ギルドというだけあって建物は大きく、内装も豪華だ。
ローズはオレとマヤを奥の応接室に招き入れた。
ソファーに座らせ、自らも目の前に座る。
「それで、あなたのいう家庭の事情とやらは何ですか?」
単刀直入に聞いてくる。
「……ええっと……」
口から出まかせですとは今さら言えなかった。
「はい? 何か理由があるんですよね」
そう、実は惑星調査のためにあっちこっち行かなきゃいけなくて、そのためにも冒険者の方が都合がいい――っていうやんごとなき理由があるのだが。
――無理。それ言っても絶対理解されない。
「もしかして、口から出まかせを言われたのですか?」
ローズはご機嫌斜めだ。
まあ、それはそうだろう。同じことをされれば、オレでもブチ切れる。
「それは……君と二人きりになるためさ」
仕方ない。ここは力技で押し切るしかない。
オレは魅了を発動させた。
前回のような愚は犯さない。
出力を弱めにして、相手を誘惑する。
これで、ローズを操りOKさせる。
それが、オレの作戦だ――決して行き当たりばったりではない。
「……ん♡ な、何をしたの?」
ローズの表情が変わった。
赤くなりとろんとした目でこちらを見ている。
ふむ。とりあえずは成功したみたいだ。
「さて、ローズ。オレたち二人の冒険者登録お願いできるかな?」
「いいえ……ダメです」
ローズは震えながら、首を振った。
うむ。さすが冒険者ギルドの受付をするだけのことはある。
たいした精神力だ。
オレは魅了を少しだけ強くした。
あごに手を当てくいっと顔を上げさせた。
「あん♡」
ローズが身悶える。
「ローズ。お願いだ」
「ダメなものは……ダメです……でも……」
ローズは立ち上がりオレの隣に座る。
なんかめっちゃ密着してきた。
魅了の力すげー!
「でも、私を満足させたら……考えが変わるかも……しれないですよ……」
なん……だと……
これは、いわゆる取引というヤツだ。
願いを叶えたくば、カラダを差し出せと……
優位的立場の濫用。
嗚呼、ここにもそういった風習があるのか。
悪しき風習だ。だが、郷に入りては郷に従えともいう。
ローズの手がオレのズボンに入り込む。
いかん。これは無抵抗なオレを弄ぼうとする魔性の女の目だ。
オレは抵抗しようとする……が、願いの為ためには仕方ない。
そう。仕方がないのだよ! ワトソン君!
ローズと目が合う。
何も言わずローズと唇を重ね合った。
「あ……!」
ローズの吐息がオレの耳を刺激する。
服の上からでもわかるボリュームのある胸を鷲掴みにした。
「そんなに強く揉んじゃ……やだぁ♡」
ローズがオレの聖剣をつかみしごき始めた。
負けてはいけない。
オレはローズのシャツを脱がす。溢れんばかりの二つの果実。その上にのったさくらんぼを優しく舌で転がした。
「私……ハジメテなので、優しくしてくださいね♡」
マジですか。
初物ですか!
オレは内心の動揺を隠しながらローズを脱がす。
「お兄ちゃんのお手伝いです!」
マヤが脱がすのを手伝ってくれた。というかマヤはすでに全裸だ。
「鍵はかけているからね。応接室だから大抵の音は遮断されているよ」
マヤ、ぐっじょぶ!
それからしばらく時間をかけて受付嬢ローズを真心こめて【説得】させて頂きました。
誠心誠意を込めたオレの説得に彼女は全身で応えてくれました。
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