アナザーライフ・オンライン

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7日目

公開日時: 2020年12月8日(火) 01:55
文字数:6,833

他サイトに投稿している「アナザーライフ・オンライン」の19話「12」と20話「13」と21話「14」を一部改編したものです。

0.1/7


1時頃。

運営のウェブに書き込んでいるのであろう人たちが集まってきていた。

まず、昨日の深夜の時点で、名無しの戦士さん、名無しの初心者さん、名無しの賢者さん、名無しの美女さん、名無しのプレイヤーさんが何人かきた。

日付がかわるころに名無しの剣士さんがきた。

1時頃、名無しの双剣士さん、名無しの勇者さん、名無しの魔王さんがきた。

本名を呼び合うことは禁止されているらしく、名無しのプレイヤーさんは番号がふられていた。というか番号の方で呼ばれている。

可哀想だな。

何人か飛んでいる人もいる。

飛んでいるっていうのは、俺と同じで羽っぽく見えるやつがあって飛んでいる人たちもいるし、何か変な機械を使って飛んでいる人もいる。

そして、この十数名でモンスターに対して攻勢にでることになった。

俺もそのメンバーに名乗りを上げて、やることにした。

当然だな。

家を取り返さないと。

通帳とかは持ってきているけど、それでも家に帰れるなら帰れた方がいい。

それに、仕事もどうなるかわからない。

ステータスを見る。


<ヴァレント 種族:隼獣人

 HP89/89(109) MP157/157(69)

 力38(58-20) 耐久23 敏捷28 器用53(28+25) 知力42(20+22) 精神62(21+41) 運30(5×2×3)

 称号:幸運者 超幸運者 無慈悲

 所持スキル(6/10)

 ○刀術1.11

 ○火魔法1.43 【ファイアーボール】

 ○鍛冶1.08

 ○採掘1.52

 ○調教1.00

 ○飛行1.19

 ○射撃0.15

 ○樵0.14

 ○木工0.00

 ○空き

 装備

 頭部:空き

 右腕:ヴァレントの杖1(力-20 器用25 知力22 精神41)

 左腕:

 首:空き

 胴体(上):初心者のシャツ(+0)

 胴体(下):初心者のズボン(+0)

 右足:初心者の靴(右)(+0)

 左足:初心者の靴(左)(+0)

 インベントリ 78207円

 ○ワームの牙×1

 ○ワームの甲羅×1

 ○孵化器【クイックコッコの卵×1】×1

 ○硬い鶏肉×1

 ○鶏肉×1

 ○羽×7

 ○【白狼の結晶】

 ○ワーウルフの毛皮×2

 ○ワーウルフの牙×3

 ○犬の犬歯×1

 ○アダマンタイト×1

 ○初心者の刀×1

 ○木材×4

 ○野熊の毛皮×1

 ○ヴァレントの剣1×1

 ○初心者の剣×1

 ○初心者の杖×1

 ○初心者のつるはし×1

 ○鍛冶の七つ道具(梅)×1

 ○金×4

 ○銀×4

 ○火薬×2

 ○オルコリハン×4

 ○ダイヤモンド×2

 ○ラピスラズリ×2

 ○エメラルド×1

 ○サファイア×1>


問題はないな。

強いて言えば、防具関連が不安だ。


名無しの剣士さんが話し出す。

「いいか、作戦なんてものはない。誰がどこにいけっていう指示ぐらいはだすが、それぞれの戦い方を把握しておく時間はない。自衛隊も被害はどんどん増えていってるみたいだからな。一応、前衛か後衛かだけは聞いてまわるが、それだけだ。その場にいるメンバーで即席の連携をとってくれ。ゲーム内で戦ったことがないやつとか、装備が整ってないやつとかいるか?」

