一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった

キミと駆け抜けたアオハルDays
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公開日時: 2021年5月31日(月) 01:55
文字数:500

「あぁ...夢か...」

自販機横のベンチでうたた寝するなんて...疲れてんのかな俺...

来蘭は、自販機でコトンとひとつ飲み物を買って、俺の隣に座った。手にしていたのは紙パックのいちごみるく...

「お前好きだな、それ...」

「いいじゃん...」

「甘ったるいだけだろ?それ」

「そんなことないよ!美味しいよ?飲む?」

そう言って差し出す来蘭

「お前さぁ...間接kissとか気にしねぇの?」

「間接kiss? やだ紫音先生、なに女子みたいなこと言ってるの?」

そう言ってクスクス笑う来蘭の唇を、俺の唇で塞いだ...

「直接kiss...でも気にしないのかよ...」

「......」

「ちょっとは俺のこと意識しろよ...」

空の缶コーヒーをカランと捨て、呆然としてる来蘭をそのままに、その場を立ち去った。

廊下を曲がった所で頭を抱えてしゃがみこむ

いや、待て待て待て待て

何してんだよ俺!!

咲との会話は...夢...だよな...

来蘭との会話は...

夢であってくれー!!

頼むー!!

と、そこに、しゃがむ俺の頭の上から怒りに満ちた声が降ってきた

「今来蘭になにした?おい!何したんだよ!!」

顔を上げるとそこには来蘭の彼氏の姿があった...

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