●前回のおさらい●
眞子を戻す為に、人の道を外そうとする崇秀だったが。
それは、眞子の為だけではなく、多くの性同一性障害を持つ人の為でもある事を思い出さされた眞子。
故に、そこを忘れてた自分に反省。
「崇秀……ごめんね。……なにも考えてないくせに、勝手な事ばっかり言って……馬鹿だよね、私って……崇秀が人の道を外す訳ないのにね。……なに考えてたんだろ……」
「オマエが、なに考えてたかって?……眞子で十分な幸せを感じたから、向井さんを無視して、自分だけ幸せに成ろうとしてただけ。それだけのこった」
「ホントだね。……最低だよね。……」
「まぁ、そりゃあ、しょうがねぇじゃねぇの。全米ツアーで、これだけの人に求められりゃあ、嫌でも、全てのシガラミを捨てて自由になりたくなるもんだ。……人の心理としては、一般的なものだからな」
「意地悪……そう言う事を言ってるんじゃない事も解ってるクセに……」
「あぁ、十分に自覚してる。心配すんな」
……もぉ格好良過ぎだよ。
根本な部分では、物凄く底意地が悪い物言いをするクセに……
人一倍、誰よりも優しいし。
誰にでも分け隔てなく『幸せを与えようとする』
それにさぁ。
顔は、誰が見たって男前だし。
頭は、どこの誰よりも頭脳明晰だし。
スポーツも出来無い事がない位、万能だし。
もぉなんなのコイツ?
私……ひょっとして、崇秀の事『前より、もっと好き』なっちゃったのかな?
違う……もぉ大好きなんだよ。
……って言うかさぁ。
私の中では、男の中では『確実にNo1』だよね。
他の男じゃ、幾ら頑張っても、崇秀のこの献身的な思考は、誰も抜けない。
それだけでも私は、崇秀以外では満足出来なくなってるかも……
私も、コイツに狂わされてるのかな?
……もぉ、独占したいかも。
「……あのさぁ崇秀」
「なんだよ、脳タリンのバカタレ?」
うん、知ってる。
「うん、あのね。……1つだけ、一生のお願いが有るんだよね。出来れば聞いて欲しいな。ホントに1つだけなんで」
「んあ?なんだよ?まぁ、それ以前に『一生のお願い』は、一生に一回だから『一生のお願い』なんだけどな」
「あぁ、うん、そうだね、そうだね。じゃあ、本当に1つだけ」
「んあ?なんかイヤな予感がするな。……まぁ良いや。聞くだけ聞いて判断する。なんだ?言ってみろ」
「うん……あのね。なんて言うか。……あの……その……ホント、良かったらなんだけど……私とHして欲しいなとか……思っちゃったんだけど。……ダメかな?」
「……微妙」
「ダメ?ダメかな?魅力無い?」
うぅ~~~……
恥ずかしい……
いや、あのね。
幾ら眞子で2ヵ月半ズゥ~~~っと生活してたとは言え、元の記憶が全くない訳じゃないから……確かに、崇秀の言う通り、微妙だと言えば、微妙なんだけどね。
でも、もし、最初から『眞子って存在』が、この世にあったとしたら、絶対……絶対に、こう言うと思うんだよね。
……って言うか、正直言うとね。
元の思考があっても『もぉ全然OKかなぁ~~~』とかも、思ってたりする。
うぅ~~っと、えぇ~~っと。
こう言う思考になった事自体が、非常に自分でも恥ずかしいから……出来れば、なにも言わず『眞子の初めて』を貰って下さいな。
元の事は、今だけは綺麗サッパリ忘れて下さいな。
お願いだから、元はパスで……
「いや、ダメって訳じゃねぇけどな。なんで、そんな急に心境に成った?」
「いや、これはね。別に、今、急にって訳じゃないんだよね。前からさぁ。ずぅ~っと眞子のね。初めては崇秀が良いなぁって思ってたんだよね」
「そうかぁ。それでもヤッパリ……微妙だな」
「あの、あのさぁ。わかるよ、わかってるんだよ。そりゃあね、元の私を知ってる訳だから、中々……ねぇ。そう言う気持ちにはならないと思う。……気持ち悪いもんね」
「オイオイ、今更、それは無しだろ。別に、そんな事を思って『微妙』って言ってる訳じゃねぇんだよ。前から言ってるけどな。俺の中では、オマエは眞子でしかなく。前の事なんざ俺には無い訳だ。……ただな」
「ただ?……好みじゃないとか?」
「まぁ、中身が半腐れだから『好みか?』って聞かれたら、多分、違うとは思うぞ」
う~~~ん、色んな面で、頑張ってるんだけどなぁ。
その程度じゃ努力が足りないから、ヤッパリダメですか?
