底辺作家でも収益化したい! 小説家になろう→カクヨム→アルファポリス、そしてノベリズムへ…… 小説投稿サイトを旅する底辺作家の記録

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月澄狸
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アルファポリスで新機能「エール」が始まった! 読者が広告動画を再生し、その収益が作者に還元されるシステムらしい……?

公開日時: 2023年1月31日(火) 11:23
文字数:2,824

 2023年1月30日。アルファポリスに新機能が付いたというお知らせが届いた。読者が作者に「エール」を送れるというものらしい。


 最初にお知らせを見たときは、「いいね」的なものかと思った。

「いいね」には今まで振り回されてきたし、つい不毛ないいね合戦に時間を費やしたり、アクセス集めで興味もないのにいいね連打していると思われる人にモヤモヤしたり、自分自身のいいねの仕方も不誠実だなと悩んだりしていたので、アルファポリスに「いいね」はいらないんじゃないか……。と思ったら、「エール」はそういうものとはまったく違うようだった。


 エール機能については、「アルファポリスアプリ上のすべての投稿小説・投稿漫画・公式漫画の話の読み終わりに設置されたボタンをタップして広告動画を再生することができます。動画視聴による広告収益は、投稿インセンティブスコアとして作品の作者に100%還元いたします。なお、本機能によるスコアは通常の確定スコア付与のタイミング(毎月1回、10日頃)に合算されて作者に付与されます。」と書いてある。


 エールはアルファポリスアプリのみの機能であり、アルファポリスWebサイトでは動画再生できないそうだ。1ユーザの1日当たりの再生上限は、「1話につき1回」「小説・投稿漫画で合計3回」「公式漫画で合計3回」だそう。

 つまり読者が任意で広告動画を再生し、その収益を作者に贈れるというシステムか。これはすごい機能かもしれない。


 今まで、読者から作者に贈るといえば、「投げ銭」的な機能が多かった。私は投げ銭システムに夢見て、note・ノベリズム・カクヨムなどにいたが、投げ銭だと読者様がお金を出さないといけないので、ハードルが高かった。お金なんてそう簡単にいただけるものではないし、いつも読んでくださっている読者様に「投げ銭ください」なんて言いづらい。しかも、いただいたらいただいたで、貰いっぱなしなんて申し訳ない。投げ銭で稼ぐのは、私のような底辺作家には難しいことだった。


 それが「広告動画の再生」なら……? ちょっぴり時間を裂いてでもエールを贈りたいと思ってくださる方がいるかもしれない。そしてこちらからも、「投げ銭ください」とは言いづらくても、「宜しければエールください」くらいなら気軽に言えるのでは(言っていいのか?)。


 しかも作家側の仕様として「自身の作品で受け取ったエールの数については、マイページ上の作品管理(話一覧)から話ごとの累計数を確認いただけます。」「下記のアイコン横に表示しております。(エール動画アイコン)」「アルファポリス小説投稿アプリでもエール数をご確認いただけます。」と書いてあるので、おそらくだが、「誰から誰に贈られた」という通知はないのでは?


 広告動画を見るという一手間もあるし、回数制限もあるし、通知もなさそう、これならアクセス集めに利用されそうな心配もない。そして仮に何らかの意図があってエールを押されたとしても、報酬をいただけるなら文句はない。流石アルファポリス、やることが一味違うぜ!


 ……で、その動画一回分の再生って、どのくらいの報酬になるのだろう?

 10円? まさか。1円……でも多いのでは? いや、1円くらいなのかなぁ……。

 今までの投稿インセンティブが大体、毎月同じくらいの金額入っていたから、「広告のものが売れれば収益が入る」とかいう制度ではなく、表示回数制のはず。


 アルファポリスではいつも、漫画大賞に参加するだけで参加賞スコアを数百円、更新スコアを数百円貰えたりと、「こんなに貰っていいのか?」と思うほど太っ腹だ。このエールシステムも、私みたいな底辺作家からすれば「ちょいラッキー」くらいだろうが、人気作家さんともなるとエール数がすごくなりそうだし、アルファポリスの儲けになるのかどうか、ちょっと心配ではある。「動画視聴による広告収益は、投稿インセンティブスコアとして作品の作者に100%還元いたします。」って言ってるし……。


 でも経営者の経営状況とかシステムとか都合とかお金の流れはなんかよく分からないけど、エール機能はありがたい。「人気になれば今以上に稼げるのでは!?」という夢も増えたし。新規参入者増えるかなぁ。私の収益化研究連載の閲覧数が今少し増えているようだけど、これは新規参入しようとしている方が読んでくださっているのだろうか。





 アルファポリスでは読者用アプリと投稿用アプリが分かれている。

 私は今まで、読む方のアプリは入れていたけど、書く方は入れていなかった。文章はブラウザからでも書いたり保存したり投稿したりできて、特に不便さを感じなかったからだ。

 読む方は確か、マンガの表示確認をするために入れた。ブラウザから文章は問題なく読めるけど、マンガが読みにくかったので。


 今回、「書く方」のアプリを入れてみることにした。エール機能はアプリ限定ということなので、作者側アプリの方で、エール数などブラウザ版より詳しく確認できるのかと思ったからだ。


 アプリをインストールし、エール機能のお知らせを見に行くと、下の方に「小説投稿アプリでエール数を確認するには、アプリを最新のバージョンにアップデートしてください。」と書いてあり、「最新バージョンへのアップデートはこちら」と書いてあったので押してみた。が、よく分からない。

 アプリの「設定」から「アプリについて」という項目を見てみると、バージョンは「4.3.0」と表示されており、既に最新のようだった。エール数はどこから見るのだろう。


「投稿インセンティブ」から「見込みスコア」を見てみると、各作品のスコア数などがグラフで表示されていた。「1日平均:0.1」など、小数点以下の数字も表示されている。そこから各作品をタップすると、各作品の毎日の見込みスコアも確認できた。アプリにはこういうページがあったのか……。


 作品一覧を覗いてみたが、エールは特に表示されていない。まだ一回も受け取っていないからか。

 各作品をタップすると、エピソードごとのエール数が表示された。ざっと見たが、まだどこもエールが押された様子はない。


 このような各作品のエピソードごとのエール数は、ブラウザ版からでも見られた(私のはまだ全部0)。すべての作品のエール数を一覧や一括で確認できる方法があるのかどうかは分からなかった。


 エールが付いたことを確認できた日に見込みスコアを見てみたら、それがどのくらい上がったかによって、多少、金額の見当がつくかもしれない。エールに気づかなければ分からないが……。


 まだできたばかりの機能だし、今後色々改良されていくかも。楽しみだ。





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