2人ぐらい手を上げる。

福岡にいたプレイヤーたちだ。

「主戦力は博多駅に突撃する」


それから、前衛か後衛かを全員にアンケートをとり、人数を考えてそれぞれ配備された。

俺は飛べる前衛かつ後衛という、珍しい戦い方らしく、まさかの主戦力に選ばれた。

戦闘能力はそこまで高くないはずだが・・・・・・。


主戦力は、名無しの剣士さん、名無しの双剣士さん、名無しの美女さん、名無しの賢者さん、そして、俺。

名無しの美女さんは魔法を極めていて(といってもまだ6日間だが)、剣士さん、双剣士さん、賢者さんを飛ばす。飛ばないと戦えない相手がいるし、博多駅にいくまでは比較的モンスターが少ない空中を進んでいきたいらしい。

ダンジョンの外にも飛行するモンスターは多く、飛べる人たちを多く主戦力にもってくることはできないが、だが美女さんがMP的に余裕をもつには4人を飛ばすのが限界なんだそうだ。

それで、よさそうな武器を持っていて飛べる俺が5人目に選ばれて、残りはモンスターの掃討。

4人と5人ってそんなに違うんだろうか。


「それじゃあ、行くわよ。【フライ】」

美女さんがフライを発動し、4人が飛ぶ。

俺も飛行を発動して追いかける。

戦闘開始だ。




※6.5


運営も口出しするスレッド

350:名無しの戦士

 現着


351:名無しの初心者

 現着

 すぐに戦士を殺します


352:名無しの美女

 よろしくね、初心者


353:名無しの戦士

 俺はいつになったら許されるんだよ


354:名無しの賢者

 福岡到着

 まさか戦士と初心者と同じ新幹線だったとは


355:名無しの美女

 私はその次の新幹線ね


356:名無しの剣士

 ってことは日付が変わる前ぐらいに到着したのか?


357:名無しの戦士

 違う

 1時間前ぐらいについたんだけど、スマホの充電切れ

 というかもう皆もたないんだよ

 俺はさっき充電できる場所をみつけたから今書いてる


358:名無しの初心者

 やっぱり駅を占拠されちゃうと、近くの駅でおりて徒歩しかないのできついですね

 道がわからないので充電なくなっちゃいますし


359:名無しの美女

 博多駅が見える場所に到着したわ

 スマホの充電50パー


360:名無しの初心者

 何でそんなに残ってるんですか


361:名無しの美女

 魔法


362:名無しの賢者

 本当にそんなのがあったらすがりつきますよ


363:名無しのプレイヤー

 現着

 電気代高いもんねー


364:名無しのプレイヤー

 現着

 ところでこの現着って絶対言わなきゃいけないの?

