草ww破滅部活動日記

草ww破滅部シリーズ
Kay.
Kay.

64日目 タスポニー部 後編

公開日時: 2021年1月23日(土) 20:13
文字数:984

〈渡部先生〉でははじめ~まひょーか!



〈要〉キモいなおっさん



〈椿〉おい、一応先生だからな



〈スカイラー〉あたし、この人と一緒にやると嫌なんだけど?



〈要〉もう一回じゃんけんする?



〈スカイラー〉えー



〈要〉なにいやなん?



〈スカイラー〉だって!せっかく一星くんと一緒になれたのに!もう一度じゃんけんしたら一緒になれないじゃん!



〈要〉そこかよ!



〈一星〉ハハハ!!



〈道久〉で?じゃんけんするの?



〈スカイラー〉尺だけど、このままでいいわ



〈渡部先生〉君たち、わしをなんだと思ってんの?



渡部先生は呆れていた。



〈要〉じゃあやろう!



〈渡部先生〉ではいくぞ!



と、渡部先生はスポンジボールを一度地にバウンドさせて、手のひらでスポンジボールを相手の右のコートに入るように軽くポンッ!と弾ませた。



すると、相手コートいた要はおもいっきり渡部先生の顔面に目掛けて、パーで殴った。そのスポンジボールは惜しくも渡部先生のほっぺを軽く触れて通りすぎる。



〈椿〉え?ちょ......ようさん?



〈要〉なんや?



〈渡部先生〉わたしをころすきか!??



〈要〉これなら早く終われるやろ(しね)?



〈椿〉恐ろしいな



〈スカイラー〉相変わらずのバカ力



〈要〉よし!どんどんいくで!?



〈渡部先生〉ちょッ!!



と、バンバン打ちまくる要。



そして、渡部先生は驚きを隠せなそうだったが、やはりタスポニー経験者として負けるわけにはいかず、要の打つボールに対抗して、大人げなく打っていた。



〈渡部先生〉やるなー!出前!



〈要〉先生が下手なだけやろ?だが、楽しくなってきた!



と、再び打ちまくる。



〈椿〉いや、これもう3対3じゃなく1対1の勝負になってるやん



〈スカイラー〉あの二人ってバカよね



〈道久〉とりあえず、ぼくらは帰りますか?



〈椿〉そうだな?



〈一星〉おれらの役目はなさそうだしな!ハハハ!!



いつの間にか要と渡部先生に火がつき二人の勝負が続いた。どっちも負けを認めなかった。


というか、すごい気迫で戦っていた。まるで蛇とカエルのような戦いだった。



渡部先生と要の二人を残し椿たちは先におのおの家に帰った。



椿は一応要のLINEになにかメッセージを残しておいたようだ。



椿、スカイラー、一星、道久はほとんど試合をせず帰ることになった。



後日渡部先生から聞いた話、一週間かけて4人の生徒を集め、見事タスポニー部を作ったようだ。



タスポニーはそこそこ面白かったと要は言っていた。


ー 64 タスポニー部 後編 ー 続く

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