夜、出前家にて
要は鏡をひっくり返した。そして、寒かったので、こたつに入った。
すると、父・睦(まこと)が、要を読んだ。
(睦)よ、ようちゃん、ちょっと来てくれる?
(要)なん?おとう?
と、要は父のほうへ向かう。それは鏡をひっくり返したところだった。
(睦)よ、ようちゃん?これは?
(要)あー、実は....
要は、部活の出来事を話した。
(睦)へー、面白そうやね
と、父は面白そうと要にいった。
(要)まあ、それで、ひっくり返したんやけど、どう?
(睦)どうって言われても、またひっくり返えばなおるしな~ これは、ちょっとないな
(要)ですよねぇ~
お父さんはしばらくどう答えるか考えていた。次の瞬間、お父さんは、要に微妙な笑顔で、要に向けてグッドをした。
要はその姿を見て、何故か虚しくなった。
あんな、おかしな笑顔を未だにかつて見たことないと。
ー 5 鏡作戦・要編 ー 続く
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