 美女さん以外現着っていってるし


365:名無しのプレイヤー

 名無しの美女、マジで美女だ


366:名無しの剣士

 俺もついたぞー

 福岡にはなんかすごい武器持ってるやつがいるな


367:名無しの賢者

 俺もさっきみつけた

 キラッキラしてる

 希少金属使ってそう


368:名無しの剣士

 主戦力にいれるか


369:名無しの双剣士

 現着

 勇者と魔王も一緒

 これで全員だ


370:名無しの剣士

 なら始めるぞー

 これ見てるやつも、福岡にいるやつは福岡青なんとか病院ってとこにきてくれ

 勉強不足で字が読めない


371:名無しの双剣士

 大丈夫、わかる

 駅の近くだろ


372:名無しの剣士

 ああ、そうだ

 そこがプレイヤーに無料開放してくれるっていうから、そこを拠点とする

 怪我人もそこに集めるぞ


373:名無しの双剣士

 了解









「【ファイアーボール】」


<リアルゴブリンを倒した!>

<リアルゴブリンを倒した!>

<リアルオークを倒した!>


モンスターが密集しているおかげで、一発のファイアーボールで何体も倒すことができる。


「【ウォーターボール】」

美女さんがウォーターボールを放つ。

「【ウォーターアロー】」

美女さんがウォーターアローを放つ。

やっぱすごいわ。

俺のファイアーボールとは比べものにならない・・・・・・こともない。

というか、俺のファイアーボールのほうが威力が高い気がする。

「ヴァレント君の装備すごいね。ただのファイアーボールがその威力って」

どうやらヴァレントの杖1がすごいらしい。

「ドロップしないんですね」

「さすがに、ゲームじゃないからしょうがないわ」

○○を倒した!っていうのは出てくるのに、ドロップはない。後で人力で回収しないといけないから面倒くさい。

「【ファイアーボール】」

「これあげるわ。使って」

美女さんに巻物を渡される。

見てみると、ファイアーアローと書かれていた。

「いいんですか?」

多分、ファイアーアローが使えるようになるものなのだろう。

「いいの。昨日たまたま見つけたんだけど、私、火魔法使えないから」

「ありがとうございます。いつか、お返しします」

「ちゃんと2倍にして返してね」

「え・・・・・・」

「冗談ではないわよ」

・・・・・・そうですか。

まあいいや。

とりあえず飛びながら巻物を読む。

巻物は、全てを読むだけでその魔法を覚えれるという単純なものだ。

「読んでる間ぐらい守ってあげるわ」

「ありがとうございます」


<火魔法1.44 スロット:【ファイアーボール】【   】【   】【   】【   】

 控え

 ○ファイアーアロー>


<ファイアーボール

 魔法中距離攻撃。

 属性:火

 使用MP1

 準備時間1s>


<ファイアーアロー

 魔法遠距離攻撃。

 属性:火

 使用MP5

 準備時間2s>


ほうほうなるほど。

ファイアーアローを火魔法のスロットにセット。

ステータスを確認。


<ヴァレント 種族:隼獣人

 HP89/89(109) MP156/158(70)

 力38(58-20) 耐久23 敏捷28 器用54(29+25) 知力42(20+22) 精神62(21+41) 運30(5×2×3)

 称号:幸運者 超幸運者 無慈悲

 所持スキル(6/10)

 ○刀術1.11

 ○火魔法1.44 【ファイアーボール】【ファイアーアロー】

 ○鍛冶1.08

 ○採掘1.52

 ○調教1.00

 ○飛行1.19

 ○射撃0.17

 ○樵0.14

 ○木工0.00

 ○空き

 装備

 頭部:空き

 右腕:ヴァレントの杖1(力-20 器用25 知力22 精神41)

 左腕:

 首:空き

 胴体(上):初心者のシャツ(+0)

 胴体(下):初心者のズボン(+0)

 右足:初心者の靴(右)(+0)

 左足:初心者の靴(左)(+0)

