魔法男子は珍しい世界で!!

大和綾
大和綾

第1章

プロローグ

公開日時: 2020年12月12日(土) 12:00
更新日時: 2020年12月15日(火) 18:00
文字数:1,209

僕が産まれるずーっと前 40年前の出来事の話である。

全世界である日、突然、10代から40代の女性が異能の力に目覚め、大暴れるという事件が起きた。

ただ、日本政府(あずま内閣)は対応が素早く特殊な鎮静剤(ベンゾジアゼピン系を100倍以上に濃縮し投与)により抑え込むことに成功したのだが… その中からネコ耳やウサ耳などが生えたり、エルフのような姿になるというよく分からない副作用が出たそうでマギサズ保護及び日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律と障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の改正等を行ったそうだ。



同時に日本政府は異能の力を魔法 異能の力に目覚めた女性をマギサズと呼称し、科学や医学、生物学などの様々な学術調査を行うも原因究明には至らず、10年もの歳月が流れたある日、地震と津波と共に後に明には至らず、10年もの歳月が流れたある日、地震と津波と共に災害異世界ディザスターハザード生物群クリーチャーズ 通称 ディザードと呼ばれるモンスターたちがその当時アメリカと呼ばれていた核保有国などを中心に80か国同時出現により、瞬く間に国が蹂躙じゅうりんされてしまったと言う。



もちろん、ただ、手をこまねいて見ていた訳では無く、通常兵器やミサイルなどを駆使して抵抗を図るも、一部のディザード以外は全く歯が立たず、大量破壊兵器(NBC兵器)の使用も検討する国も多少なりとも増えていったそうだが、日本国内でも東内閣の下、核兵器の開発、使用などが検討されるが連立与党である自由共和党や民主党、最大野党の自由民主主義党などや国民、有識者からの猛反対などがあって自衛隊に対ディザード部隊とディザード対策庁を設置 日本本土が危険になった時のために八名島を創ることなどの政策が取られることになる。



その一方でヨーロッパを中心に展開していた国連軍によるディザード侵略地域における大量破壊兵器を使用した大規模な軍事作戦が行われ、一時的ではあるがディザードの侵略を遅らせることに成功するも、ディザードに対して投下した大量破壊兵器の爆風や放射能汚染等によってもたらされた甚大じんだいかつ深刻なダメージは人類の予想を遥かに超えたものであった。



世界総人口約166億3150万人の9割に当たる約150.7億人の死者と行方不明者と六大陸(一部を除く)の支配権をディザードに奪われてから半世紀が経ち、日本政府及びアラスカ、イギリス、オーストラリア、マダガスカル、ニュージーランドの8の政府と地域は統合され、その際に未成年のマギサズには更屋敷財閥とDRO( ディザード対策研究機構 )の主導の下、八名共和国政府が樹立した。

その際、多国籍マギサズ専用教育機関であり、幼小中高大の特別一貫校の更屋敷八名魔法学園と普通科の更屋敷八名学院が設立された。

そこで学んだマギサズの多くが女性であり、男性はほぼ例外無くマギサズになれないのが常識中の常識であった30年間の年月が経ち…今、僕が…マギサズになったという物語である。


次回に続く


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