崇秀に、こんな大胆な頼み事をするのは、滅茶苦茶恥ずかしいのを我慢してるんだけどねぇ。
それでもダメですかね?
「そっか。……そこか」
「まぁ、それ以前の問題としてだ。オマエはまだ、俺に見合う程の女に成ってない。要するにだ。『抱くに値しない』って言ってんだよ」
グハッ!!そりゃあないよ!!
眞子として、2ヵ月半と言う期間を、必至に『自分を磨く事』だけに専念して生きて来たって言うのに。
言われたセリフが『抱くに値しない』……って、なに?
なんで、そんな屈辱的な事を言われなきゃいけないんだろ?
他の男の人なら……眞子と、絶対にやりたい筈だよ!!
馬鹿じゃないの?
「あのねぇ、崇秀!!私だって決死の覚悟で、こんな事を頼んだって言うのに!!そう言う言い方ってなくない?」
「事実だから、しょうがねぇじゃん。俺に抱いて欲しいなら、最低限、向井さんを越えてから出直して来い」
「ちょっと!!奈緒さんを最低ランクに置くのはやめてよ。奈緒さんは、もっと上の存在なんだからね!!」
「そっかぁ?たかが日本で売れてるだけのアーティストだろ。大した事ねぇじゃん」
「ムカツク……」
「それに俺は『世界が認める仲居間様』だ。根本からして格が違うんだよ、格が」
まぁね、そりゃあそうだけどさぁ。
『英雄色の好む』なんて言葉もあるじゃないですか。
そんな屁理屈バッカリ言ってたら、立派な『英雄』に成れないよ。
つぅか!!抱け!!
抱きやがれ!!
「なぁんだ。ナンダカンダ言って『ヘタレ』なだけじゃん。このヘタレ」
「ほぉ。如何にも脳タリンの言いそうな『安い挑発』だな、モブ子。だったらオマエは、ヤリタイだけのモブエロ豚じゃねぇかよ」
「モブエロ豚とか言うな!!大体ねぇ。崇秀じゃなきゃ。私だって、絶対にこんな事を言わないんだからね!!稀少だよ稀少」
「……あっそ」
「うわっ!!最悪だよ!!……そんな事を言いながら、ホントは立ってんでしょ」
「いや、悪ぃが、ピクリとも反応してねぇな。大体なぁ、オマエ程度の女で勃起して喜ぶ様な男なんぞ、たかが知れてるんだよ。そんな奴、人として終わってんだろ。……性欲に塗れた雑魚と、俺を一緒にすんな」
なんて言い草!!
アメリカに来て出逢った、私に優しくしてくれた男性の方全員に謝れ!!
眞子で立った人なら、アメリカ中で、いっぱい居るわい!!
「全然終わってないもん!!寧ろ、善良で、良い人ばっかりだよ」
本当に善良で良い人ばっかりが、私に対して抑え切れない性的興奮を覚えてるんだからね!!
……まぁ中には、私のパンツを顔に被らされても、寝てた間抜けな人もいますけどね。
それでも、ホランドさんも良い人だよ!!
どう見ても『変態仮面』だったけど……
「あっそ。そりゃあ良かったな。おめでとう」
「ムカツク……」
「んあ?生理なら、とっくに終わってんだろ。なにカリカリしてるんだオマエ?」
「大きなお世話だから!!放って置いてよ」
「小さな親切だから、構ってやる」
ヤナ返しが炸裂してきたなぁ。
なら、此処は1つ、ちょっと、今までに無いパターンで『泣き落とし』……
「ねぇ、崇秀。そんなに虐めなくても良くない?此処はさぁ、優しくやってくれても、良いんじゃない?」
「……ヤダね」
「なんでよぉ?こんなに頼んでるのに」
「んあ?別にやりたくねぇから。つぅか、やりたい気持ちにならないから、やり様もないしな」
「じゃあさぁ、崇秀を勃起させたら……やってくれる?」
「構わねぇが。……どうなっても知らねぇぞ。俺、H滅茶苦茶上手いからな」
自慢ですか?
