芽果は柄本会長が気になり、探していた。

すると、1階の職員室で後ろ姿をみたので、付いて行くことに。すると、会長は職員室をぬけ左の廊下のほうへ歩いた。芽果もその道へ行くと、会長の姿はなかった。

〈芽果〉え？あれ？柄本くん？どこいったのかな？

その道には、階段もない。あるのは、家庭科室のみ。家庭科は選択だ。柄本会長は選択しているが、今の時間に行く理由がない。それに鍵がかかっている。そして、窓から明かりも見えない。そして、今の時刻は放課後の16時だ。

〈芽果〉え？なんで？

と、元の道に戻ると、今度は戻った道から、先ほどの道から右側の廊下に行くところをみた。

芽果は追いかけた。

階段を上がる。

すると、階段を登り上がった瞬間に柄本会長はパッと消えた。

〈芽果〉え！！なんで！！？

そこに、二神が現れる。

〈二神〉あれ？どうしました？

〈芽果〉あ、二神くん。ちょうどいいわ、今この辺で会長見なかった？

〈二神〉え？ここでは見てないですよ。職員室に入るところはさっき見ましたよ

〈芽果〉え？さっき？どれぐらい前？

〈二神〉んー、そうですね。10分ぐらい前です

〈芽果〉わかったわ、ありがとう

そういうも、芽果は職員室に向かった。だが、おかしな点がある。10分前ということは、ちょうど会長が家庭科室のほうに向かっていなかった時ぐらいの時間のはずだ。

そう思いながら、再び職員室に向かった。

果たして、柄本会長には、会えるのか？

ー　28 芽果の迷宮1 ー　つづく