最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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549 女子トークの本質と、清らかな乙女

公開日時: 2022年8月9日(火) 00:21
更新日時: 2023年1月11日(水) 14:19
文字数:3,576

●前回のおさらい●


 XX眞子の人格に交代し、完全に女子と化した眞子を見て不信がる奈緒さん。


その不信感を払拭する為。

素直ちゃんがお茶を淹れに行った隙に、倉津君に聞いて来た!!

「ちょっと、クラ。……君、あんなにベラベラ喋って、ホントに大丈夫なの?」

「・・・・・・」


矢張り、そう言う質問が来るッスよね。


けど、そこは眞子に任せれば大丈……夫……あっ、あれ?

眞子の奴、なんで無反応のまま、なんにも言わねぇんだ?


なんだ?


……つぅか、さっきより奈緒さんの声が、やけに間近に聞こえるな。


なんだこれ?



「ちょっとクラ、聞いてるの?」


うん?


……って、ひょっとして俺か!!


オイオイ眞子の奴、急に黙りこくったと思ったら、体の所有権を、俺に渡してやがったのか!!


いや、別に良いんだけどよぉ。

交代するなら交代するで、前以て言ってくれねぇとビックリするじゃありませんか。



「あっ、あぁ……大丈夫ッス、大丈夫ッス。ちょっと考え事してただけですから」

「そぉ?……あぁ、でもクラ。そんな事より、なんで、あんなに女の子の真似が上手いのよ?さっきの素直との会話なんて、まんま女の子だったよ」


それはXX染色体の協力です。


信用しませんね。

こんな話、誰も信用しませんね。


そうですね。



「あぁ、いや、俺も良く解んないんッスけど。なんか、自然に口がベラベラ動くんッスよ」

「そう……なんだ。あのさぁクラ。君って、ひょっとして女の子になりたかった口なの?」


なっ!!そんな訳ねぇでしょうよ!!

もし俺に、そんな願望が有るんだったら、この状況に文句の1つも言わず、もっと大手を振って喜んでますよ。

それ処か、崇秀に感謝して『アイツに処女捧げて』ますよ!!


それに、そうやって心底喜んでるなら、崇秀に『元の男に戻る研究』なんて頼まないッスよ。


なんちゅう酷い事を言うんッスか!!


こんな体、奈緒さんとH出来ねぇ体なのに……



「あのねぇ、奈緒さん」

「うん?なに?」

「それ……今の俺が言われて一番キツイ言葉ッスよ。言いますかね、普通?」

「あっ、そうなんだ。ごめん。ってか、ちょっと喜んでるのかと思ってた」

「なんで、そんな回答が?……」

「えっ?だってクラがさぁ。さっき『戻らなくても良い』みたいなニュアンスの事を仄めかすからじゃない」

「えぇ……」

「だから、ひょっとして、そうなのかなぁ~とか思っちゃったのよ。だからこれ、なにも、おかしくないんじゃない」


そりゃあ確かに言いましたよ。

けど、その前に、みんなして散々『覚悟』しろって言うからじゃないですか。


なのに、その解答は無いッスよ。



「いや、それは万が一の話ッス。大体、女の体じゃ、奈緒さんとH出来無いじゃないですか。これ、俺にとっちゃあ大問題ッスよ」

「君ねぇ……」


だって、現実そうじゃん。


それに奈緒さんだって、その内、Hしたくなるでしょうに……それとも、そうなった時、レズらせる算段なんですか?


まぁ、それはそれで有りッスけど……

(↑性に貪欲な俺)



「あぁ、そんな事よりクラ。あの、秋田出身って設定、なんで急に思い付いたの?」


あっ……急に話を転換された。


なぁ~~んだ、実は奈緒さん、今の話で照れたりしてるんじゃないッスか?


ないッスね。

はいはい、そうッスね。


いつも通りッスね。



「へっ?あぁ……あれッスか。あれはッスね。ウチの死んだお袋の実家が秋田の能代なんッスよ。だから、咄嗟に思い付いたんでしょうね」

「ふ~~~ん。なるほどねぇ。……って!!あっ、そうだ!!もっと重要な事があったんだ」

「なっ、なんッスか?重要な事って?」

「あぁ、重要な事って言うのは、他でもないんだけどね」

「あっ、はい」

「……クラ。あのね、さっきも言ったけど、もう直ぐ此処に千尋が来ると思うんだけど。私、千尋が来たら、君のフォローが、殆ど出来なくなると思うのよ。……だから、その辺、大丈夫かな?っと思ってさ」


あぁ、そこッスか。

けどまぁ、高確率で大丈夫だと思いますよ。


俺には、XX眞子って最終兵器が居ますから……



「あぁ、それなら、多分、心配ないッスよ。なんか、今日の俺は神懸かってるみたいなんで。疑われる様な言動は、多分しないと思います」

「そぅ。それを聞いて安心した。……あぁけど、もう1つ忠告」


なんだ?

此処に来て、初めて嫌な予感がしたぞ。


なんの話をするんだ?



