言う事をちゃんと聞いてくれる〇〇はいい子だね
小さい頃、大人の言う事を素直に聞くだけで『いい子』だと褒められた。
自主的に勉強をしたり、家事の手伝いをしたり……
大人に「いい子だ」と褒められたいために、いろんな事をした。
小学校へ行くようになり4年生、5年生と学年が上がるにつれ、計算をするのが面倒だと感じて電卓を使ってしまった事がある。
大人の意に反する行動をした時は決まって相手が不機嫌になり「ごめんなさい」という言葉を口にするまで無視され続けた。
そのおかげで、顔色を伺いながら相手の求めている正解を導き出すという"自分の意思を持てない人間"が生まれた。
周りが何気なく口にする『いい子』という言葉。
それが『(思う通りに行動してくれる都合の)いい子』という意味なのだと気付いた時には、人に嫌われる事を恐れて自分の意見が言えなくなっている。
自分がどう思うかよりも他人からどう思われるかが重要だと考えてしまうのだ。
何も言わずに大人の敷いたレールの上を走り続ける子どもは、果たして本当に『いい子』なのか?
他人の考えに左右されずに自分の意思をしっかりと持つ事が大事なのではないでしょうか。
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