地霊殿

(霧雨魔理沙)(闇魔理沙や霊夢…いつ迎えに来てくれるかな、)

(古明地さとり)魔理沙さん…？

(霧雨魔理沙)あ、さとり…

(古明地さとり)元気ありませんね？どうしたんです？

(霧雨魔理沙)いや…これは

(古明地さとり)ふむ……、良かったです。

(霧雨魔理沙)え？

(古明地さとり)良いお友達が出来たみたいで、私は心が読めますし、嫌な事ながら貴方の過去も読み取る事が出来てしまいます。でも、そんな私以外で分かり合えるようなお友達、何時作ったんですか？

(霧雨魔理沙)皆が…私の事待ってくれるから、

(古明地さとり)…そうですか。魔理沙さん、お悩みがあるのなら、私はお話相手になれます。でも、、心が読める人と話すよりは…一緒に答えを導き出してくれるようなお友達と考えた方が、いいですね

(霧雨魔理沙)なあさとり、

(古明地さとり)はい？

(霧雨魔理沙)博麗神社に行っても誰もいなかった…、

(古明地さとり)そうですか…、何処に行ってしまったんでしょう…

異界 幻想桜前

(博麗霊夢)…え？

霊夢の目指す桜の前には幼い少女が立っていた。赤いリボンをした、着物を着た少女が桜を見上げて

(少女)…貴方は？

(博麗霊夢)…霊夢

(幼い博麗霊夢)そうなんだ、私とお名前一緒だね？

(博麗霊夢)あんたは…ここに何をしに来てるの？

(幼い博麗霊夢)うーん、この桜を守るの

(博麗霊夢)え？

(幼い博麗霊夢)あのね。私のお仕事なの。私が此処に居るのは、貴方をまってたの

(博麗霊夢)私…を？

(幼い博麗霊夢)あの頭いい子なら此処に連れて来てくれると思った。でも……、「時間より早すぎた」

(博麗霊夢)時間…？

(幼い博麗霊夢)あれみて。

幼い霊夢は時計塔に指を指す。丁度、12時になるのを待つように

(幼い博麗霊夢)わかったかな、私、夜中にならないと戦えないの。

(博麗霊夢)私は…帰りたいの

(幼い博麗霊夢)なんで…？

(博麗霊夢)私は、皆のいる幻想郷に帰りたいの、あんなに楽しかった事…此処で起きるなんて思えない、だから私は！闇魔理沙と、絶対帰る！

(幼い博麗霊夢)「時間切れ」もう、帰れないわ

(博麗霊夢)…え？

(幼い博麗霊夢)12時を指したでしょう？この幻想郷、滅びちゃう。

(博麗霊夢)なん…で、、

(幼い博麗霊夢)わかんない！でも、滅ぼすのは貴方でも私でも闇魔理ちゃんでも巫女でもないわ！

霧雨の魔法使いさんだよ！

(博麗霊夢)まり…さ？

(霧雨 闇魔理沙)はっ…、お前…

(博麗霊夢？)はぁ…時間切れね 貴方賢いのに時間の使い方をわかっていないみたい。

(霧雨 闇魔理沙)…知らねぇよ

(博麗霊夢？)何でかしら。

(霧雨 闇魔理沙)此処幻想郷だろ、幻想郷はなんでも受け入れる、こんな私が受け入れられたんだ…

なら…

地霊殿

(霧雨魔理沙)…はっ

(古明地さとり)え？

(霧雨魔理沙)すげぇ昔の事思い出した…6年前の事なんだけどさ…

幻想桜前

(幼い博麗霊夢)…貴方、博麗の巫女？

(博麗霊夢)…そうよ

(幼い博麗霊夢)じゃあなんで…人間を怖がらせるの？

(博麗霊夢)……っ

(幼い博麗霊夢)血を吸うなんて、怖いじゃない！

(博麗霊夢)それは……、

5年前

(博麗霊夢)魔法使いになるの？

(霧雨魔理沙)うん！じゃないと霊夢と一緒に異変解決いけない！

(霧雨 闇魔理沙)あんま自分の事、人間離れしてるとか思わないでやってくれ、魔理沙が…、彼奴が悲しむ

(アリス・マーガトロイド)大丈夫よ。霊夢、貴方には友達沢山いるんじゃない！

(博麗霊夢)違う…

(幼い博麗霊夢)何が？

(博麗霊夢)私は人間離れしてない！博麗の巫女で、友達は沢山居る！！私の為に魔法使いになってくれるような友達が居るの！！

(幼い博麗霊夢)……ふーんそっか！時間切れなの、忘れてない？この世界で1番大切な人間殺しちゃうよ？

(博麗霊夢)(はっ…闇魔理沙！！)

(幼い博麗霊夢)でも行かせないよ？この桜…

(博麗霊夢)私は…確かにあんたと…一緒よ。でも！違うの！「夢想転生」！！！

(幼い博麗霊夢)しらない…こんなわざ……

(博麗霊夢)……夢想転生が、出来た…

昔

(八雲紫)いい？霊夢。夢想封印はとても簡単な技なの。でも、無双転生は自分の中にある闇を全部切り裂いたら出来る、ちょっと得意な技なのよ？

(博麗霊夢)……助けにいかなきゃ、

(霧雨 闇魔理沙)…くっ

(博麗霊夢？)あんたは…確かに強いわ？でも…根本的な何かを忘れてる

(霧雨 闇魔理沙)…なんだ？私が負けると思ってるのか？残念だがそんな事ないみたいだ。な？霊夢

(博麗霊夢)…そうよ

(博麗霊夢？)なんであんたがここに！？

(博麗霊夢)全部わかったの。私が博麗の巫女で居る理由が、血を吸う人間離れをしてる人間が、博麗の巫女に選ばれた本当の理由…

(博麗霊夢？)なっ、それは、阻害する魔法を…

(霧雨 闇魔理沙)なめんなよ？あの時(霊夢が桜に向かった時)私は解いといた。つまり。お前の負けだ

(博麗霊夢？)……余裕なんてないでしょ！！

(霧雨 闇魔理沙)あのなあ、簡単だ。お前なんかよりな私は

(博麗霊夢)最高なのよ

(霧雨 闇魔理沙)え？

(博麗霊夢)最高よ。闇魔理沙は。本来あんた側の妖怪のくせに…私を助けて

(霧雨 闇魔理沙)なっ、何でそれを！？

(博麗霊夢)話は後。まずは此奴をやっつけて、私達の幻想郷に戻る事！！