ある日の夜、スカイラーの家にて。
〈シドーニア〉ねえ、ゆきちゃん最近、ビオラどう?
〈スカイラー〉ビオラは、順調よ。どうしたの?
〈シドーニア〉いえ、最近。ビオラよりあの部活を行ってるそうね
〈スカイラー〉そうだけど?なぜ急にそうなことを?
〈シドーニア〉あのね、ビオラのことどう思ってるの?
〈スカイラー〉ビオラは好きです。このまま続けたいと思ってますわ
〈シドーニア〉でもね、あの部活いってるとき、ビオラに集中できてないわよね?
〈スカイラー〉え?そんなこと……
〈シドーニア〉そんなことあるわ!実際!あなたは、あの部活に入ってからビオラをやすみがちじゃない!?
〈スカイラー〉そんなことないわよ!課題だって、やってるし!
〈シドーニア〉あのね、あの課題をきいたわ…… 前より落ちたわね
〈スカイラー〉! そんなことない!
〈シドーニア〉そんなことある!あなたがどっちも頑張るっていうから、やらせてあげてるけど、両立できないなら、あの部活をやめてちょうだい!もし、本当にやる気があるならオーストリアのウィーンに飛びなさい!
〈スカイラー〉なんで、そんなこと言われないといけないの?なぜ?両立できてるわよ!実際できてるじゃない!いやよ!
〈シドーニア〉できてないわ!そんなこと言わないで!
〈スカイラー〉なんで通じないの?私二つとも頑張ってるじゃない
〈シドーニア〉あれで頑張ってるうちにはいらないわ
二人はビオラと草ww破滅部について意見が食い違い、通じなくなってしまった。
言い争った。
そこにお父さんの丘琉がやってくる。
〈丘琉〉母さん?どうした?こんな時間に大声だして
〈シドーニア〉なんでもないわ、私寝るわね
と、お母さんは寝室に向かった。
スカイラーは怒ったまま階段をどんどん!と大きな足音をたてて、自分の部屋に閉じ籠った。
スカイラーは、ベッドに寝転がった。
そして、泣いた。
今日はなぜかお母さんとスカイラーの言葉はお互い通じなかった。
ー 59 通じない夜 ー 続く
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