今日も学校内は静かだった。授業がない先生は自粛することになっている。
〈安部先生〉コルナひどくなってますね
〈国分先生〉ですなー
〈津島先生〉まあ、あれですね。前までは中国でそんなことあるだ~とか言ってたのが、今は、ヤバイヤバイっていってますよね
〈安部先生〉ですねー
〈教頭先生〉あ、三人ともいいところに、もう消毒がないから、外にあるやつと、学校内にあるやつ、職員室にあるやつを補充してきてくれ
〈安部先生〉はい
〈津島〉わかりました
〈国分先生〉えー
〈教頭先生〉なんだい?やりたくないのかい?じゃあこっちの細かい書類の整理をやるか?
〈国分先生〉消毒の補充いってきまーす
と、三人は学校にある消毒を補充しに向かう。
国分先生が職員室前の消毒を補充していると、たまたま、要と一星と椿が通りかかった。
〈椿〉あれ?国分先生だ
〈国分先生〉げ……
と、国分先生は目を反らす。
〈要〉え?なんで目をそらしてるの?
〈国分先生〉なにもない
〈要・椿〉ええ??そうかな??
〈国分先生〉う…… (こいつら、うっぜぇぇぇ!)
〈一星〉おいおい、その辺にしとけ、すみません先生、こいつらバカなもので
〈要・椿〉こいつよりかはバカじゃないわ!
〈要・椿〉ぐっ!ん~!!
〈一星〉早くいくぞ、部室いくんだろ?
〈要・椿〉いくよ!
と、二人は歩き始める。
〈一星〉全く……
〈国分先生〉一星……
〈一星〉ん?どうしたんすか?先生
〈国分先生〉あのな、BGFの件はあまり気にするな
〈一星〉気になんてしてませんよ!というか、BGF前より燃えてます!剣道も草ww破滅部もね、先生も早くきてくれよ、スカイラーのやつが美味しいクッキーとお茶を用意してるんだと
〈国分先生〉一星…… わかった(また、一段と爽やかになりやがって)
〈国分先生〉さて、さっさと終わらせて、部室行こ!
国分先生はBGFで一星にしたことを思い返しずーと気にしていた。
一星の顔を見るとさらに期待できる男になった。
これまでとは、違う一星として。
国分先生はいつのまにか部室は行きやすい場所となっていた。
ー 30 爽やかな顔 ー つづく
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