「宝石使い」
それは宝石の持つ魔力を少女という形で具現化し、使役する能力。宝石さえあればいくらでも無敵の軍隊を作り出せる能力は余りにも危険で、王侯貴族ですら手におえないものだ。
それゆえに彼らは平民から宝石を取り上げた。「王侯貴族以外で宝石を持つものはいかなる理由があろうと死罪に処す」という法律を作って。
時は流れ、その法律が出来たきっかけを知る者が誰もいなくなった頃。とある宝石使いが勇者パーティの「捨て石」として捨てられようとしていた時、再び宝石娘が現れた。
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