何をやってもダメダメな学生貴族の落ちこぼれのアルファードはある日パーティーのリーダーから追放宣言を宣告される。粘りに粘るがパーティーメンバー全員から軽蔑された目で見られ反論もやむなしで追放が決定になった。さらに追い打ちを掛けて貴族の父からも追放処分を下される。これが12歳の出来事である。あれから六年父の知り合いの家で落ちこぼれとして育ったアルファードは全てに絶望していた。「もう死ぬかな」そう言って家の机の引き出しに入っていた銃をこめかみに当てて自殺を決意する。「死ぬの怖い」だが結局死が怖く死ねない。そんな日々を数週間繰り返した。それを見かねたメイドの女性がアルファードに苛立ちあるダンジョンへと無理やり連れて行く。「え? ここ何処」 「さあ死んできなさい」アルファードはダンジョンへと意味もわからず丸裸で放り出された。だがそこは何と現実の1秒が1000万年に感じる部屋だった。 「俺もしかして最強になれるんじゃ?」 これはたった10秒で最強になった少年が剣士として復讐し名を轟かせる冒険譚である。 ※小説家になろう様、カクヨム様でも投稿しております。