなる事を想定していたかの様な言い草だ。
いや……それ以前に『そうなって欲しかった』と言う願望すら見受けられる。
にしても、なんでだ?
もぅ直ぐライブが始る時間帯だって言うのに『女子達に疲労蓄積』なんかさせて、どうすんだ??
まだ時間が有るとは言え、これからライブの本番が有るなら、普通、此処はライブに向って少しでも体力を温存するもんじゃねぇのか?
コイツの言う『完璧』さは、どこにも見当たらない様な気がるんだが……
……ってか、逆に、全然良くなくね?
「なにが完璧なんだよ?」
「おいおい、オマエ、マジで、それ言ってんの?こんな単純明快なカラクリがわかんねぇ様じゃ、あの子等のマネージャー失格だぞ」
「オイオイ……俺、マネージャーじゃねぇし」
「ほぉ、じゃあ、なんなんだ?何の為に、今、彼女達のフォローをしに廻ってたんだ?」
「いや、オマエが『暇だったら行け』って言ったから、行っただけだが。……それじゃあ、なんか問題でもあんのかよ?」
「なるほど……その様子じゃあ、どうやら、なんも収穫は無かったみたいだな」
収穫?
なんの収穫があるって言うんだよ?
なんのこっちゃ?
サッパリ意味が解らんぞ??(。´・ω・)?
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
今回のお話は、冒頭でも言いました通り、そこまで重要な話ではないのですが。
此処では倉津君の思い込みや、崇秀の冷静な判断をした解説がありますので。
そこを楽しみながら読んで頂ければ、今までの物語の経過を頭の中で整理しやすいかもしれませんです(*'ω'*)
まぁ、そんな中、一応はキッチリと物語として進んでいきますしね。
さてさて、次回は倉津君と崇秀の見解の違いを、色々書いていきたいと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(*'ω'*)ノ
読み終わったら、ポイントを付けましょう!