陽介と優輝は、リビングのソファでくつろいでいた。ここは俺ん家だぞ、まったく...
「陽介くん、優輝くん、わたしね、このバンドで行けるところまで行ってみたいと思ってる。このバンドに掛けてみたいの。
わたし、歌うことに尻込みしていたけど、自信のない自分は捨てようと思う!本気で歌う!
だから一緒に本気で上を目指してくれないかな」
来蘭が真剣に2人に頭を下げた
「それ、僕たちの方から言うつもりだったよ。
まさか来蘭ちゃんの方から言って来てくれるとは思わなかった。
僕の曲で、僕たちの演奏で、来蘭ちゃんに見たことない景色見せてあげる!」
と優輝が言うと
「初LIVE、ぶちかましてやろうぜ!!
他のバンドの度肝抜いててやる!」
陽介が息巻く
「あと数日しかないんだ、これはもう俺ん家で合宿だな!」
と言うと
「奏太それ、来蘭ちゃんを帰したくないだけだろ?バレバレなんだよバーカ」
陽介にはお見通しだった...
「よし!じゃあガレージ行ってリハだ!!朝までやるぞ!」
つい元バレー部の体育会系のノリになってしまう俺について来るのは陽介だけだった...
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