昼、12時30分
1-A教室にて
〈椿〉要、一星!今日おれ弁当だけどどうする?
〈一星〉奇遇だな!おれも今日、弁当だ
〈要〉私は弁当じゃないから、スカイラーと、道久と給食いってくるわ
〈椿〉おう、わかった
〈一星〉じゃあ、食べますか?
〈椿〉ああ
そういうと、椿と一星は弁当を出し、机をくっつけた。どうやら、今日は1-Aの教室で食べるようだ。
〈一星〉しっかし、えらい人に目をつけられたな
〈椿〉なにが?
〈一星〉BGFの件だよ
〈椿〉あー、あの会長のやつな!なにが、負けたら廃部だよ、くそ!
〈一星〉まあ、大丈夫でしょ?俺らを信用しろよ
〈椿〉わかってるよ、信用してるよ、スカイラーも要も兵藤も、おまえもな。親友
〈一星〉あはは!おまえ、本当に面白いやつだな!
〈椿〉うるせぇ
と、言いつつ、椿は牛乳を飲んだ。そして、再び弁当の卵焼きを食べた。すると、急にお腹が痛くなった。
〈椿〉うっ!いてて
〈一星〉どうした?
〈椿〉はらいたい、ちょっとトイレ
〈一星〉おう
〈椿〉はあ、なんだこれ?
そういいトイレから教室に戻る。
〈一星〉大丈夫か?
〈椿〉ああ、大丈夫
と、椿は再び牛乳を飲んだ。そして、たまたま、牛乳の賞味期限あたりを、ふと、見た。
〈椿〉え?
牛乳は、1ヵ月前に賞味期限が切れていた。
〈一星〉おまえ、これ?
二人は、牛乳の賞味期限を見て、声が出なかった。
相当、恐ろしかったのだろう。
ー 25 賞味期限 ー 続く
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