「名前を呼んで」
異能を抱え、長らく独り籠の鳥であった少女は、ある早朝密やかに出奔する。
もうこのままではいられない。
ここではない遠くへ。
自分の形を見失うその前に。
焦燥と、決意と、憧れ続けた外の世界への期待。
胸を焦がすいくつもの想いを道標にして、娘アリアは進む。
舞台は、人と長生種が共存する、森と湖の大公国。
異能の少女が抱く願い
そして志すものとは──?
※自サイトからの転載(改稿あり)
※小説家になろうにも掲載しています。