 インベントリ 78207円

 ○ワームの牙×1

 ○ワームの甲羅×1

 ○孵化器【クイックコッコの卵×1】×1

 ○硬い鶏肉×1

 ○鶏肉×1

 ○羽×7

 ○【白狼の結晶】

 ○ワーウルフの毛皮×2

 ○ワーウルフの牙×3

 ○犬の犬歯×1

 ○アダマンタイト×1

 ○初心者の刀×1

 ○木材×4

 ○野熊の毛皮×1

 ○ヴァレントの剣1×1

 ○初心者の剣×1

 ○初心者の杖×1

 ○初心者のつるはし×1

 ○鍛冶の七つ道具(梅)×1

 ○金×4

 ○銀×4

 ○火薬×2

 ○オルコリハン×4

 ○ダイヤモンド×2

 ○ラピスラズリ×2

 ○エメラルド×1

 ○サファイア×1>


よし、MPは問題なし。

ファイアーアローで多少MP消費量が増えても問題ないだろう。

火魔法の熟練度が上がればMPは増えるし。


さて。

ファイアーアロー。

「【ファイアーアロー】」


<リアルゴブリンを倒した!>

<リアルオークを倒した!>

<リアルホブゴブリンを倒した!>

<リアルダンジョンゴブリンを倒した!>


一気に四体も倒せた。

「すごいわね。じゃあ、もう一気に入口乗り込むわよ」

「やっと戦える!」

剣士さんたち前衛組は、さっきから全く戦うことができていない。

近づいてくるモンスターたちを俺と美女さんだけで倒しているからだ。

「入口付近多いわねー。爆弾でもあればいいのに」

「火薬ならありますよ」

「何でそんなの持ってるの?」

「掘ってたらでてきました」

「・・・・・・そう。もらっていい?」

「ええ、いいですよ」

火薬を2つとも渡す。

「ありがと。さっきのお返しってことでいいわ」

美女さんが何かをとりだして何秒かごそごそやる。

「【ファイアーアロー】」


<リアルバードを倒した!>


その間に近づいてくるモンスターを俺が撃退。

「できたわ。【調合】」

そこには、一目でわかる爆弾があった。手榴弾ってやつだ。

「すごいですね」

「火薬ってなかなか見つからないからできなかったけど、レシピはたまたま見つけたのよ。じゃ、投げるわ。耳塞いで」

軽いのりで手榴弾は落とされ、そして爆発した×2。

「よし、乗り込むわよ」

美女さんがフライを切り、ダンジョンの入口から入っていく。

「【ウォーターアロー】」

「【ファイアーアロー】」

入口の近くにいたモンスターを俺と美女さんの魔法で消す。


<リアルゴブリンを倒した!>

<リアルダンジョンオークを倒した!>


ようやくダンジョンに入って、戦闘開始だ。


直後。


「uwaaxaxaxtu!」


変な声が出た。

驚きすぎたんだよ仕方がないことだうん。


ムカデが大量にいた。

気色悪い。

「ちょ、逃げていいですか」

「ダメに決まってるじゃない」

はぁ。

「【ファイアーボール】」

ファイアーアローは直線的な攻撃しかできないが、ファイアーボールは少しだが面で攻撃できるからファイアーボールを選択。


<リアルシェンピベッドを倒した!>

<リアルシェンピエッドを倒した!>

<リアルウィークシェンピエッドを倒した!>


3体も倒せたし。

でもやっぱりファイアーアローより威力は低いらしい。

「【ファイアーボール】」


<リアルシェンピエッドを倒した!>

<リアルシェンピエッドを倒した!>


「痛っ!」

後ろから刺された。

痛い。

っていうかムカデに刺されたらやばいんじゃ・・・・・・。

ステータスを見る。


<ヴァレント 種族:隼獣人 付与:毒Ⅰ

 HP86/89(109) MP149/168(80)

 力38(58-20) 耐久23 敏捷28 器用56(31+25) 知力47(25+22) 精神65(24+41) 運30(5×2×3)

 称号:幸運者 超幸運者 無慈悲

 所持スキル(6/10)

 ○刀術1.11

 ○火魔法1.54 【ファイアーボール】【ファイアーアロー】

 ○鍛冶1.08

 ○採掘1.52

 ○調教1.00

 ○飛行1.19

 ○射撃0.31

 ○樵0.14

 ○木工0.00

 ○空き

 装備

 頭部:空き

 右腕:ヴァレントの杖1(力-20 器用25 知力22 精神41)

 左腕:

 首:空き

 胴体(上):初心者のシャツ(+0)

 胴体(下):初心者のズボン(+0)

 右足:初心者の靴(右)(+0)

 左足:初心者の靴(左)(+0)

