箱根の山奥で暮らす本条高虎は、ある日帰り道で胎盤ごと産み捨てられた血まみれの赤ん坊を拾う。洗ってやると玉のような美しい少女であることがわかる。彼女に死んだ息子の名前「影虎」と名付ける。
月日が経ち、10年が経過する。
村の恒例行事である「夏祭り」が開催される日。影虎は浴衣を着て夏祭りに向かう。その途中、漆黒の刀を見つけてしまい……。