第一章 パンドラの箱と21世紀ラグナロク
第二章 外道の騎士と吸血女帝:魔聖エルストス帝国
一人の少女パンドラの『異能』によって、世界中にありとあらゆる不可思議なものが現れた2020年の現代世界。
地獄と化した現代世界で、世界中の戦力を結集した超法規的軍隊『ハイぺリオル』が、世界の治安維持に努めている……そんな時代。
『ハイぺリオル』に属する日本帝国軍の少年兵士、新牙(あらが)とその仲間がパンドラを奪取するところからすべてが始まる。
突如として現れた巨大円盤『天国』とその主『ゼウス』。
ギリシャ神話の絶対神を名乗る異能の顕現によって、世界は、運命は大きく動き出す。
打倒ゼウスを掲げる『ハイぺリオル』率いる人類は、『天国』への電撃作戦――『天国殴り込み作戦(オペレーション・ラグナロク)』を敢行する。
そして、ゼウスとの戦いを経た新牙とパンドラたちだが、彼らは思う。
『神』とは? 『人間』とは? この『世界』とは?
あらゆる疑問の答えが『異世界』にあると感じた二人とその仲間たちは、それぞれの目的のために数多の『異世界』を放浪する。
守護女神アテナが支配する世界――『エル・リエ』。
女神カムペーが支配する世界――『タルタロス』。
これからもっと多く存在する『異世界』の果て――世界の謎を追い求める彼らに課せられるのは、
現代の守護者『ハイぺリオル』からの『世界の敵』という烙印だった。
物語は、異世界へと弾圧を開始した現代世界と、それを阻まんとする新牙たちの戦いへと移り変わっていく。
現代 VS 異世界
多くの謎をはらみながら、物語は世界を超える戦争へと発展していく。
これは、そんな激動の異世界転移物語。
※カクヨム様ほか小説サイトでも投稿しております。
たまにヘタクソながら、挿絵とかも描いたりします。