ソル王国の外交官を務めていた「ピオッジャ=コレルリ」は「彼のいるところに太陽無し」と言われるほどの雨男であった。
それゆえ30年近い雨にうんざりしたソル王国の王セレーノは彼の外交官としての任を解くと同時に国外追放処分をしてしまう。
だがピオッジャは直後砂漠の国デラッザに拾われその才能を思う存分生かして「乾ききった国に恵みの雨をもたらした英雄」として最終的には王族の仲間入りを果たす。
一方ソル王国は長く続く晴れ、というよりは干ばつが起きてしまい、セレーノは「日でり王セレーノ」という名でソル王国史上最悪の暗君として歴史に名が残ってしまう。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!