2-A教室。
〈津島先生〉よーし!今日はもうすぐテストが近いということで、臨時テストを行う
〈椿〉え?まじすか?数学も?
〈津島先生〉数学も?なんだ?数学もって、あたかも違う授業で臨時テストがあったかのように
〈椿〉そーなんですよ!昨日、古文の国分先生が臨時テストにしたんです
〈津島先生〉ふーん。そうなの。とりあえず机にあるものしまえ
〈椿〉まじでやるんですか?
〈津島先生〉まあね
〈要〉こいつ数学苦手やらな
〈津島先生〉安心しろむしろ数学というより算数のレベルだ
〈椿〉ますますできねー
〈要〉は?なにいって……
〈津島先生〉おい!始めるぞ!
〈要〉はい!
そして、臨時テストがはじまった。
すると、1時間がたって、授業のおわりのチャイムがなる。
〈津島先生〉おーい!できたか?集めてくれ!
〈椿〉やっと、おわったー!
〈津島先生〉いい点数だといいな?椿
〈椿〉うわ
すると、津島先生は集めたテストをもって、職員室に向かった。
そして、自分のデスクで採点をしていた。
その時辻村先生が話しかけてきた。
〈辻村先生〉お疲れ様です。津島先生
〈津島先生〉お疲れ様です
〈辻村先生〉採点ですか?
〈津島先生〉はい。今日テスト前の臨時テストを行ったので。しかし、見てください、採点の途中ですけど、椿の点数
〈辻村先生〉椿くんですか?
〈津島先生〉10点なんすよ?いまのところ
〈辻村先生〉え?あれ?この問題は?
〈津島先生〉え?あー、これですか?これはちょっとからかってやろうと思って作った難しい問題ですね。普通は大学で習う代数学問題ですけど...ん?なんだ、これは?
〈辻村先生〉どうしましたか?
〈津島先生〉あってる…… そんなバカな!
〈辻村先生〉そういえば、あの子、英語もそうなんですが、今まで習ってきた中学とかの英語より高校で新たに習う英語のほうが明らかにテストの点数もいいんです
〈津島先生〉な、なんだって!?
〈辻村先生〉なぜでしょう?
〈津島先生〉わからないです
〈辻村・津島〉んー?
と、二人は首を傾げた。
なぜ、難しい問題がわかるのか?と考えていた。
ー 22 椿のテスト採点 ー つづく
読み終わったら、ポイントを付けましょう!