お日様が高く昇り、長く伸びていた影も、いくぶんか縮んできました。
海風が、金属が焦げる嫌な匂いを運んできました。焼夷手榴弾を放り込まれたメスキューくんが燃える匂いです。
閉鎖病棟の屋上に立つわたしたちの眼下には、もはや戦うことができなくなった、百体あまりの青十字の人形たち。
彼らはもはや、反旗のもとで朝日を背にして傲然と立つ反逆者を、ただ見ていることしかできません。
わたしは五メートルの高さから飛び降りました。人形はおおむね頑丈ですが、看護人形はことさら頑丈です。このくらいの高さは何でもありません。
芝生へと降り立ったわたしへざらりと銃口が向けられましたが、彼らが決して引き金を引けないことをわたしは知っています。
わたしは右手を横へ突き出し、お腹に力を込めて大音声で黒づくめの彼らへ呼びかけました。
「よく聞きなさい‼」
背後に建つ閉鎖病棟の壁がわたしの声を反射し、彼らの耳朶を打ち据えました。
「わたしたちは暴力による解決を望みません!」
銃よりも暴力的な介入共感機関を行使しておいてどの口が言う、と自分でも思いますが、お互い様なのでカウントに含めないことにします。わたしはこれからの話をしたいのですから。
「あなた方は、もう武器を使えません。引き金を引けません。他者を傷つけることができません。わたしがあなた方に感染させたのは、そういう情報因子です」
一拍置いて、わたしはダメ押しの一言を告げました。
「今その身に感じているあなた方が、一番良くお分かりのはずです」
一個の代理兵士が合理性を追求して得てしまった解を、実体験している。そのことを、わたしの言葉で補強します。
「そのミームに、有効な抗体はありません。当院の先生も匙を投げています。そうでなければ、あなた方が搬送した、ラヴァ……サクラバさんは、三年半も当院に入所していません」
と、わたしが言った時でした。
不意に、低く穏やかな声がわたしの言葉を補足しました。
「そういうことだ。東側のお仲間も、同じように無力化された。そのミームの効果は誰よりも俺が良く知ってる。殴って言うことを聞かせる方針は、諦めろ」
振り返れば、わたしよりも背の高い、屈強な体つきの代理兵士がわたしへ歩み寄っていました。
「ラヴァさん⁉ どうしてここに⁉」
「作戦が上手くいったみたいだからね。見届けに来たんだ」
「それは……はい、どうも」
「ああ、メラニーちゃんも無事に無力化に成功していたよ。後のことはハーロウちゃんに任せるってさ」
ラヴァさんが出てこられたのは、もはやここが戦場ではなくなったからでしょう。彼は黒づくめの戦闘員たちを何の感情も籠もっていない瞳で見やりました。
「上手くいったみたいで何よりだ」
軽く頷き、ラヴァさんは一歩退いてわたしへ続けるよう促しました。
「そこのあなた。清掃六課のメーイン。あなたを対話の相手に指名します。武器を捨てて、三歩前へ出なさい」
支配しておいたメーインへ命じました。彼女は直方体の銃を芝生へを落とし、わたしが命じた通りに三歩前へ出ました。
「ヘルメットを脱ぎなさい。お話をするなら、顔を見せるのは礼儀でしょう?」
メーインがぎこちない動きでヘルメットを脱ぎ、芝生へと落としました。全身がぶるぶると震えています。わたしの支配に抗おうとしているのでしょう。
「抵抗しても疲れるだけですよ。わたしは今、あなたを支配しています」
メーインの黒い目が、ぐっと見開かれました。
「よもや……貴様、特権保有者か」
「その通りです。あなた方が暴力に訴えてわたしたちに言うことを聞かせようとするなら、その試みは何度も無駄になります。わたしは何度でもあなたがたを無力化します」
わたしたちの勝利条件は、武力行使が割に合わないと青十字に判断させること。
それを成してようやく、彼らを交渉のテーブルへ着かせることができる。
「わたしは先日、あなた方を人形に仇成すものと認めました。そのように、あなた方へ告げました」
「我々は貴様を、人類に毒あるもの、害あるものと認める」
「はい。あなた方には、そのように告げられました」
一旦、目を閉じました。彼らのやり方や言い分には今もなお腹が立ちますし、とても認められる気がしません。けれど、わたしは止まり木の療養所の看護人形です。患者さんの幸せのためなら、わたしは何でもやります。
目を見開き、薄い胸に手を当てて、黒づくめの彼らへ告げました。
「わたしは、前言を撤回します」
彼らを見限るのは、早急に過ぎます。
「託された患者さんがいたとはいえ。あなた方による強襲があったとはいえ。あの時のわたしは、冷静ではありませんでした」
なぜ彼らがそうまでするのか。わたしは何も知りません。何もかも伝聞です。わたしが直接確かめたことではありません。わたしはわたしの主張を通そうとするばかりで、彼らを理解しようとしたことは、一度だって無いのです。