「なっ、なんッスかね?」

「良いクラ?此処は女性としては重要な話だから、良く心に留めて置いてね」

「あぁ、はい」

「あのね。千尋が来たら、今までの様な、のほほ~~んとした会話は無くなって来ると思うのよ。それ処か、ロクでもない話がドンドンエキサイトして行くけど、全部を真に受けちゃダメだよ。それに女の子同士の会話って結構エグイから、聞き流す事も、早く憶えた方が良いよ。……これ、女子にとっては重要事項ね」

「ちょ……そっ、そんなにエグイんッスか?」

「うん。異性が居ないから、話がモロど直球。特にエロ話なんか始まったら、最悪だよ。多分、直ぐ、聞くに堪えない話になるよ」


マジかよ……



「あの……まさか、素直も、そんな話するんッスか?」

「あぁ、素直は、そう言うのは全然ないけど。話を興味津々で聞いてると思うよ」

「えっ?あの……素直ッスよ」

「そうだよ。だって、この間も、FISHの美樹達と一緒に遊んだ時なんて、美樹達をズッと質問攻めにしてたもん」


あら、意外……って訳でもねぇか。

女の子だからって、性に全然興味がないってのも変だしな。


素直も、そうやって着実に大人の階段を登ってるんだな。


おぃちゃんは嬉しい様な、悲しい様な気分じゃぞ。



「はぁ~~~っ、そうなんッスか。あぁ、そうだ、奈緒さん。所で俺って、処女設定ッスか?」

「うわっ、微妙。ソッチ系の話で下手な事を言ったら一番バレ易いからね。処女って言う事にして置いた方が無難なんじゃない。そっちの方が身の為だよ」

「あぁ、そうッスか。了解ッス。じゃあ、清らかな乙女設定で」

「うわっ、キモッ……そんな奴、居ないから」

「はぁ?居ますよ。奈緒さんこそ、なに言ってんッスか」

「だから居ないって。そんなの、相当な金持ちの家の子だよ。しかも、監禁に近い箱入り娘でもない限り、清らかな乙女なんて有り得ないわよ」


いや、普通に居るもんね。


ってか、そんな風に男の幻想を簡単に打ち砕いちゃダメっす。



「じゃあ、その『清らかな乙女』って奴をやってみせますよ。万事が全て上手く行ったら『奈緒さんのオッパイ一時間揉み揉みの刑』ッスからね」

「良いよ。その代わり、君が途中で挫折したら『君のオッパイ二時間揉み揉みの刑』だからね。良いね?わかった?」

「二時間って……なんか奈緒さんの方が一時間多くなってないッスか?」

「なになに、それってビビってるの?ビビッてる、ビビッてる。ヤッパ、出来無いんだ」


この子、腹立つわぁ。



「じゃあ、良いッスよ。二時間でも三時間でも、好きなだけオッパイ揉めば良いじゃないッスか。あぁ、けど、故意的に邪魔するのだけは無しですよ」

「良いよ。じゃあ、決定ね。……私にオッパイ揉ますなんて、君、後悔するよぉ~」


イヤラシイ手付きで、手をワキワキしないの。


エロいなぁもぉ。

そんな事バッカリしてるから、山中に『エロ女王』とか言われるんですよ。


反省しなさい反省!!



「しませんよ」

「ふ~~~ん。そこまで言い切れるって事は、なんか策有りなんだ」

「あっても教えないッスよ」


基本的には、そんなもん、なんも無いッスから……


有るとすればXX眞子の存在ッスね。



「良いよ、別に……どうせクラには、なぁ~んにも出来無いもん」

「出来ますぅ~~」


もぉ、そうやって直ぐ挑発する。

そんな安い挑発には乗りませんよぉ~~だ。


っとか言いながら、俺はコソッと拗ねて、その場から立ち上がった。



「あっ!!ねぇねぇクラ」

「なんッスか?」

「今の拗ねた顔、超可愛かったよ。よっ、男子キラー」

「うっさいッス」


なにを言うかと思えば……


……にしても、可愛いんだ。

奈緒さんから見て『可愛い』って表現が出るなら、相当可愛いんだろうな。


そっか、そっか……可愛いんだ。



「ク~ラ~、なにそんな可愛い顔してニヤけてんのよ?どうしたのかなぁ?」

「べっ、別にニヤけて無いッスよ」

「なになに、なに照れてんのよ?あぁ……さては君、今、自分の事が可愛いとか思ってるんでしょ。心配しなくても、可愛いよクラ。ぷぷぷ……」


言わんで……


そんな風に笑わんで……


図星は辛いから……


見透かされたのがスゲェ恥ずかしいかったので、取り敢えず、逃亡する事にした。


でも、腹が立つので、置き土産。



「もぉ、奈緒さんなんか、知らないんだから」

「にゃ!!もぉ急に、なんちゅう可愛い事するのよ君は……じゃなくて、じゃなくて、どこ行くのよクラ?」

「トイレっす。おしっこッス」


……嘘。


トイレで、眞子と『清らかな乙女』について、作戦会議をするだけなんッスけどね。

そこは、俺だけの秘密ッス。



「大丈夫?1人で出来るクラ?」


はい?


いや、仮に本当にトイレだとしても、赤ん坊じゃないんッスから、おしっこぐらい一人で出来ますけど。


奈緒さん、なんでこんな事を聞くんだ?


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


急に、倉津君に戻りましたね(笑)

ですがまぁ、なんとか奈緒さんを説き伏せて事無きを得た後、女子トークの本質について語られたのですが。

以前にも書きました様に、女子トークには「本音」と「見栄」っと言う物が混在してるで、全てが真実っと言う訳ではないんですね。


まぁこの辺に関しては、男女問わずな部分なのですが。

特に女子の場合は、見栄を張る部分が強調される場合があるので見極めが難しいでしょうね(笑)


……っでまぁ、倉津君。

XX眞子と言う味方が居る事を良い事に『清らかな乙女』っと言う物を演じる羽目に成ったのですが。


コチラの方は大丈夫なのでしょうかね?

突然、XX眞子が、倉津君に交代した所を踏まえて、ちょっと不安が残る感じです。


さてさて、そんな中、次回は。

奈緒さんが今現在不安に成ってる『女子のおトイレ事情』についてお話したいと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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