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「スライムの討伐、本当にご苦労様だったな」
「ああ、予想より大きすぎたからどうなる事かと思ったが、リキュアが復帰したおかげで何とかなったよ」
「それでも、リキュアを含めた三人のビショップの力でようやくコアを摘出できましたからね…。 リキュア抜きだと10人は必要かも…」
「それだけ、リキュアのビショップとしての力が強いわけだな」
スライムを討伐した翌日、レーツェルが『スカーレット』のギルドハウスにやって来た。 ケリンとアルマが対面に座って応対している。
そして、スライム討伐の労いと共に、ケリンとアルマから過程を聞いていた。
どうも、今回の戦いはリキュアの復帰が大きかったようだ。
「それで他の被害は?」
「リーベル公国に関してはスライムに関する被害はない。 だが、エリクシアは壊滅状態で、復興するにも人がいないからな。 そのまま廃墟になる可能性もある」
「ツケがでかすぎたな」
「ボクもそう思うけどね。 向こうもそれだけの事をしたわけだし…」
エリクシアの復興による人手がない事で、そのまま廃墟になる可能性に言及したレーツェル。
それに対するケリンとアルマは、淡白な反応だった。 特にケリンはされた事が事だけにいい感情を持っていなかったのだろう。
「それで、スライム以外の被害はありますか?」
アルマが話題を切り替えて、スライム以外の被害状況を聞いてきた。
「スライム以外だと…、エリクシアが放った刺客によって鉱山の町の『ステイシス』が乗っ取られた影響で、ミスリルが搾り取られたらしく、ミスリルの相場が値上がりしている」
「ええっ!?」
「不味いな…。 スライムに溶かされたアイシアの盾は、そこで購入した代物だからな…」
「そうだ。 盾だけでいえば、現在は10万ゴールドになっている」
「「高っ!!」」
レーツェルによるスライム以外の被害は、ミスリルがエリクシアによって搾り取られたために、相場が上がり、盾だけで10万ゴールドになった事で、アルマとケリンは驚いた。
アイシアの盾がミスリル製であるために、購入するには相当の依頼をこなさないといけなくなるからだ。
「まぁ、慌てるな。 実は今回の報酬の中に、相場が上がる前に買い取ったミスリスの盾があるんだがな、それを渡そうと思うんだ」
「いつの間に買い取ったんだ…」
レーツェルが相場が上がる前にミスリルの盾を買い取った事にケリンが呆れながらも聞いた。
「エリクシアがミスリルに目を付けて搾り取ろうと画策する前からだな。 あそこにも冒険者連盟の支部があってそれを乗っ取ってからミスリルをという形だったようだからな」
「ああ、その時か…。 よく買い取れたなぁ」
タイミングがエリクシアが『ステイシス』の冒険者連盟支部を乗っ取ろうとしたついでにミスリルに目を付けた時に買い取りを行ったようで、ケリンも納得していた。
「じゃあ、その盾はこっちで受け取っても構わないという代物なんですね?」
「そうだ。 明日中には届くはずだ」
「分かったよ。 アイシアにも伝えておくよ」
アイシアが使っていたミスリルの盾については目処が立った事で、アルマもホッとしたようだ。 ケリンもアイシアに伝えると言った。
「そして、それ以外の報酬も公国側からもたらされる予定だ。 お金とか他の武器も。 これも明日中には送られてくるから確認しておいてくれ」
「分かりました。 ありがとうございます」
それ以外の報酬も明日には届くという事で、アルマはレーツェルにお礼を述べた。
「何、公国を救った君たちの功績なんだ。 これくらいの報酬は当然だろ? それに…」
「子供たちの生活もあるからな…」
「そうだ。 特にここは孤児院も運営しているから、尚更な」
レーツェルもここ『スカーレット』のギルドハウスが孤児院も兼ねている事を知っている。 ケリンも孤児なので子供たちの事を考えている節がある事だって知っているのだ。
だから、今回の報酬はそれに適したものを用意することにしたのだろう。
「じゃあ、俺は事後処理の続きをしに公国に戻るよ。 暫くスライム戦の疲れを取るといい」
「分かった。 レーツェルも適度に休めよ?」
「ははは、善処するよ」
レーツェルはそう言って、ギルドハウスから出ていく。
二人は確かにスライム戦の疲れも残っている。 子供たちの世話も大事だが、まず自分自身の癒しが必要だろう。
「じゃあさ、明日報酬が届いたらボクと街巡りしない?」
「そういえば、街巡りなんてする機会がなかったな。 そうしよう」
「やった♪ じゃあ、報酬が届いたら早速出かけるからね」
「了解したよ、アルマ」
その後、ケリンとアルマは報酬が届き次第、街巡りをするという事で話がついた。
だが、ケリンは気付いていなかった。 この街巡りが、アルマとのデートを兼ねているという事を。
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