リオンは、自分がいた国ではあり得ない薄灰色の髪に、今は閉じられていて見えないが、影がさした緑色の瞳を思い出した。
まだ肌寒い中で、薄い布団を巻き付けるようにして眠る少女に庇護欲が沸いたのはきまぐれだったのだろう。
布団を取ろうとすると、寒さからか、ぎゅっと握りしめ、さらに巻き付けようとする少女に、酔いも手伝ってムラムラと欲がわいてきた。
リオンは欲望のまま、少女にのし掛かり、布団を無理やり剥いだ。
ぶるり、と寒さで震える少女の躰を見下ろし、首筋に舌をはわす。
眠りながらも、「んっ」と反射的に吐息をもらす少女に益々欲望をつのらせ、リオンは愛撫を続けた。
少女の耳たぶを甘噛みし、舌先で唇を舐める。反対の耳に舌をつきいれながら、少女の起伏の少ない胸をまさぐった。
「ふっ、あっ、ん」
普段なら、その起伏のなさで萎えるのだが、お酒とは恐ろしいもので、今は気にならない。
それよりも、漏れでる吐息の声の高さと甘さに気分が高揚した。
寝ていて力が入っていない唇を舌を使ってこじ開け、深いキスをする。
片手はベッドについていたが、もう片方の手は胸を揉み、時折先端の赤い蕾をきゅっと摘まんだり、クリクリと転がしたり、押し込んだりと、遊んでいた。
「ん、っ、あ、んーっ」
息が苦しい。それに、じんじんと、変な感じがする。
はっ、と目を見開き、少女が目をさますと、リオンが自分にキスをしていた。
「あっ、っ、やめ!」
起きてそうそうの光景にびっくりして、慌ててリオンの体を押しやろうとする少女の腕をリオンは掴み、ひょいとまとめると、少女の服で縛って固定してしまった。
「あ、あの、っあ、リオン様、これは‥?」
必死に状況把握しようと、訪ねるが、リオンは解れ、とばかりに愛撫を再開した。
「あ、リオン様、話をっん、あっ」
今までろくに行為の時に愛撫を受けていなかった少女は、自分がなにをさせれているのか解らず、頭を嫌イヤとふった。
もちろん、リオンは気にもとめなかったが。
リオンは、そのまま舌で、胸の蕾をなぶり、手をいやらしく胸の下、腹、お臍、腰と滑らせた後、顔を離して少女の足を割り開き唯一残っていた下履きを、さっと脱がせた。
じー、と少女の陰部を観察しながら、そこが確かに潤んでいるのを確認する。
「リ、リオン様、見ないでください‥」
今まで、痛さが勝ってあまり恥ずかしいとおもわなかったが、愛撫され、恥ずかしい自分の陰部を観察されて、少女は涙目になりながら、見ないでと懇願した。
その懇願は、たがの外れたリオンに火をつけるだけだったのだが。
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