「さぁ、ネレーアの身体を綺麗にしようねー」
石鹸を泡立てた手を伸ばし、ネレーアのDランクの胸へ。
おぉぉぉ……イイっ! すべすべムチムチで、柔らかさと弾力を兼ね備えた、究極の存在……おっぱいだ。
マーメイドたちから、ちっぱいを押し付けられるという地獄を味わった後だからか、尚更嬉しく感じてしまう。
「あはは……お兄ちゃん。くすぐったいよー!」
「だけど、綺麗にしないといけないからね。マーメイドはいつも海の中に居るけど、人間は水の中へ入る方が少ないから、念入りに洗わないといけないんだよ」
「そーなんだー。じゃぁ、洗ってくれたお礼に、後でネレーアがお兄ちゃんを洗ってあげるねー!」
な、何だってー!
なんとか言いくるめて、そういう話に持って行くつもりだったが、まさかネレーア自ら申し出てくれるとは!
どうする? 俺が素手で洗っているから、ネレーアにも手でしてもらうというのが、最も自然だ。
だが人間の文化に無知なネレーアだ。
女性が男性を洗う時は、おっぱいを使わなければならないと教えてみようか。
いや、違う。これは断固として教えるべきだっ!
「ありがとう、ネレーア。じゃあ、人間の世界での洗い方を教えよう」
「ん? お兄ちゃんがネレーアにしてくれているみたいに、手で洗うんじゃないのー?」
「それは、男が女の子を洗う場合だな。女の子が男を洗う時は少し違って、そのおっぱいを使って洗うんだよ」
「おっぱいを?」
「うむ。先ず、この石鹸を泡立てて、こうしておっぱい全体を揉む様にして泡を付けるんだ」
「うぅ……お兄ちゃん。くすぐったい……」
ネレーアがくすぐったさに我慢しているのか、モジモジと小さく身体を震わせる。
だが、全裸のネレーアのおっぱいを、正面から両手で鷲掴みしているんだ。
こんなの止められないっ!
「お兄ちゃん……もう、おっぱいは綺麗になったし、泡もいっぱいついたよー」
「もう少し。もう少し揉みこもう」
「ふぇぇぇー……人間って大変」
ネレーアの胸を揉みしだきまくり、十二分に堪能したので、もう少ししたら、この胸で俺を洗ってもらおうか。
「よし、もうちょっとだ。次はいよいよ、そのおっぱいで俺の身体を洗ってもらおう」
「うぅ……お兄ちゃん。ネレーア……もう、もう……ダメぇぇぇっ!」
そう言って、ネレーアが激しく身体を震わせ……
「えっ!? ネレーア!? どこへ行ったんだ?」
「もー! お兄ちゃんがいっぱいくすぐったくするから、変身魔法が解けちゃったよー!」
幼いマーメイドの姿になってしまった。
「じゃあ、今度はネレーアがお兄ちゃんを洗ってあげるね。おっぱいを使って洗うのが、人間のルールなんだよね」
「えっ!? ちょ、ちょっと待ってくれ」
「……兄たん。ラウラちゃんにも同じ事をする約束。でも先に、ラウラちゃんも兄たんを洗う。人間のルールで」
おい、待て。
ネレーアとラウラの二人が、ちっぱいに泡を沢山付け……くっ! 囲まれたっ!
流石にテレポートで逃げたら、ネレーアに示しがつかず、二度と大人の姿でお風呂に入ってくれないだろう。
あぁぁぁ……ちっぱいが、ちっぱいが迫ってくる!
変身魔法を……先に変身魔法を使ってくれっ!
「お兄ちゃん。ネレーア、洗うの上手ー?」
「……あ、あぁ。上手だよ」
「えへへー。褒められたー! もっと頑張るねー!」
俺がネレーアにした事をそのままなぞるように、椅子に座らされ、手の代わりにちっぱいが、俺の胸に押し付けられ、上下左右に動かされる。
「……兄たん。ラウラちゃんも洗うの上手?」
「はいはい。上手上手」
「……ちびっこマーメイドと対応が違う。不公平」
「いや、ラウラは……くっ、何でもない」
ラウラは人間に、おっぱいで身体を洗うルールなど存在しない事を知っているだろ! ……とツッコミかけたけど、ネレーアが居るので口に出来ない。
まさか、ネレーアのおっぱいを触り過ぎると、変身魔法が解けてしまうとは。
凄く幸せになれると思っていたのに、とんでもない罠が潜んでいた。
そして、
「……兄たん、約束。ラウラちゃんの身体を洗って」
「……はぁ。……へいへい」
「……タオルはダメ。同じ様に素手で洗う。……そう。んっ……もっと激しくしても良い」
「するかぁぁぁっ!」
湯船で泳ぎ出したネレーアを他所に、何故かラウラの身体を洗わさせられる事になってしまった。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!