惰性で高校生活を過ごした心の弱い少年が気紛れで選んだ進路──それは陸上自衛隊。
そこで初めて味わった辛苦の数々。今にも砕けそうなガラスのハート。しかし少年は挫けない。歯を食い縛り、自らの左胸を叩き弱い自分を鼓舞する。
──そのハートは、決して砕けないガラスのダイヤモンド。