遠征してきた帝国に蹂躙されるとある王国。
王国の農村で暮らす天涯孤独の娘キャリーは、亡き家族の後を追うため自殺をしようとしていたが失敗ばかりしていた。
ある日キャリーは、自宅に侵入してきた手負いの帝国兵と出逢う。
帝国兵は村を焼き討ちし、虐殺を楽しむ悪魔と人々から恐れられていた。
キャリーは悪魔の帝国兵なら殺してくれるだろうと期待して、村人たちに見つからないよう秘密の看病を始める。
緊迫した看病生活の中、二人は言葉が通じないなりに心を通わせていく。
※エブリスタ、小説家になろうにも掲載。