大戸先生は、自分のマンションにつき、部屋を掃除した。大戸先生は女の子と付き合うのは初めてではないが、あまりその人と合わず、続かなかった。過去に1人だけ付き合ったことがあるみたいだ。凄くういういしい大戸先生が見られる。
大戸先生は掃除を終え、ファブリーズをして、千代先生を迎えにいった。メールでは、もう電車に乗って、もうすぐ、目的地に着くそうだ。
大戸先生は、その目的地に向かった。
大戸先生のマンションは、初石駅の近くだ。大戸先生と千代先生はその駅裏に待ち合わせをしていた。
先にその待ち合わせ場所についたのは大戸先生だ。
そして、その2、3分後に千代先生は来た。
〈大戸先生〉では、いきましょうか?
〈千代先生〉はい!
5分ぐらい、あたりを気にしながら気をつけてマンションに向かった。
ちなみに大戸先生のマンションの名前は初石ガンマ・マンションの509号室だ。
駅から、5分ぐらいのところにある。初石駅から谷武高校のある柏駅までは大体10分ぐらいだ。
近いし、部屋も広いし、家賃も休めだそうだ。
〈千代先生〉わあ!ここですか!?以外に近いですね!
〈大戸先生〉え、ええ!遅刻とかを考えて
〈千代先生〉そうですよね?私も朝弱くて
〈大戸先生〉そうですよね!ぼくもです!あ、どうぞ、お入りください!
〈千代先生〉お邪魔します
千代先生と大戸先生は部屋に入り、とりあえず、千代先生をリビングにある普段使っている丸い椅子に座らせ、飲み物を出した。
〈大戸先生〉飲み物はなにがいいですか?
〈千代先生〉んー、苦いもの以外で
と、ニコッとした。
その言葉を言われた瞬間、大戸先生はドキッ!として頭がくらくらし始めた。
大戸先生がふらふらしていると、千代先生が心配をした。
〈千代先生〉だ!大丈夫ですか!?
と、椅子から立ち上がる。
〈大戸先生〉はい!大丈夫です!座っててくたさい!
〈千代先生〉あ、はい。わかりました
まだ、数分だが、もう大戸先生の心は千代先生の笑顔という銃弾に撃たれ、やばい状態。
〈大戸先生〉え、えーと、紅茶です、ミルクティーです
〈千代先生〉わあ!ミルクティーですか!?好きなんです!ふふふ、ありがとうございます!
と、またニコッとして大戸先生をみた。
そして、大戸先生はうわっ!と言って倒れた。
〈千代先生〉え!大戸先生?どうしましたか??
と、千代先生は慌てて大戸先生を心配した。
〈大戸先生〉だ、大丈夫...です。ははは、ちょっと椅子の立て付けが悪かったのかな?
〈千代先生〉そう、ですか
と、再び椅子に座る。
10分ぐらいたつが、二人ともコアラ並みに静かに、話さなかった。
〈大戸先生〉(え、えーと。なに話そう?こういうときなに話すの?どうしよう?)
〈千代先生〉(や、やばいわ、なにか話さないと...どうしよう?)?
〈大戸先生〉(ん?待てよ?たしかこういうときはデートの話とか、するのが効果的とかどっかの本に書いてあったな?)
(注)ウソです。どうか、温かな目でみてください。
〈大戸先生〉千代先生
〈千代先生〉え?はい
〈大戸先生〉トンボの話をしよう(まちがえた!)
〈千代先生〉へ?トンボ?
〈大戸先生〉あ、あ、あ、はい。えーと、トンボって、早くてカッコいいですよね?
〈千代先生〉ちょっとよくわかりませんわ。トンボはあまりみかけないですし、季節外れですし
〈大戸先生〉(ですよねぇ!?!?)
〈千代先生〉あ、あの...
〈大戸先生〉ん?はい
〈千代先生〉あの、付き合ってるので、な、なまえで名前で呼んでほしい、です。もう、が、学校ではないので
すると、大戸先生の心に先ほどとは違う意味の大きな銃弾がドキューン!!と心にバズーカーなみの銃弾を撃たれた衝撃を受けた。
〈大戸先生〉うぉ!!
と、再び椅子から転げ落ちる。
〈千代先生〉え!?大丈夫ですか!?さっきからどうしましたか?
〈大戸先生〉いや、大丈夫です。また、椅子の調子が悪くて...(やばい...あまりの可愛さに死ぬところだった!)
〈千代先生〉あの、だめですか?なまえ
〈大戸先生〉だめじゃないですよ?紗々ちゃん
〈千代先生〉さ、ささってよんでください
と、恥ずかしながらもじもじしながら言った。
〈大戸先生〉(なんなんだ?このうぶな可愛さは!?)
〈大戸先生〉さ、紗々!
すると、瞬く間にパアアッ!と千代先生は笑顔になる。本当に死にたくなるような可愛さだ。
〈大戸先生〉なんか安心するな...(笑顔の可愛さに)
と、小声で言った。
〈千代先生〉え?
〈大戸先生〉なんか安心します。その笑顔に。見るたびにいつも元気をもらってます。あの、なんか今日はすみません…… 俺、女の子と付き合ったことが1回しかなくって、どうしたらいいのか分からなくなって...
〈千代先生〉そうだったんですね…… 私もです。まあ、私は付き合うのは航さんが初めてですけど
〈大戸先生〉そうなんですか?なのに、すみません
〈千代先生〉ううん、話してくれてありがとう。私たちはこれからでしょ?これから前進すればいいと思うよ。航さんは気を使いすぎなんです!
〈大戸先生〉紗々ちゃん、ありがとう...わかった。あ!そうだ!デートの話をしようと思ったんだ
〈千代先生〉おっ!いいですね!私たちの初デートはどこかしら?
〈大戸先生〉その話を今から聴いてくれますか?
〈千代先生〉ええ、是非
二人は見つめながら優しい空気に包まれ、初デートの話をした。
ー 24 職場恋愛2 包まれる感情 ー つづく
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