……っとか思いながら、崇秀の前に座っていたのを一旦立って、崇秀の横に座る。
だって男の人は、基本的に『匂いフェチ』だから『眞子のフェロモンでメロメロ作戦』決行!!
「ホントにぃ?実は、女の子が演技してただけじゃないのぉ?」
「ふ~~~ん。オマエって、演技で、潮吹いて、気絶出来るんだな。凄いな」
「えぇっと……あのさぁ、それってホントの話?」
「まぁな。こんなもん人体の構造がわかってりゃ、別に大した話じゃないんだけどな」
「……ヤナHの仕方だね」
理論的なHの上手さは、お父さん譲りなんだね。
崇秀のお父さんって、そう言う意味では、完全に終わってるもんね。
……よくは知らない人だけど。
「まぁ……まぁ良いや。兎に角、勃起したら、眞子の初めてを貰って貰うからね」
「御自由に。オマエには、絶対無理だけどな」
「出来るもん!!じゃ、じゃあ、早速アソコ出してよ」
「ほらよ」
あぁ……デカイって程じゃないけど。
なんで、そんなに見事なまでに黒光ってるのかな?
なに?その今までの女戦歴を語る様なチンコは?
正直……ちょっとグロイね。
まぁ……それ以前に……
「あの……崇秀さぁ。こんな所で『ポロン』って出して、恥ずかしくないの?人が来るかもよ」
「別にぃ。つぅかよ、色んな所でHしてきたから。別に、今更、他人にチンコ見られるぐらい、どうって事ねぇよ」
流石に、鍛え抜かれた『ブラック・ソード』の持ち主。
精神力が並じゃない。
これは、かなり手強いね。
「あの……序に聞きますけど。これって、こんなにグロかったっけ?」
「さぁな。俺は、他人のチンコなんぞに興味が無いから、見た事が無いな。よく知らね」
「う~~~~ん。そっかぁ。……じゃあさぁ、取り敢えず、一回立ててみて。インポかも知んないから」
「一応、確認の為に聞くが。それは、オマエとの勝負には関係無しか?」
「あっ、うん。勿論、ノーカンで良いよ」
「あっそ」
うわっ……
なにこれ……無理。
『ジャックの豆の木か!!』って、ぐらい勢いでグングン成長して行く。
これによって、凶悪なブラックソードが、その恐るべき本性をメキメキと現す。
……本当にグロイ。
……グロ過ぎる。
「うぅ~~~」
「オイ、眞子?もぅ良いか?」
「あぁ……うっ、うん」
「じゃあ、元に戻すな」
「……嘘」
えっ?
これって、そんなに自由自在になる物だったっけ?
記憶が正しければ、一回立ったら、中々戻らなかった様な気がするんだけどなぁ……
……ってかね。
この人の、これって、仏様の掌で踊るお猿さんが持ってた『如意棒』か、なんかなのかなぁ?
不思議だ。
「さて、どうするんだ?これでも、まだ諦めないのか?」
「あのさぁ、一応、質問なんだけどね。直接触るってのは有り?」
「あぁ、別に構わねぇが。オマエが触った所で、所詮は、なにも起きないぞ」
「そんなの、やってみなきゃ、わかんないじゃん」
「じゃあ、御自由に……制限時間10分。精々頑張ってみろ」
腹が立つなぁ!!
なんで10分も掛かるって思ってるのよ?
もぉ……目に物見せてくれるわ!!
10秒で無様にイッちゃえ!!
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
崇秀の器の大きさに『独占欲』が湧いてしまい。
とうとう、自身のメンタル部分まで女性的な精神に侵されてきてしまった眞子。
どうやっても、自分を見て欲しいっと言う気持ちを留められなくなってしまったようですね。
まぁこの辺に関しましては。
本来、奈緒さんの件があるので、こう言った気持ちは押えるべきなのでしょうが。
生理が始まるぐらい体の内部までもが完全に女性になってるが故に、その思考から逃れられない部分でもあるのかもしれませんね。
さてさて、そんな中。
崇秀を勃起させる事が出来たら、初Hの相手を務めてくれると言う約束が成立したみたいなのですが。
見た目は美少女な眞子が、崇秀を勃起させる事が出来るのか?
次回はその辺を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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