「天下を獲りに行く」
日本一の漫画家を目指していた獅子王和茶(ししおうかずさ)は、家族と山登りに行っていた道中に滑落事故に遭い、命を落とす。
夢半ばにして黄泉の国へと渡った彼女は、その才能を認められ、神へと転生することを打診される。
同じく才能に恵まれていた者たちとの激闘の末、見事、「神号」と言われる称号を手にした彼女は、人間の頃の記憶を捨てることを条件に、妖魔を駆逐する存在へと転身する。
与えられた神号は志那都比古神(しなつひこのかみ)。
風の魔力を司る神の1人だった。