第3世代ミニ四ガールズ 1ちゃんす!

仮想世界をハイスピードで駆け抜ける、少女たちのレーシング・ロマン!
1chance_jp
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SECTOR-4: RACE

公開日時: 2021年6月12日(土) 11:19
更新日時: 2021年6月13日(日) 16:00
文字数:979

-COURSE: SUPER SPEEDWAY OVAL

-LENGTH:3.2km

-LAPS:100

-WEATHER: SUNNY

-CONDITION: DRY


1P

-CAR:AERO THUNDER SHOT

-CHASSIS:AR CHASSIS

-TUNER: SUZUKAWA, AYUMI


2P

-CAR: FLAME ASTUTE

-CHASSIS:AR CHASSIS

-TUNER: AKAI, HIDEMI


LADYS, START YOUR MOTOR.

FORMATION LAPS…

SAFETY CAR IN THIS LAP…

GREEN FLAG!

GO!



LAP:1/100

 先手をとったのは涼川選手のエアロサンダーショット。ダッシュで有利なローハイトタイヤを履く赤井選手のフレイムアスチュートを強引に押さえて前へ出る。

 一周二マイルのオーバルコース、二台のマシンは時速四〇〇キロに迫るスピードで駆け抜けていく。

 第四ターンからコントロールラインへ。オープニングラップを奪ったエアロサンダーショットはトップスピードに乗り、ぐんぐんと差を広げていく。


LAP:45/100

P1 AYUMI

P2 HIDEMI <+20.428>

 涼川選手と赤井選手のラップタイム差は一周あたり0.5秒弱。二台とも安定したラップを刻んでいた45周目、涼川選手のエアロサンダーショットのラップがガクンと落ちる。

 大径タイヤを履くエアロサンダーショットは燃費に劣る。赤井選手がペースを抑えていたのではなく、涼川選手がオーバーペースということが明らかになる。


LAP:47/100

P1 HIDEMI

P2 AYUMI <+15.347>

 エアロサンダーショットのペースが落ちたことを確認した涼川選手は、マシンにピットインを指示。

 アンダーパネルが外れるARシャーシの利点を活かし、すばやいバッテリー交換でコースに復帰したが、ロスタイムは大きく、赤井選手がリードを奪う。


LAP:86/100

P1 HIDEMI

P2 AYUMI <+5.682>

 残り一五周を切り、涼川選手は追い上げるが全開走行はできない。万が一バッテリーを消耗し、二度目のピットインをしてしまえば負けが確実となる。一方で赤井選手も残り周回数とタイム差をチェックしながら、淡々と周回を続ける。

 バッテリー残量は数字で現れないため、お互いのペースを見ながらの緊張した時間が流れていく。残り周回は一〇周に迫った。

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