一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった

キミと駆け抜けたアオハルDays
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学級委員長と副委員長

学級委員長と副委員長

公開日時: 2021年5月29日(土) 14:39
文字数:664

教室に入り、お互いの席に着く。

「そう言えばそうちゃん!委員決めたとか言ってたけど、何委員にするの?」

来蘭が聞いてくる。

なんにも俺の構想は伝えてない。

「まぁ任しておけ」

と言うと、担任が入ってきた。

「よーし今日は、昨日言っておいたように委員を決めていくぞー!全員なんらかの委員についてもらう。どの委員も男女1名づつ計2名になるように決めていくからな」

前後左右の子達と相談し始めて、ざわつく教室内

「まずはこのクラスをまとめて行く学級委員長と副委員長からだなー、誰かやりたい奴はいるかー?」

よし来た!!

来蘭の手を掴み、勢いよく2人で手を挙げた!

「はい!俺が学級委員長やります!副委員長は来蘭がやります!」

「ちょ、ちょっとそうちゃん!聞いてないよ!」

慌てる来蘭

「おぉ!〈赤青コンビ〉でやってくれるか!学級委員長、副委員長から決まるなんてのは助かるな。よし、この後の進行は2人に任せよう。2人前に出てこーい!」

「行くぞ来蘭!」

来蘭の手を取り教壇に2人で立った。

予想通り、保健委員や図書委員あたりは人気で、希望が殺到した。

希望者が多かった保健委員希望のやつらを男女別に集めさせて、ジャンケンをするように指示をした。

「来蘭!決まったやつの名前を黒板に書いて行って!」

「う、うん、わかった。」

来蘭はちょっと不安げな顔をして戸惑ってる...

「来蘭?」

黒板を向いていた来蘭が振り返る

俺はそっと手を差し出した

来蘭は一瞬「?」って顔をしたが、笑って手を重ねて来た。

教壇の下で、みんなにわからないように手を繋ぐのは、ちょっとした秘め事のようでドキドキした。

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