 インベントリ 78207円

 ○ワームの牙×1

 ○ワームの甲羅×1

 ○孵化器【クイックコッコの卵×1】×1

 ○硬い鶏肉×1

 ○鶏肉×1

 ○羽×7

 ○【白狼の結晶】

 ○ワーウルフの毛皮×2

 ○ワーウルフの牙×3

 ○犬の犬歯×1

 ○アダマンタイト×1

 ○初心者の刀×1

 ○木材×4

 ○野熊の毛皮×1

 ○ヴァレントの剣1×1

 ○初心者の剣×1

 ○初心者の杖×1

 ○初心者のつるはし×1

 ○鍛冶の七つ道具(梅)×1

 ○金×4

 ○銀×4

 ○オルコリハン×4

 ○ダイヤモンド×2

 ○ラピスラズリ×2

 ○エメラルド×1

 ○サファイア×1>


何か毒Ⅰっていうのがでているんですが。

とりあえず刺してきた奴殺す。

「【ファイアーアロー】」


<リアルポイズンシェンピエッドを倒した!>

<リアルシェンピエッドを倒した!>


最近火魔法の熟練度の上がりが悪い。


ってかやばい。

後ろの方にモンスターが大量にいた。

急いでヴァレントの杖1をインベントリに直してヴァレントの剣1を取り出す。


パキィン


俺は持っていたものを見て呆然とする。

刀が、おられた。

「ボケッとしてんじゃねぇっ!」

「あ、すみません」

ゴブリンが俺に殴りかかろうとしていたのを双剣士さんが助けてくれた。

急いでインベントリから杖を取り出す。

初心者の剣を取り出してもいいが、あれはあんまり強くない。

「【ファイアーアロー】」


<リアルゴブリンを倒した!>

<リアルシェンピエッドを倒した!>


だんだん体が重くなってきた。

どうした、何があった。

ステータス出ろ。


<ヴァレント 種族:隼獣人 付与:毒Ⅰ

 HP41/89(109) MP141/170(82)

 力38(58-20) 耐久23 敏捷28 器用58(33+25) 知力47(25+22) 精神65(24+41) 運30(5×2×3)

 称号:幸運者 超幸運者 無慈悲

 所持スキル(6/10)

 ○刀術1.11

 ○火魔法1.56 【ファイアーボール】【ファイアーアロー】

 ○鍛冶1.08

 ○採掘1.52

 ○調教1.00

 ○飛行1.19

 ○射撃0.32

 ○樵0.14

 ○木工0.00

 ○空き

 装備

 頭部:空き

 右腕:ヴァレントの杖1(力-20 器用25 知力22 精神41)

 左腕:

 首:空き

 胴体(上):初心者のシャツ(+0)

 胴体(下):初心者のズボン(+0)

 右足:初心者の靴(右)(+0)

 左足:初心者の靴(左)(+0)

 インベントリ 78207円

 ○ワームの牙×1

 ○ワームの甲羅×1

 ○孵化器【クイックコッコの卵×1】×1

 ○硬い鶏肉×1

 ○鶏肉×1

 ○羽×7

 ○【白狼の結晶】

 ○ワーウルフの毛皮×2

 ○ワーウルフの牙×3

 ○犬の犬歯×1

 ○アダマンタイト×1

 ○初心者の刀×1

 ○木材×4

 ○野熊の毛皮×1

 ○初心者の剣×1

 ○初心者の杖×1

 ○初心者のつるはし×1

 ○鍛冶の七つ道具(梅)×1

 ○金×4

 ○銀×4

 ○オルコリハン×4

 ○ダイヤモンド×2

 ○ラピスラズリ×2

 ○エメラルド×1

 ○サファイア×1>


HP半分以下じゃねぇかっ!

これが毒の効果か、ってやべぇよ。

一旦退却しないと死ぬ。

「すみません、死にかけなので一旦戻ります」

「どうにかしたらすぐに戻ってきなさい」

「すみません。【飛行】」


魔物がいない安全な避難所にたどり着いたときには残りHPが21しかなかった。

結構やばい。

「すみませんっ!誰か毒回復が可能な方はいませんかっ!」

「あ、僕できますよ。付与されている毒のレベルは?」

レベル?

なんかついてるローマ数字のことでいいのかな?

「Ⅰです」

「【キュアⅠ】」

ステータスを見ると、毒の表示が消えていた。

残りHPは15、か。

危ない危ない。

毒Ⅰでこれなら毒Ⅹとかになったらいったいどんなものになるんだろうか。

「できればHPも回復させたいんですが、毒や火傷の回復でMPを使ってしまって、できません、すみません」

「いえいえ、毒を回復してくださっただけで十分ですよ」

でもどうしようか。

このHPでもう1回戦場に出るのはなかなかきついだろう。

うーん。

あ、初心者の剣でも振り回し続けるか?

刀術の熟練度が上がればHPも高くなるはずだし。


なんて考えながら。

俺は倒れた。

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