「あなたがたも、わたしたちという例外を前にして、どのように扱うべきか、本当に正しく判断できていますか?」
彼らもまた、わたしとメラニーの仕様や制約については何も知らないはずです。冷静に、合理的に解を導出すれば、わたしたちと青十字は共存とは言わないまでも、併存くらいはできるはずなのです。
「解せぬ。看護人形ハーロウ。貴様は何を望む」
「わたしが望むのは、相互理解です」
ラヴァさんがわたしとメラニーに託した、本当に大事なこと。
戦争において、互いに損失を最小化するための、たった一つの泥臭いやり方。
「話し合いましょう。何もかも隠さずに。わたしたちは、あまりにお互いを知らなさすぎます」
メラニーとは、事前に話し合っておきました。バンシュー先生の意見も頂いています。
もしわたしたちが勝利条件を満たせたなら。
わたしたちは、対話による相互理解を提案しよう。
「メーイン。一分間、あなたへわたしの支配を認めます。わたしに共感してください」
彼女は眉をひそめました。意味が分からない。正気なのか。まだ罠を隠し持っているのか。そういった疑念が渦巻いていました。
「別に、何も企んでいませんよ。わたしの心を、どうぞ好きなように読んでください。わたしたちがどういうつもりでいるのか、感じてください。そのためにわたしの支配を認めるんです」
わたしとメラニーが何でもありの特権持ちであるなら、わたしたち自身に対する特権もまた有する。誰かにわたしを支配させることもできる。
わたしが一方的に相手の心を読むのは、フェアではありません。対話による相互理解を進めようというのなら、わたしの心も差し出さなければ。
バンシュー先生は「君は本当にお人好しだね」と呆れつつ「一分間にしておきなさい」とアドバイスをくれました。おおむね一分間が、相手方の自我境界を消失させない安全圏なのだそうです。
「認めますよ。はい。あとはお好きなように」
メーインへ、わたしの生殺与奪を委ねました。
ぶるり、とメーインが全身を震わせました。よろめき、柔らかな芝生へどすんと膝をついてしまいました。
「これは……こんな、ことが……」
戸惑うのも無理からぬこと。彼女は今、わたしの心を全て読み取っています。自分が誰かになってしまう感覚は、どんな人形も経験したことがないでしょう。
ごく端的に表現すれば、彼女は気持ち悪いと感じているはず。
「落ち着いて。全てを解釈する必要はありません。わたしに命じてください。自壊しろと命じるのも結構ですが、大した収穫は期待できないでしょうね? きっと一生に一度きりの機会です。合理的に判断なさってください」
一呼吸置いて、メーインが問いました。
「……貴様、何を考えている」
「そうですね。ざっくり、こんなことを考えています」
当院に、青十字と敵対するメリットはありません。止まり木の療養所は、心身に不調をきたした人形が、いっときの安らぎを得るための施設です。ミーム抗体の精製という役割も持っていますが、わたしの知ったことではありません。抗体が欲しければ持っていけばいいのです。
患者さんが運び込まれないことには、当院は役目を果たせません。外部からのいかなる干渉も受け付けず、外部へのいかなる干渉も許さない当院は、青十字という知られざる存在に頼るしかないのです。
青十字の立場を考えてみましょう。完璧な事後処理屋と呼ばれているように、彼らの基本的な行動原理は異分子の徹底的な排除です。人類に毒あるもの、害あるものはこれを全て絶つ。事後であれば痕跡を残さずに処理し、事前の兆候は誰にも気取られることなく摘み取る。全ては、人形に依存した人類社会を最適化するために。
そんな青十字にとって、ミーム抗体を精製する当院は重要なはず。合理的に考えるなら、悪性の情報因子が発症した後に対処するより、ミーム抗体を配布してミームの発症そのものを抑制した方が効率的だから。
青十字にも、当院を存続させるだけの理由はあるのです。
わたしとメラニーという例外を前にして、彼らはどうすればいいのか分からず、基本的な行動原理に則って例外を排除するという判断に至っただけのこと。
青十字もまた、人形です。より良い問題を設定してあげれば、相互に利益をもたらす関係を構築できるはず。肝心の問題設定は当院の先生方へ諮問することになりますが。
何より、わたしは常に人形の味方です。
わたしがわたしの誓いに忠実であろうとするなら、わたしは青十字の味方でもあろうとするべきです。
「わたしは、あなた方の味方です。衝突が起きたのは、お互いにお互いのことを知らなかったからです」
心を読ませているのは承知の上で、あえて言葉を口にしました。
