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服の乱れをチェックして、目の前のドアをノックする。
中の返事を聞いてからドアを開けた。
「拝慈! やほぴよー!」
手前の白いソファに座った日葉さんがわざわざ振り向き、笑顔を向けてくれた。
ローテーブルを囲むように座っていた4人の前に、4つの紙が置いてある。
「今ね、チャンネル名決めてたんだ! だからちょい待ってて〜!」
覗いてみると、それぞれの紙にタイトル案が書いてある。
「ふうん。この中だとこれじゃない?」
私はひとつを手に取り、京村くんに渡した。
「やらないかチャンネル、ね」
「え?」
みんなが紙を覗き込んでいるのを横目に、奥に余っているチェアに腰掛けて脚を組む。
「なるほ、ね〜」
京村くんがまじまじと紙を見ている隣のいをりんのうなじしか勝たん。
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