第二部 ~夜明けの亘平編~はこちら↓
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「ネコカイン三原則」。
●人間は猫に安全でなければならない
●人間は猫の命令に服従せねばならない
●人間はそれに反しない限り自衛せよ
3020年、そこは至福の麻薬ネコカインにより、人類が猫に支配される未来。
『センター』それは地球を中心とした猫による支配システム。亘平(こうへい)は平凡な火星のサラリーマンとして鉱石採掘会社で働いている。そんな亘平のもとに、存在しないはずの『野良のこねこ』が現れた。
困り果てた亘平が頼ったのは荒くれ者の多い開拓団の人々だった。開拓団にかくまわれるようにして平穏な子猫時代を過ごす飼い猫のジーナと亘平。
しかし砂漠で謎の美女、怜(とき)と出会ったのをきっかけに、亘平は『センター』の秘密計画
に巻き込まれていく。亘平はジーナを守り切れるのか? 怜と謎のイニシャルとの関係は? ネコカインとはなにか?
そして人間を支配する『センター』の思惑とは……?
平凡な青年が人と出会い、恋をし、成長していく。
情熱的に恋したことのない男には、人生の半分――それも最も美しい半分が隠されている。【スタンダール】(訳:猫拾うって人生変わるよね)
【簡単用語かいせつ】 『センター』 地球を中心とした猫の支配する惑星系システム/ 『はじめの人たち』 2200年代後半に火星に逃れたひとたち/ 『火星開拓団』 2300年代後半に火星にコロニーを作った人たち/ 『火星世代』 2500年代以降に移民or火星生まれの火星のメイン市民
【簡単キャラかいせつ】 《僕(亘平)》 猫を拾ってしまった平凡な火星世代サラリーマン/ 《ジーナ》 亘平の拾ったねこ/ 《鳴子(なるこ)さん》 開拓団の占い師/ 《遥(はるか)さん》 鳴子の双子の姉。開拓団のエンジニア/ 《仁(じん)さん》 遥さんの息子でモグリの医者/ 《怜(とき)》 砂漠で出会った謎の美人/ 《珠々(すず)》 資料室で出会った可愛い女性/ 《オテロウ》秘密計画で会社に来ている《センター』の猫
ネコカイン・ジャンキー! は『小説家になろう』から転載しております。