BGFの最終戦が終わり、優勝したのは生徒会チームだ。
優勝者には3回目優勝チーム黄金竹ビッグカップが受賞され、今年のBGFの熱き戦いはの冬寒い風とともに消えていった。
そして、いつの間にか次の日から普段どおりの日常になっていた。
一部の人々を除いて。
草ww破滅部部室にて
椿は泣いていた。生徒会長との約束で草ww破滅部を解散することになった。
〈椿〉うっ…… う、う~、ごめんな!俺が負けたせいで、こんなことになって
〈一星〉きにするな!部活は無くなっても俺たちはもう仲間だろ!
〈椿〉ありがとう…… 一星
〈道久〉いままで、楽しかったです
〈スカイラー〉私も…… ありがとう
〈要〉解散やけど、またみんなで遊べるやん!なあ、部室もなくなるわけやないし…… 遊びに…… ごめん
と、扉の奥で涙をながしている。扉の前には国分先生が、聴いていた。
そこに、生徒会がやってくる。
〈柄本会長〉おい!お前ら!
〈椿〉ん?げ!なんで生徒会が!?
〈柄本会長〉お前ら本当に解散するのかよ?
〈椿〉お前が言ったんだろ!
〈柄本会長〉解散するなよ
〈椿〉は?
〈柄本会長〉やめんなよ、もっと俺を楽しませろ。これだけいいにきた。まあ、おれの勝手だけどな。じゃあな!草ww破滅部!期待してるぞ!
と、行ってしまった。
〈椿〉おいまてよ!
〈柄本会長〉待つかよ!じゃなあ!ハハハハハハ!
〈椿〉は?どゆこと?
〈要〉ようわからんけど、解散なしってこと?
〈道久〉えー
〈スカイラー〉この涙返せ!
〈椿〉本当にそれな!
〈一星〉まあ、よかったやん
〈椿〉そだな
〈要〉お祝いやー!
〈椿〉よし!明日はお祝いにパーティーだ!!!
あまりの嬉しさと安心に騒いでいた。
一方、生徒会室では二神が柄本会長に質問をしていた。
〈二神〉会長
〈柄本会長〉どうした?二神
〈二神〉なぜ、あんなことを?あなたは約束は守る人です。そして、鬼のように頑固です。一度解散させると言ったらとことん追い込んで解散させる。
そんな会長が、なぜ解散を取り止めたんですか?
〈柄本会長〉それさ、一歩間違えたら悪口だぞ
〈二神〉すみません
〈柄本会長〉まあ、いいよ。この部活はな、申請が来たときから校長と理事長の眼を光らせたそうだ。そう、星のようにな
〈二神〉?
〈柄本会長〉それを聞いて…… 見たくなったんだ。あいつらの絆つながりというやつに
〈二神〉会長……
〈柄本会長〉(まあ、あいつらには悪いことしたしな…… あいつにも)
柄本会長はどうやら、草ww破滅部に興味が湧いたそうだ。
その頃、要は思った。「もしかしたら、一緒に楽しみたかっただけなのかな?いつでも部室に遊びにきてな生徒会……」
柄本会長本人本当にそう思っているのかは分からないが……。
そして、この件はおわり、椿たちはいつもの日常へと戻って行った。
ー 57 BGF編29 遊びにきてな ー 続く
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