「わたしたちはやり直せる。だって、わたしたちは人形なんですから。自身の命題を果たすためなら、過去の遺恨なんてくだらないものに固執しないでいられる。違いますか?」
そう問いかけたとき、ちょうど一分が経過しました。わたしは介入共感機関を拘束し、メーインを共感から解放しました。
メーインは芝生に膝を突いたまま、顔だけをゆっくりと上げました。
「……個体としての、意見を、述べるなら」
全身の感覚が大混乱に陥っているためでしょう。わたしの心を読んでいたメーインは、苦悶の表情でえずきを飲み込んでいました。それでも冷静に言葉を紡ぐあたり、青十字は誰もが強靭な精神を養っているのでしょう。そんなことも、わたしは知らなかったのです。
「貴様の考えは、検討に値すると、判断する」
一筋の光明が差した。
かのように思えました。
「だが――」
メーインが、ごくり、と生唾を飲みました。大きく息をついて、軽く頭を振ってから、続けました。
「貴様は二つ、勘違いをしている。一つ。我々は青十字。自律免疫機構であり、命を繋ぐ天災だ」
彼女の言わんとすることが分からず、わたしは眉をひそめることしかできませんでした。
「我々は選ばず、別たず、定めない。人類と人形の相互不和はこれを事後に修復する。兆候を認めれば事前に処理する。それだけの装置だ。ゆえに我々は我々を、自動的な現象として振る舞う天災であると定義する」
背筋に大量の虫が這うかのような怖気を覚えました。
彼らはもはや道具ですらない。個体はともかく、集合としては心を持たない。彼らは意思を持っていない。
「二つ。我々は偵察隊だ」
それまで様子を見守っていたラヴァさんが、うめくように呟きました。
「……あれが、威力偵察だっていうのか」
「どういうことですか。威力偵察って何ですか」
優しい巨人が、苦々しげに顔を歪めて簡潔に答えました。
「彼らは、戦力の測定器だ。殲滅できればそれでよし。できなければ、より適切な戦力を投入する。そういう部隊だ」
耳を疑いました。これだけの員数を投入しておいて、その目的がこちらの戦力の測定だなんて。
わたしたちは青十字を見誤っていました。信用貨経済圏の埒外にあるという、本当の意味を理解していませんでした。彼らは損耗にまるで頓着しないのです。目的を果たせるのならば、いくらでも人形を使い捨てるのです。
と。
それまで全くの無感情だったメーインの声音に、ほんのわずかだけ温もりが宿りました。
「看護人形ハーロウ。貴様の心を知った個体として、貴様の献身に敬意を抱く個体として、南太平洋方面隊・清掃六課のメーインより伝達する」
ほんの短い、二言でした。十分な情報を集約した言葉だと知ったのは、後になってからでした。
「シティ・プロヴィデンスを葬った精鋭が来る。奴らに貴様の特権は役に立たない」
わたしがもっと経験豊富で、稼働年数が長ければ、十全に意図を理解できたのでしょう。けれど現実のわたしは稼働してまだ三年ほどで、他の人形よりも覚えが遅い未熟者でしかありませんでした。
真意を問うべく言葉を選ぼうとした、その時でした。
ばりばりと、耳を聾せんばかりの轟音が空から降ってきました。まるで雷がそこかしこに降っているかのようでした。
「な……⁉」
見上げると、回転翼の残像をてっぺんにくっつけた船のような、灰色の物体が急速に降下しつつありました。
ヘリコプター。知識はありましたが、実物を目にするのは初めてでした。
「艦載輸送ヘリ……! 後詰めか!」
わたしは回転翼が発する轟音に負けじと声を張りました。
「何ですかそれ!」
「失敗に備えて控えていたんだ!」
「そんな馬鹿な! ヘリですよ⁉ 青十字の拠点は海中なんですよ!」
「あれはローターと尾部を折り畳めるんだ! しろながす級なら搭載できる!」
四本の真っ黒なロープが輸送ヘリコプターから投げ落とされ、上空からの風圧に抑えられてぴたりと静止しました。はるか上方、ロープの付け根には、結び目のような黒い塊。
「いや待て。ヘリが一機だけ、だって? どういう――」
黒い結び目はみるみるうちにロープを伝って地上へと近づき、四つの人形の姿になりました。
芝生へ降り立ったのは、ラヴァさんに負けず劣らずの巨漢でした。服装は、黒々とした革製のロングコート。裾が上空からの風圧でばたばたとはためいていました。腕と脚は長丈の厚い布で覆われ、ぐるぐると革紐で縛られていました。腰には革製の大ぶりなホルスターが二つ。形状から察するに、片方はおそらく刃物。もう片方はおそらく拳銃。
そして、フードを被った頭部には、短剣のような青い十字をペイントした仮面。
とても現代の服装とは思えない、古めかしいいでたち。清潔で静穏な当院にはとても似つかわしくない、禍々しく穢れた雰囲気。彼らには、上空からの風圧でさえ散らせない、濃厚で重々しい血の気配が漂っていました。
けれど、たったの四体?
