草ww破滅部部室にて
〈スカイラー〉た!大変や!
と、言いながら部室の扉を開けた。それを聴いて椿たちはスカイラーのほうをみる。
〈椿〉どうしたんだ?スカイラー?
〈スカイラー〉大変や、はあはあ、はあはあ
と、息を切らしていた。
〈椿〉スカイラー?
〈要〉なにかあったん?
〈一星〉どうした?スカイラー、話して
〈道久〉スカイラーさんがこんなに息を切らしている。珍しいですね
〈スカイラー〉大変なのよ!BGFが延期になるって!
〈一同〉なに!?
〈椿〉なんだって!?なんでだ?なにか、トラブルか?
〈スカイラー〉いや、わからない。けど、さっき校長先生がTT新聞を貼ってて、それを見たら、ボードゲームフェスティバルは事情により、延期ってあったわ
〈椿〉なんだよ、その事情って?
〈スカイラー〉わからない...
〈椿〉ちょっと!生徒会いってくる
〈要〉あたしらも行こう!
そういうと、みんなで生徒会室に向かった。
そして、椿は扉をガラッ!と勢いよくあけた。
〈椿〉会長!BGFのこと説明してくれ!
〈柄本会長〉おまえ?BGF?
〈二神〉あっ!椿!貴様!場所をわきまえろ!ノックぐらいしろ!
〈椿〉うっさい!それどころじょない!
〈要〉BGFが延期ってどうなってんねん!二神!教えろ!
〈二神〉なんだって?なんで、おまえらそのことしって...
〈柄本会長〉多分TT新聞を見たんじゃないか?
〈椿〉そうだ
〈柄本会長〉はあ、悪いな。あの新聞の件はちゃんとした文章じゃないんだ、見落としてしまってな、それで事情により。となってるんだ。後で回収するはずだ。で、そんなことより、なぜ、延期か?のほうが大事だよな
〈椿〉ああ、そうだ
〈柄本会長〉理由は、コルナウイルスのことと、そして、そのせいでボードゲームたちが今日届くはずが、24日に届くことに、遅れてるんだ。
その他のことも考え、さっき、理事長室で、俺、理事長、校長、副校長と、集まり、会議した結果、こうなった。
ボードゲームフェスティバルは、延期になった。
ここまで、噂になってるし、盛り上げたい。そして、もう伝統でもあるこのフェスティバルを簡単に中止するわけには、いかないから、延期だ。
日程は、25日から2日間だそうだ。
色々、考慮した結果だ。
まあ、中止にならなくて、よかったと思うぜ
〈椿〉なるほどな、そういうことか、わかった。ならいい、ふふふ、おい!生徒会!25日、おまえらを倒して勝ってる!
〈柄本会長〉はははは!!そのいきだ!受けてたつ!まあ、勝つのは俺らだけどな
〈椿〉じゃあな、それだけだ
そういうと、帰ろとした。その瞬間、柄本会長は、椿にこう言った。
〈柄本会長〉おい!椿!
〈椿〉ん?なんだよ
〈柄本会長〉今回の件、本当に悪かった、変な誤解と心配させたな、悪かった
〈椿〉別にいいぜ、それより、ボードゲームフェスティバル、楽しもうぜ
〈柄本会長〉まったく、おまえは
〈椿〉じゃあな
椿たちは、自分の基地へとかえっていった。
〈柄本会長〉本当に面白いやつだな、今度は覚えたぜ、椿
草ww破滅部部室近くの廊下にて
〈要〉なあ、椿よかったな、理由がわかって
〈椿〉ああ
〈スカイラー〉ごめんな、私がいらない不安で、みんなを
〈椿〉そんなの、気にするな。どうせ、誰かが、気づいて、言ってきてたと、思うぜ?それが、たまたま、スカイラーだっただけの話だろ?気にするな
〈道久〉そうですよ
〈一星〉そうそう
〈椿〉しっかし、あいつ、今頃か
〈要〉なにが?
〈椿〉気づいてないのか?あの会長、まえはよく俺の名前、間違え、坪木くんとかわけのわからんことをいって、あたかも眼中にない。って示してたのに。
きゅうに、今日、椿ってちゃんと、名前を言ったんだ。わかんねえけど、本当に忘れてるだけなのか、本当に眼中にないのけ、わからないけど。
けど、なんか嬉しいな
〈要〉そっか、早く帰ろ
〈椿〉おう!
そういって、椿たちは、部室に戻った。
BGFは延期になったが、中止になったわけじゃない。
そう、ここから本当のBGFが始まろうとしていた。
決戦まで、あと3日。
ー 26 トラブル? ー 続く
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