次の日、草ww破滅部の部室にて。
要は部室に入る。すると、机の上にある紙を見つける。
「生徒会室に来てくれ。椿より」と書かれていた。
〈要〉椿?生徒会室? なんでや?
と、不思議に思い手をとり悩む。裏をみるとこの紙事持ってくることと書かれている。
〈要〉とりあえず行ってみるか
要は生徒会室に向かう。
部室からは歩いて10分ぐらいだ。棟がちがう。少し遠めだ。
要は生徒会室に着くと、ガラッと開けた。
〈要〉おっすー! ん、なんだもうみんな居たのね
そこには生徒会たちと椿、一星、道久がいた。
〈椿〉悪いな、ここまで来てもらって。大事な話がある
〈要〉なんでここなん? スカイラーは?
〈椿〉その事で話す。生徒会にも話は通してある
〈要〉ふーん
〈椿〉この話はここだけにしといてくれ。文化祭の出し物だ。スカイラーは最近部室にも顔をださないし、学校にもあまり来れてない。それはオーストリアに音楽留学するから、迷ってて顔を合わせにくい。そこでだ、俺たちの出し物を内緒でスカイラーの背中を押すことにする。いいよな? 生徒会?
〈柄本会長〉ああ、構わんよ
〈椿〉ていうことだ。これはこの前音楽室で一星と俺で決めたことだが、バンドをしよう!
〈要・道久〉は? バンド?
〈椿〉そうバンド。運良く俺と一星は音楽でベース、ドラムをやってる。道久はピアノ弾けるし、要はギターが弾けるし、歌が上手い。音楽でスカイラーを前進させてやらないか?
〈道久〉なるほど
〈椿〉スカイラーは自信がないだけなんだ。俺たちにも言えないぐらい悩んでる。それを助けてやるのが俺らだ。部室じゃなくてここに集まったのは生徒会にも聞いて欲しかったから。あとは許可するため
〈一星〉そういうこと
〈要〉なるほど、また突拍子のない事言い始めたな。つばき、音楽はお前が思ってるほど簡単じゃないよ。それでもやるの?
〈椿〉ああ、わかってる。でもやるよ、スカイラーのために!
〈要〉わかった。なら今日から練習やな! あ、曲は決まってるの?
〈椿〉決まってる! あまり時間ないから2曲にする!
〈要〉わかった! じゃあ今日はその話しよ
〈椿〉よし! みんなありがとうな! 行こう! 生徒会、またな!
〈柄本会長〉頑張れよ! つばき
椿たちはバンドのことを考えるため、生徒会室を後にした。
〈柄本会長〉まったく、すげえ事考えるな、あいつは
〈二神〉そうですね、それで救われた人も実際いる……
〈柄本会長〉ん? お前いまなんだって?
〈二神〉いえ、なにも
〈柄本会長〉そうか
〈二神〉見ものですね、彼らがどんな音を奏でるのか
〈柄本会長〉どうした? 急にそんなこといいだして
〈二神〉なんでもないです。職員室行ってきます
〈柄本会長〉ああ、頼む
そういうと、二神は職員室に向かった。二神は椿になにか思うところがあるようだ。
椿たちは部室で曲の事やバンド、演奏、楽器について詳しく話していた。
文化祭での演奏は上手く行くのだろうか。
ー 74日目 文化祭準備編5 前進させるために ー つづく。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!