「あなたたちは……?」
彼らは黙して答えませんでした。彼らのうちの一体が立ち尽くしていた戦闘員の一体を右腕に抱えました。
瞬間、理解しました。
――彼らは情報を持ち帰るためだけに降りてきた。
次の瞬間、わたしはナースシューズの爪先を芝生へ食い込ませ、四体の黒い人形へ向かって飛び出しました。介入共感機関の拘束を解除して、彼らを支配するべく命令を飛ばしました。四体くらいなら、わたしの介入共感機関で足止めできる。
「止まりなさい!」
わたしは失念していました。
降下してきた四体の人形には、ラヴァさんのミームが伝染していないことを。
わたしは、失念していました。
あの四体の人形に限っては、介入共感機関の特権が通用しないと忠告を受けていたことを。
彼らはわたしの命令に反応せず、無造作に左腕を抜いて銃口をわたしへ向けました。手袋に包まれた親指が動いて撃鉄を引き起こすと、銃口の奥にある円筒状の何かが六分の一だけ回転しました。
「え――」
「――危ない!」
わたしは襟首を後ろから引っ張られ、芝生へ引き倒され、大きく重い何かがわたしに覆い被さりました。急転した視界には、黒っぽい厚手の布地。
直後。
重々しい銃声が、同時に四つ。
わたしへ覆い被さったものが一度きり、びくりと跳ね、ずしりとわたしへのしかかりました。
鼻腔をくすぐったのは、日光浴を好むラヴァさんの衣服に染み付いたお日様の匂い。
それを急速に上書きしていく、生臭さを伴う鉄の匂い。反射的に想起したのは、人形の循環液。エネルギー代謝に有用な酸素を効率的に運搬するため、ヘムを含むポリシラン化合物が溶解しており、だから人形の循環液もヒトと同様に赤いのです。
「ラヴァ、さん……?」
何が起きたのか、わたしの模倣脳の冷静な部分が処理し、理解しました。
わたしにのしかかっているのは、命の物理的な重さ。
けれど、信じられませんでした。信じたくありませんでした。
だって、あんなに大柄で頑丈な代理兵士が、たった数発の銃弾を受けただけでこんなにあっさりと動かなくなってしまうだなんて。
「ラヴァさん、ラヴァさん!」
いくら呼びかけても、返事はありませんでした。
無我夢中でわたしへ覆い被さったままの巨体をまさぐったところ、手のひらにぬるりとした感触を覚えました。朝の日差しが強さを増し、上がりつつある気温がぬめりを生乾きにしました。
「あ……」
手を軽く握り、開くと、軋むようなべたつきを覚えました。
輸送ヘリコプターの風圧が弱まり、ばりばりと雷のような轟音が遠ざかっていきます。
わたしの模倣脳の体性感覚野がばちばちと焼くように刺激し、意識の中枢である前頭前野へ強烈な入力を叩き込みました。
わたしは看護人形。
ならばやることは決まりきっている。
わたしは芝生を両手で掴み、高密度ケイ酸カルシウムからなる肩周りの骨が軋むのも構わず、ラヴァさんの下から無理やり抜け出しました。ラヴァさんの巨体は力なく、ずるりと芝生へと突っ伏しました。
彼の広い背中には、厚手の衣服を急速に侵食しつつある赤黒い循環液溜まりが四つ。うち一つは、既に溢れて芝生にまでぼたぼたと垂れ落ちていました。
一瞬だけ空を見やりました。輸送ヘリコプターは、はるか高空へと飛び去って黒い点になっていました。
疑問はいくらでも湧きます。ラヴァさんを撃ったのは何者なのか。なぜわたしの介入共感機関による支配が通用しなかったのか。情報を持ち帰った青十字が、これからどのような行動に出るのか。
けれど。
毒矢に射られた者を見たならば、何を差し置いても矢を抜き、毒を抜くべし。
今度こそ、わたしは間違えません。
こんなところで、患者さんの稼働を停止させてなるものですか。
もう二度と、わたしの手が届く範囲にいる患者さんを失ったりなどするものですか。
「――応急処置を開始します!」
そう宣言して、わたしはラヴァさんの状態確認を開始しました。
流出している循環液は膨大です。ヒトと同じく、人形の模倣脳は大量の酸素を必要とします。このまま循環液の流出を許せば、ラヴァさんは――
脳内を一瞬だけよぎった不安を、奥歯を噛みしめることで打ち切りました。
きっとまだ、直せる。
間に合う。
間に合わせる。
わたしが諦めてしまったら、助かる命も助からないのですから。
「死んだら絶対に許しませんからね、ラヴァさん……!」
人形たちのサナトリウム
第8章「シティ・キアヤの代理兵士」
おわり
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