大戸先生は、千代先生の家に向かっていた。
〈大戸先生〉ええーと鎌ヶ谷駅から抜けて、直進してセブン抜けて、鎌ヶ谷ストア、ローラン・ロードフランスパン鎌ヶ谷店…… ここを左に…… また直進、と
大戸先生は駅から10ほど歩いた。すると、団地がある。マンション名は「クイックリィ」というマンションだ。団地は鎌ヶ谷第一団地と書いてある。
〈大戸先生〉ここか
このマンションの2棟目の703だ。エレベーター付きだ。となりには階段がある。マンションは普通の白い壁に覆われ、中は凄く綺麗だった。ただオートロックなので、呼び出しボタンを押さないといけない。
なぜか、中から、トーテムポールみたいなやつが大きい順に3つ並んで、看板をせよっていた。そこには『ようこそ!』と、書かれている。
大戸先生は呼び出しをした。
〈千代先生〉はーい!
〈大戸先生〉大戸です!
〈千代先生〉はーい!ちょっとまってね!
と、家にいる千代先生はオートロックを解除した。
機械のようなうぃぃ~んと2回ほど音がなった。
大戸先生はエレベーターを呼び、7階にむかった。
〈大戸先生〉おお、ここか
大戸先生はインターフォンを鳴らした。
ピンポーン!と綺麗な高い音が響いた。
〈千代先生〉はーい!あ、大戸先生!おはようございます!どうぞ!
〈大戸先生〉あ、おはようございます!お邪魔します
千代先生は無防備な姿をしていた。なんというか、ちょっと薄めのセーターのようなパジャマのような感じのゆったりした私服を着ていた。
大戸先生は千代先生の家に入った。
大戸先生は思った。凄く可愛いくていい匂いがする、と肌で感じていた。
ー 17 大戸先生の喜色編1 ー つづく
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