加藤と加賀美は、特訓をやめていなくなったズボン部の水野と大岡と青野がいるところへ向かった。
〈加賀美〉で?どこにおるの?
〈加藤〉あそこだ。ズボンやデニムの専門店ステッチ・グループにいる!
〈加賀美〉わかった!そこに行こう!
加賀美と加藤は北柏駅から徒歩2分のところにあるステッチ・グループに向かった。
〈加藤〉あった!あそこだ!
二人はお店に着くと、中に入り三人を探した。
〈水野〉おお!このデニムいいですね!
〈加藤〉いました!
加賀美と加藤は水野の声がするほうに向かった。
〈加藤〉おい!水野!
〈水野〉げっ!なんで加藤が!?
〈加賀美〉私もいるけど
〈水野〉加賀美さんまで?おい!みんな!
〈青野〉え?
〈大岡〉なんで?ここに?
〈加藤〉ちょっと外行かないか?お店に迷惑かけるだろ?
5人は近くの公園に。
〈加藤〉なあ!もう一度頑張ってみないか?
〈大岡〉もううんざりなんだよ!
〈加藤〉大岡?
〈大岡〉なんで?そこまでやるんだよ!?部活として、認められないなら意味ないだろ!
〈加賀美〉それは違うわ!いい!部活を創るのに、どれだけ難しいことなのか、君たちが一番しってるでしょ?加藤くんから聞いたわ。前はもっと努力してたって、ズボン好きなんでしょ?
〈大岡〉おまえになにがわかるんだ!
〈加賀美〉わかるよ。その気持ち。ズボン好きなんでしょ?もうどうでもいいならあの店に行かないかはずよ?まだ、頑張りたい!って思ってるんじゃない?
〈大岡〉それは...
〈大岡〉ああ、たしかに。最近はふざけてるかもしれない。でもどうしようもないじゃないか!?俺たちは!頑張っても報われないんだ!
〈加賀美〉まだよ、まだ頑張りきってないじゃん!また頑張ろうよ!
〈大岡〉!
〈大岡〉そうだな。まだ、頑張りが足りないようだ。水野、青野、おれはもう少しがんばることにするよ。お前らはどうする?
〈水野〉大岡さん...おれも!もう少しだけ!
〈大岡〉青野、お前は?
〈青野〉正直、おれはもう無理だと思ってます。けど、加藤さんやみんながいるなら
〈大岡〉きまりだな!
〈加藤〉みんな!!
と、大岡にハグをする。
〈加藤〉よかった!
〈大岡〉なにいってんだよ!また、頑張ろうぜ!
〈加藤〉加賀美さん!ありがとう!君がいなかったら
〈加賀美〉べ、べつに、あんたたちのためじゃないから!
〈加藤〉そうか、わかったよ
〈加賀美〉それより!明日からまた、特訓するわよ!
〈大岡〉げっ!
〈加賀美〉大丈夫よ、きっと、君たちなら
〈加藤〉ははは
これでバラバラだったメンバーの意思は固まり、ようやくあのころのような思いが再びでてきたようだ。
ー 39 アゲハの生徒会入門5 努力 ー 続く
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