椿はあのあと部屋で少し考えてみた。
〈椿〉なんで、急にあんなことがおきるんだ?
〈椿〉ん?そう言えば、のぞみちゃんのやつ、なんか浮かない顔していた。なんだろ?俺たちが思う顔と一致しない。なんか、こう...ああ!だめだ!わからない!
そう、のぞみはあの時の顔は少しにやっとさせた、なにか企んでいるかのような予想外の顔だ。普通ならそんな顔をしない。
〈椿〉そういえば、トイレに何回かいってたな。最後はあのカフェだっけ?たしかその時が一番遅かったな。まあ、女の子は色々遅いっていうしな。でも要は戻ってくるは早いよな。あいつは男みたいなやつだから特別か?いや、違うな、あいつも女だ俺たちからしたら、もしかしたら遅いのかも。それよりも、のぞみちゃんは凄く遅い。本当にトイレに行ってたのか?って思わせるほどに。多分、要も女だから普通より遅い。けど、のぞみちゃんがそれ以上に遅かったから、要が戻るのが早く感じたのか?
のぞみちゃんは何回かトイレに行っている。だが、それは普通の事だ。だけど、そのトイレの時間、あのカフェに入るまではそこまで遅くなかった。けど、最後立ち寄ったカフェではそれ以上に遅かった。要よりも。なにか、あるのか?と椿は考えるようになっていた。
〈椿〉はっ!まさか!いや!それはない!だって!のぞみちゃんはすごい優しくて、落ち着いていて、おとなしい子だ!それはありえない!
でも、だとして、なぜだ?なにかの間違いだろ?
だけど、じゃあなんで、あんな顔してたんだ?
〈椿〉明日は日曜日か、要に会うか?ちょっと聞きたいこともあるし
すると、一階のほうからお母さんの声が聴こえた。
〈百合〉椿!ご飯よ!出来たから、降りてきなさい!
〈椿〉はーい!
〈椿〉でも、なんか引っ掛かるだよなー。のぞみちゃんは優しいし、俺らとは縁のない学校にも通って...
え!?もしかして?
わかった!そうか!そういうことか?少しだけわかったぞ!
すると、携帯を取り出し要に電話した。
〈椿〉要か?明日日曜日会えるか?話したいことがある!
〈要〉ええよ、明日なー
そして、携帯をやめ、階段を降りて食卓についた。
ー 37 居場所⑤ ー 続く
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