今日も僕は、先輩の官能的な攻めに耐えられない

エロい先輩達に迫られる日々
九傷
九傷

えくす①.麻沙美先輩との甘い休日

公開日時: 2021年1月25日(月) 17:49
更新日時: 2021年7月7日(水) 06:41
文字数:1,842



 この頃の僕達は、休日になると麻沙美まさみ先輩の家に入り浸る生活を送っていた。

 それはもう爛れた日々を送っている……と思いきや、実際はそこまで酷い性活にはなっていない。

 流石のエロ魔人達も、土日を丸々エロに費やす程の熱量は無い……というワケではなく、単に平日は平日でなんらかしらのエロスがあるから、休日は純粋に休むこともあるというだけであった。


 そんな日々を過ごす中、今日は伊万里いまり先輩が家族旅行中で、麻沙美先輩と二人で過ごすことになっている。

 抜け駆けは禁止! という伊万里先輩の要望もあって、平和な休日になる予定だ。



「ははっ、ジョネスは相変わらず元気だなぁ」



「ハァ、ハァ」



 麻沙美先輩の飼い犬であるジョネスは、何故か僕に凄く懐いてくれている。

 最初は抵抗のあったペロペロも、今では慣れたものであった。



「……いいなぁ、ジョネス」



 そんな僕達を眺めながら、麻沙美先輩が何故か羨むような視線を送ってくる。



「いやいや麻沙美先輩、羨む対象を間違っていません?」



 麻沙美先輩はジョネスのことが大好きだけど、意外にも関係はドライだったりする。

 決して仲が悪いワケではないのだが、麻沙美先輩が構い過ぎると、ジョネスはどこかに行ってしまうのだ。

 だから、こんな風にじゃれ合える僕を羨むというのならわかるのだけど……



「いや、間違っていないよ」



 そう言って麻沙美先輩が僕の方へ近づいてくる。

 これは、マズいながれかもしれない。

 だがしかし、今日は伊万里先輩との約束があるので、僕に手は出せないハズだが……



藤馬とうま君、私は舐めたい」



「な、何をですか!」



「そんなの、ナニをに決まっているだろう?」



 ナチュラルに会話が下ネタになるのはいつものことである。

 しかし、今日はそのままズルズルとエロい展開にはできない。



「落ち着いてください! 伊万里先輩との約束で、今日はそういうことしない約束じゃないですか!」



「ああ、アレか。アレは無効になったよ。ホラ」



 そう言って麻沙美先輩はスマホを操作して、二人のSNSのやりとりを映し出す。





 ―――――――――――



 麻沙美『伊万里、約束の件だが、やはり無しにしないか』



 伊万里『(; ・`д・´)』



 伊万里『駄目に決まってるでしょう!』



 麻沙美『逆に考えてみてくれ。もし伊万里が藤馬君と二人きりになったとき、二人のあま~い時間を過ごしたいとは思わないか?』



 伊万里『Σ(・ω・ノ)ノ!』



 伊万里『過ごしたいです!』



 麻沙美『そうだろう? 私がいないときは、二人で濃厚な時間を過ごせばいいさ。だから、お互い用事の際は譲り合いの精神でイこうじゃないか』



 伊万里『致し方ありませんね……。それで手を打ちましょう』



 ―――――――――――



 なん……、だと……



「っていうか! また当事者抜きで変な協定交わして! 僕にも話を通してくださいよ!」



「今通したじゃないか」



「通す前に政治的取引を行うのは反則です!」



「まあいいじゃないか。それとも藤馬君は、私や伊万里と二人きりで甘い時間を過ごすのは嫌かい?」



「うぐっ」



 ズルイ質問である。

 そんなの、嫌なワケがないじゃないか……



「ほら、イヤじゃないんだろう? なら、もうすることは決まったようなものじゃないか」



 そう言って麻沙美先輩は僕のシャツの裾から手を入れ、TKBを刺激してくる。



「あふっ!」



 数々の戦場で調教済みの僕は、それだけでほとんど無抵抗の状態にされてしまった。



「ふふ……、相変わらず藤馬君は、感じやすいね……」



 人差し指と中指で優しく挟まれ、コリコリと摩擦されると、自然と甘い吐息が漏れてしまう。



「可愛い声だ。それに、こんなにかたくしちゃって……。女の子みたいだね、藤馬君」



 麻沙美先輩はそのままシャツをたくし上げ、敏感になっている突起にむしゃぶりついてくる。



「ひんっ!」



 甘くねっとりとした快感が胸を広がっていく。

 それだけで僕の分身は戦闘モードへと突入してしまった。



「おや、柔らかいうちから楽しもうと思ったのに、これは失敗したなぁ……」



 麻沙美先輩は硬度を確認するように下半身に手を這わせる。

 その手つきがイヤらしく、体がビクビクと跳ねてしまう。



「では、折角だしこのままメインディッシュを頂いてしまおう」



 そう言って、麻沙美先輩は顔を下半身に近づけ、



 ジーー



 っとファスナーを口で下げてきた。



「ちょ、本当に駄目です! やめ、ぶわ、ジョネス! 邪魔をしないで!」



 なんとか快楽から逃れようとするも、ジョネスが邪魔で麻沙美先輩の動きを阻止することができない。

 このままでは……



「それじゃあ、いただきます♪」



「アッーーーーーーーーーーーーーー!」




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